第11章 自然王ナチュレ(後編)
セラ
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空中に浮遊した力を利用しヒップドロップを繰り出して来る。間一髪の所難を逃れたピット君は、瞬時にロッカの背後に回り込み攻撃を仕掛ける……露になるオシリ。どうやら赤い部分がオシリであり、秘密と呼称出来る箇所らしい。
「背中が弱点か?!」
「むぅぅ!だからオシリを直しておけと!」
「それはいいこと聞いちゃった♪」
『重点的にオシリを狙えば良いのね!』
「な、なにか言ったかの……?」
どうやらピット君も背中に秘密があると勘付いたのか、赤く輝く体外部分を重点的に打撃を加える。私も彼に習ってロッカの背後を取り、遠距離から射撃を加えダメージを蓄積させて行く。何分間か前の戦闘だと明らかにこちらが劣勢しており、攻撃を喰らいがちであったが今は弱点を見つけ隙を与えず攻撃を仕掛けている。今度はこちらが優勢だ。戦闘開始時と比較してロッカの動きが徐々に鈍くなっているのが見て分かる。
『(あともうちょっと……!)』完全無欠の生物等何処にも存在しないと改めて思う。冷静に物事を分析すれば、必ず突破口が見えて来る事実さえも。だが、簡単にヤラレてくれる敵ではない。最後の最後迄諦めず、腕を地面に叩き付け衝撃波を喰らわせようとして来る。うまく回避してピット君がロッカへと畳み掛けるかの様に神器へ渾身の力を込めて薙ぎ払う。
「くらえ!シリシリ攻撃!!」
「やめるんじゃぁぁぁ!!」
命名“シリシリ攻撃”は、手を休めずにロッカのオシリに集中攻撃を繰り出す業。神器が得意な間合いでまたしてもダメージを重ねて行く。可能ならばもう二度とこの業を使用したくはない。ロッカからの攻撃をうまく躱し、ピット君は渾身の力を最大に込め、打撃を加えた。さすれば、耐えられなくなってしまったのかロッカの身体はぐらつきそのまま倒れてしまった。
「大勝利!!」
『やったあ!!』
「くそっ!次回にチャレンジじゃ!!」
剛力のロッカが浄化されて、私達の勝利は確実のものとなる。これで自然軍の勢力も少しは衰えると思いきやそれは甘い考えであったと思い知る、何故ならばナチュレちゃんが次の計略を既に企だてていたのだ。宣戦布告を私達にするべく、ナチュレちゃんの幻影が上空に浮かび上がる。
「フン。なかなかやりよるのう。じゃが、次の初期化爆弾がもう少しで完成するじゃろう。今度はどこに落としてやろうかの。楽しみじゃのう」
「待てッ!!」
自信満々に言い放ち、ナチュレちゃんの幻影は静かに消え去りそこは真っ青な空が私達の双眸に映るだけだった。今回の戦闘だけで自然軍の勢力が衰える……筈もなく初期化爆弾が投下されてしまうと無残にも知る羽目になる。人々に厄災が降り掛からぬ様に全力で止めなければならないが、何か妙案はあるだろうか……?顎に手を充て考えていると、天から光が射し込み私達の身体を優しく包み込む。天界、パルテナ様からの回収を知らせる合図だ。
「次の手を考えましょう。おもどりなさい」
私達は光に包まれ、瞬く間に天界へと帰還した。次回のミッションも初期化爆弾をどうにかしなくてはならなくなるだろう。真剣な表情を浮かべ、必ずや人々を守ろうと胸に留めた。もう二度とあんな光景を見なくて済む様に……。
(To be continued…)
皆様如何お過ごしでしょうか?風邪など引いておりませんか?
