第13章 月の静寂(後編)
セラ
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それなのに何故だろう。痼が残っている感覚がするのだ。これだけで仕舞じゃない、そう言われているような嫌な感覚は。
アロンの魔力で動いていた月の神殿は、力を失いじわじわと崩壊を始める。様々なトラップや煌やかに映った建造物も今は崩れ去る音を立てるのみとなった。地上へ残骸を散撒いている神殿から脱出を試みた私達は建造物をバックにして浮遊している。ピット君に至っては無論パルテナ様の力ありきだろう。
「任務完了!」
『やったね!』
「あれは……?」
「ん?なんですか?」
『どうかしたんですか?』
「アロンが脱出したのでしょうか。とにかく回収します」
改めて勝利の余韻に浸っていれば、パルテナ様が何かに気付いた。建造物を背後に浮遊していた私達は何も目撃していなかった為に後ろを振り返るが結局は後の祭りとなってしまう。思わず首を傾げてしまったがパルテナ様も深く考えずに自己解決させていた。ちょっとした議論を飛ばしてみたものの、答えは出ず仕舞いである。巨大な岩がこちらに接近していたみたいだし、これ以上会話を展開させる必要ないと直ちにパルテナ様が天界へ回収してくれた。私もアロンを討伐出来た喜びに寄り、得体の知れない存在が脱出を試みていたとは知る由もなく。この出来事が後々物凄い大事件に発展するとは誰一人予想だにしていなかった。
(To be continued……)
正直に言わせて下さい……………………長い。本当に長い。
書いている際はそんなに感じないのですが、文章を打ち込んでいる時はも〜う頻りに押し寄せてきます。いろんなものが(;´∀`)此処まで来てちょこっと安堵している所でもあります、まだまだ先は長いんですけどね(・o・)いや!頑張ると意気込んだので最後迄書き上げてやりましょうとも!
前置きはさておき。皆様如何だったでしょうか?今回外してはならない登場人物が出てきましたね!そう!ブラピさんです。久し振りのご登場だったのでね、結構悩みました(;・∀・)どうセラ嬢と絡ませるか、とか。結果ああなりましたが管理人自身楽しんで書いていた部分はあります(笑)書き終わった直後にふと“天使に血液等あるのだろうか……?”と疑問に思ってしまいましたが深く考えては負けな気がしますし敢えて触れないようにしようかな。なあんて(ー_ー)余談なのですがピット君とブラピさんが一対一で向き合うシーンを用意しましてですね。あれはなんとかブラザーズ(略して)なんブラから引用させて頂きました。勝敗が決まらなかった際にどっちが先に吹っ飛ばせるかというあのシステムですね。SWITCHでもお三方がメンバー続投しましたからね(*´∀`)喜ばしい気持ちを乗せて。
此処迄読んで下さってありがとうございました!
下におまけがございます。気が向きましたら。
by虹
ーおまけー
ブラックピットは、月の神殿から既に脱出し何処かの森林の中一番高い木の枝に腰掛けつつセラから貼ってもらった絆創膏を眺めていた。
「……セラ……」
自身が例えセラをパルテナ軍から引き離そうとしていたとしても彼女は決してブラックピットを突き放そうとはしなかった。いつもの彼女らしい態度……ありのままの姿で接してくれたのだ。絆創膏を握りしめるも、軟弱に思われたくないブラックピットは絆創膏を剥がそうとするのだが寸止めて思い留まる。セラに手当してもらった患部が温かい気がして勿体無い様な名残惜しい気持ちに支配されてしまったのだ。
「全く……俺らしくもない」
ふっと笑みながら月と星が瞬く世界を見つめる。思い描くのはセラの笑顔のみ。
「今日は月が綺麗だな」
その言葉はブラックピットの本心とも取れる一言だった。
(end)
アロンの魔力で動いていた月の神殿は、力を失いじわじわと崩壊を始める。様々なトラップや煌やかに映った建造物も今は崩れ去る音を立てるのみとなった。地上へ残骸を散撒いている神殿から脱出を試みた私達は建造物をバックにして浮遊している。ピット君に至っては無論パルテナ様の力ありきだろう。
「任務完了!」
『やったね!』
「あれは……?」
「ん?なんですか?」
『どうかしたんですか?』
「アロンが脱出したのでしょうか。とにかく回収します」
改めて勝利の余韻に浸っていれば、パルテナ様が何かに気付いた。建造物を背後に浮遊していた私達は何も目撃していなかった為に後ろを振り返るが結局は後の祭りとなってしまう。思わず首を傾げてしまったがパルテナ様も深く考えずに自己解決させていた。ちょっとした議論を飛ばしてみたものの、答えは出ず仕舞いである。巨大な岩がこちらに接近していたみたいだし、これ以上会話を展開させる必要ないと直ちにパルテナ様が天界へ回収してくれた。私もアロンを討伐出来た喜びに寄り、得体の知れない存在が脱出を試みていたとは知る由もなく。この出来事が後々物凄い大事件に発展するとは誰一人予想だにしていなかった。
(To be continued……)
正直に言わせて下さい……………………長い。本当に長い。
書いている際はそんなに感じないのですが、文章を打ち込んでいる時はも〜う頻りに押し寄せてきます。いろんなものが(;´∀`)此処まで来てちょこっと安堵している所でもあります、まだまだ先は長いんですけどね(・o・)いや!頑張ると意気込んだので最後迄書き上げてやりましょうとも!
前置きはさておき。皆様如何だったでしょうか?今回外してはならない登場人物が出てきましたね!そう!ブラピさんです。久し振りのご登場だったのでね、結構悩みました(;・∀・)どうセラ嬢と絡ませるか、とか。結果ああなりましたが管理人自身楽しんで書いていた部分はあります(笑)書き終わった直後にふと“天使に血液等あるのだろうか……?”と疑問に思ってしまいましたが深く考えては負けな気がしますし敢えて触れないようにしようかな。なあんて(ー_ー)余談なのですがピット君とブラピさんが一対一で向き合うシーンを用意しましてですね。あれはなんとかブラザーズ(略して)なんブラから引用させて頂きました。勝敗が決まらなかった際にどっちが先に吹っ飛ばせるかというあのシステムですね。SWITCHでもお三方がメンバー続投しましたからね(*´∀`)喜ばしい気持ちを乗せて。
此処迄読んで下さってありがとうございました!
下におまけがございます。気が向きましたら。
by虹
ーおまけー
ブラックピットは、月の神殿から既に脱出し何処かの森林の中一番高い木の枝に腰掛けつつセラから貼ってもらった絆創膏を眺めていた。
「……セラ……」
自身が例えセラをパルテナ軍から引き離そうとしていたとしても彼女は決してブラックピットを突き放そうとはしなかった。いつもの彼女らしい態度……ありのままの姿で接してくれたのだ。絆創膏を握りしめるも、軟弱に思われたくないブラックピットは絆創膏を剥がそうとするのだが寸止めて思い留まる。セラに手当してもらった患部が温かい気がして勿体無い様な名残惜しい気持ちに支配されてしまったのだ。
「全く……俺らしくもない」
ふっと笑みながら月と星が瞬く世界を見つめる。思い描くのはセラの笑顔のみ。
「今日は月が綺麗だな」
その言葉はブラックピットの本心とも取れる一言だった。
(end)
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