第1章 パルテナ再臨(前編)
セラ
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街全体が見える程まで降り立ち、街全体を見渡してみる。状況は最悪、メデューサの宣言通り、街の人々が冥府軍に襲撃されている。けれど、街の人々から歓声と呼べる声が自分の耳に届き、目を見開く。
「聞こえますか?地上の人々の声が!!女神パルテナの再臨を祝ってますよ!!」
「冥府軍に虐げられているのに、民は希望の光を捨てていないのですね。」
『無事そうで良かった…人々の思いを無駄にしてはいけませんね。』
「セラの言う通りです。彼等を守らなければなりません。」
歓声の正体は人々が女神パルテナの再臨を祝うものだった。人々が無事そうだと知った時、心の底から安心した。
メデューサが人間を嫌っているのは幽閉されている頃から知っていた。(と言うのもエンジェランドを侵攻した冥府軍がパルテナ様を幽閉した際彼女から聞いたのだが…)
人々に対し、どんな卑劣な行為をしてもおかしくない。だが、歓声が上がる程の元気は備わっている…最悪な状況に変わりはないが、取り敢えず安心していいだろう。
「人々の為になるべく多くの魔物を浄化しなさい。」
「『任せて下さい!!』」
パルテナ様の命に首を大きく縦に頷く。人々の希望を私達が摘んではならない…私達がパルテナ様と共に彼等を冥府軍から守らなければならない、冥府の女王メデューサの思い通りにはさせないんだから!!
「セラちゃん、背中は…任せたよ。」
『うん、ピット君も気をつけて。』
それぞれの思いを胸に私達はゆっくりと街へと降り立つ。手にしている神器を握り締め、待ち構える冥府の軍勢に立ち向かう為、歩行を進めて行った。
(To be continued)
「聞こえますか?地上の人々の声が!!女神パルテナの再臨を祝ってますよ!!」
「冥府軍に虐げられているのに、民は希望の光を捨てていないのですね。」
『無事そうで良かった…人々の思いを無駄にしてはいけませんね。』
「セラの言う通りです。彼等を守らなければなりません。」
歓声の正体は人々が女神パルテナの再臨を祝うものだった。人々が無事そうだと知った時、心の底から安心した。
メデューサが人間を嫌っているのは幽閉されている頃から知っていた。(と言うのもエンジェランドを侵攻した冥府軍がパルテナ様を幽閉した際彼女から聞いたのだが…)
人々に対し、どんな卑劣な行為をしてもおかしくない。だが、歓声が上がる程の元気は備わっている…最悪な状況に変わりはないが、取り敢えず安心していいだろう。
「人々の為になるべく多くの魔物を浄化しなさい。」
「『任せて下さい!!』」
パルテナ様の命に首を大きく縦に頷く。人々の希望を私達が摘んではならない…私達がパルテナ様と共に彼等を冥府軍から守らなければならない、冥府の女王メデューサの思い通りにはさせないんだから!!
「セラちゃん、背中は…任せたよ。」
『うん、ピット君も気をつけて。』
それぞれの思いを胸に私達はゆっくりと街へと降り立つ。手にしている神器を握り締め、待ち構える冥府の軍勢に立ち向かう為、歩行を進めて行った。
(To be continued)
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