私事でございますが11章も無事に載せられてほっと安堵の溜め息を吐いている所でございますε-(´∀`*)ホッ今迄の自分を振り返るとかなりの更新率なのではないかと思います。何ゆえ亀更新である管理人、一ヶ月に一作ぐらいの頻度でございました。そう考えると自分でもびっくりですΣ(゚Д゚)個人的に気に入っているのは冒頭のやり取りと最初出す予定がなかったイケメン兵士でございます(笑)此処迄読んで下さってありがとうございました! by虹
「背中が弱点か?!」
「むぅぅ!だからオシリを直しておけと!」
「それはいいこと聞いちゃった♪」
『重点的にオシリを狙えば良いのね!』
「な、なにか言ったかの……?」
どうやらピット君も背中に秘密があると勘付いたのか、赤く輝く体外部分を重点的に打撃を加える。私も彼に習ってロッカの背後を取り、遠距離から射撃を加えダメージを蓄積させて行く。何分間か前の戦闘だと明らかにこちらが劣勢しており、攻撃を喰らいがちであったが今は弱点を見つけ隙を与えず攻撃を仕掛けている。今度はこちらが優勢だ。戦闘開始時と比較してロッカの動きが徐々に鈍くなっているのが見て分かる。
『(あともうちょっと……!)』完全無欠の生物等何処にも存在しないと改めて思う。冷静に物事を分析すれば、必ず突破口が見えて来る事実さえも。だが、簡単にヤラレてくれる敵ではない。最後の最後迄諦めず、腕を地面に叩き付け衝撃波を喰らわせようとして来る。うまく回避してピット君がロッカへと畳み掛けるかの様に神器へ渾身の力を込めて薙ぎ払う。
「くらえ!シリシリ攻撃!!」
「やめるんじゃぁぁぁ!!」
命名“シリシリ攻撃”は、手を休めずにロッカのオシリに集中攻撃を繰り出す業。神器が得意な間合いでまたしてもダメージを重ねて行く。可能ならばもう二度とこの業を使用したくはない。ロッカからの攻撃をうまく躱し、ピット君は渾身の力を最大に込め、打撃を加えた。さすれば、耐えられなくなってしまったのかロッカの身体はぐらつきそのまま倒れてしまった。
「大勝利!!」
『やったあ!!』
「くそっ!次回にチャレンジじゃ!!」
剛力のロッカが浄化されて、私達の勝利は確実のものとなる。これで自然軍の勢力も少しは衰えると思いきやそれは甘い考えであったと思い知る、何故ならばナチュレちゃんが次の計略を既に企だてていたのだ。宣戦布告を私達にするべく、ナチュレちゃんの幻影が上空に浮かび上がる。
「フン。なかなかやりよるのう。じゃが、次の初期化爆弾がもう少しで完成するじゃろう。今度はどこに落としてやろうかの。楽しみじゃのう」
「待てッ!!」
自信満々に言い放ち、ナチュレちゃんの幻影は静かに消え去りそこは真っ青な空が私達の双眸に映るだけだった。今回の戦闘だけで自然軍の勢力が衰える……筈もなく初期化爆弾が投下されてしまうと無残にも知る羽目になる。人々に厄災が降り掛からぬ様に全力で止めなければならないが、何か妙案はあるだろうか……?顎に手を充て考えていると、天から光が射し込み私達の身体を優しく包み込む。天界、パルテナ様からの回収を知らせる合図だ。
「次の手を考えましょう。おもどりなさい」
私達は光に包まれ、瞬く間に天界へと帰還した。次回のミッションも初期化爆弾をどうにかしなくてはならなくなるだろう。真剣な表情を浮かべ、必ずや人々を守ろうと胸に留めた。もう二度とあんな光景を見なくて済む様に……。
(To be continued…)
皆様如何お過ごしでしょうか?風邪など引いておりませんか?
私事でございますが11章も無事に載せられてほっと安堵の溜め息を吐いている所でございますε-(´∀`*)ホッ今迄の自分を振り返るとかなりの更新率なのではないかと思います。何ゆえ亀更新である管理人、一ヶ月に一作ぐらいの頻度でございました。そう考えると自分でもびっくりですΣ(゚Д゚)個人的に気に入っているのは冒頭のやり取りと最初出す予定がなかったイケメン兵士でございます(笑)此処迄読んで下さってありがとうございました! by虹
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