第1章 パルテナ再臨(後編)
セラ
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私は狙杖インサイトを、ピット君は最初の撃剣を手に…向かって来る魔物達を片っ端から浄化していく。
先程、街の上空から人々の歓声が聞こえて来たが、危険を察知したのだろう…街からは人の気配なるものは感じなかった。
『街の人達、間一髪で逃げたみたいね。』
「そうみたいだね。まぁ…そっちの方が都合良いけど…」
『思う存分戦えるものね~ピット君加減知らないし!』
「う…反論出来ない…」
歩行を進めて行くと、広場の様な場所に出る。中心部に噴水が設置されているのが印象的で、さしずめ噴水広場と言った所だろう。
冥府軍が攻めて来なければ、デートの待ち合わせ場所に最適だったのにこれではムードもへったくれもない。(デートする予定なんてないけれど)
打撃攻撃で冥府軍を浄化するピット君を余所に遠方で狙撃し、ピット君の援護に回る。バランス良く作られている撃剣と違って狙杖はどちらかと言えば狙撃重視なのだ。(まぁ中には打撃に適した神器も存在するが)
接近して魔物を浄化するのが主にピット君、遠方で彼が浄化しきれなかった魔物を狙撃し、浄化するのがこの私…これが私達のフォーメーションなのである。
「?!セラちゃん!危ない!!」
『…えっ?』
ピット君の声に我に返った私は(いつの間にか戦闘に集中していなかった)彼が指差した方向…背後を振り返る。
自分の目に飛んで来たのはボックンが私を攻撃しようと腕を振り上げている所だった。しかし私だってピット君同様強くなった…こんな所で簡単にやられる私じゃない。
腕を振り上げられ、攻撃されそうになったが、ぎりぎりまで引き付け素早い動きで躱し、射程距離を取り襲撃して来たボックンを射撃し、浄化する。どうやらトレーニングの成果は出ている様だ。
「…セラちゃん…?」
『?何?』
「いつの間にそんな強くなったの?」
『日々の特訓の成果!!努力すれば成果は実るんだよ!ピット君!!』
「うん、そうだね。」
ピット君が呆然としながら、私を見つめ問い掛けてきたからちゃんと質問に答えてあげたにも関わらず、何故か彼の機嫌が悪くなる。
冥府軍はちゃんと浄化し、パルテナ様の命はきちんと守っているのに、何故彼が機嫌を損ねる必要があるのか…全く真意が見えず、順調に魔物を浄化しながら頭上にクエスチョンマークを幾つも飛ばしていた。
「(僕がセラちゃんを守りたかったのに…!!)」
「(残念でしたね、ピット…。でも…本当に強くなりましたね…セラ。)」
先程、街の上空から人々の歓声が聞こえて来たが、危険を察知したのだろう…街からは人の気配なるものは感じなかった。
『街の人達、間一髪で逃げたみたいね。』
「そうみたいだね。まぁ…そっちの方が都合良いけど…」
『思う存分戦えるものね~ピット君加減知らないし!』
「う…反論出来ない…」
歩行を進めて行くと、広場の様な場所に出る。中心部に噴水が設置されているのが印象的で、さしずめ噴水広場と言った所だろう。
冥府軍が攻めて来なければ、デートの待ち合わせ場所に最適だったのにこれではムードもへったくれもない。(デートする予定なんてないけれど)
打撃攻撃で冥府軍を浄化するピット君を余所に遠方で狙撃し、ピット君の援護に回る。バランス良く作られている撃剣と違って狙杖はどちらかと言えば狙撃重視なのだ。(まぁ中には打撃に適した神器も存在するが)
接近して魔物を浄化するのが主にピット君、遠方で彼が浄化しきれなかった魔物を狙撃し、浄化するのがこの私…これが私達のフォーメーションなのである。
「?!セラちゃん!危ない!!」
『…えっ?』
ピット君の声に我に返った私は(いつの間にか戦闘に集中していなかった)彼が指差した方向…背後を振り返る。
自分の目に飛んで来たのはボックンが私を攻撃しようと腕を振り上げている所だった。しかし私だってピット君同様強くなった…こんな所で簡単にやられる私じゃない。
腕を振り上げられ、攻撃されそうになったが、ぎりぎりまで引き付け素早い動きで躱し、射程距離を取り襲撃して来たボックンを射撃し、浄化する。どうやらトレーニングの成果は出ている様だ。
「…セラちゃん…?」
『?何?』
「いつの間にそんな強くなったの?」
『日々の特訓の成果!!努力すれば成果は実るんだよ!ピット君!!』
「うん、そうだね。」
ピット君が呆然としながら、私を見つめ問い掛けてきたからちゃんと質問に答えてあげたにも関わらず、何故か彼の機嫌が悪くなる。
冥府軍はちゃんと浄化し、パルテナ様の命はきちんと守っているのに、何故彼が機嫌を損ねる必要があるのか…全く真意が見えず、順調に魔物を浄化しながら頭上にクエスチョンマークを幾つも飛ばしていた。
「(僕がセラちゃんを守りたかったのに…!!)」
「(残念でしたね、ピット…。でも…本当に強くなりましたね…セラ。)」
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