第9章 決戦!メデューサ(後編)
セラ
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「今です!目を!!」
「メデューサぁああ!!」
頭部は身体に戻るが、ダメージが蓄積されているのか悶える彼女に向けて私達は渾身の一撃を放つ。
「やった……!!」
パルテナ様からの歓喜を匂わせる言葉が耳に過ぎった次の瞬間、メデューサの身体は石と化し砂の如くさらさらと崩れ去って行った。メデューサが討伐されたからなのか地響きを立て崩れ去ろうとする冥府城。そこから導き出される答え、それは“長期にわたる戦いに終止符を打てた"この事実だった。冥府城から既に脱出して城が崩れ去る様を私達は飛行しながら見届けていた。隣に居る彼は完全に否定していたけれどもしもメデューサと分かり合える未来が存在していたのならばこういう結果にはならなかったのだろうかと頭の隅でちょっぴり考えていた。
「やりましたよ!パルテナ様!!」
「おめでとう!そしてありがとう。辛い思いをさせてしまいましたね」
『これで平和が戻りましたね』
「ああ、太陽の光があったかいなぁ」
「まぁ、ピットったら」
「「『あははははは』」」
漸くメデューサを討伐したのだと嬉々としながら話すパルテナ様の声を耳にしつつ、静かに再実感する。明日からまた光ある平和な一日が始まるのか…そう考えると夢の中にいる感覚に陥るが決して夢ではない。笑みを浮かべつつ、今日はご馳走を作ってあげようなんて考えていると何処からか声が聞こえた。
「おっと、待ってくださいよ」
「?」
「気のせいかしら……」
「待ってちょうだいったら」
『気のせいじゃない……?』
「フフフフフフフ」
奇妙な声と奇妙な笑い声。何処から聞こえて来るのだろう?疑問を解決させる為その声の主を探す。
「ハデス!!」
「『ハデス?!』」
然すれば何の前触れもなく出現する謎の人物。一体何者なのだろう。私もピット君も不思議顔。誰なのか分からないままでいるとパルテナ様が驚愕を含んだ声で叫んだ、ハデスと。
「冥府の主です。真の意味での」
「お待たせしましたねぇ。冥府神ハデス!ここに参上。ようこそ冥府へ、ピットくん。セラちゃん。そしてパルテナちゃん」
「ご存知だったのですね。光栄です」
「まさか天使ふたりでメデューサを倒すとはねぇ。お見事お見事。おじさん、びっくりしちゃった」
「……やけに軽い神様ですね」
“確かに"口調と言い、態度と言い、本当に冥府の主なのか疑う程。会話を聞いていても苦笑いを浮かべていたぐらいだ。しかし冥府神ハデスは信じ難い事実を平気で言い放った。
「だけど、メデューサちゃんったらホントは復活してなかったのよ」
「え?!」
『嘘…』
「このハデスさんが操ってみただけ。メデューサの思念を使ってね」
「何故そんな事を!!」
「だって恨みのパワーが強かったんだもん。パルテナちゃん、相当な事をしたんじゃないの?」
「否定はしません」
「まぁ いいや。そこはあんまり興味がないし。重要なのは!このハデスさんが冥府軍のみなさんと共に!みなさんにちょこちょこっとちょっかい出させていただきますよ、という事で」
「そんな!それは困ります!」
「ごきげんよう」
メデューサを操ってあそこ迄戦わせた冥府神ハデス。恐らく実力は相当。それでも私達は負けられない。新たな強敵を目の前に人々を守る為に戦う決意を固めた。
(To be continued )
さすがメデューサ決戦の章ですね(汗)ひたすら長い!(汗)これからの話に重要な関わりを持って来る冥府神ハデス、漸く満を持してご登場です(*´∀`*)今回はピット君とヒロイン、同時に話を展開させなければならない!違和感のない話の切り替え方はどうすべきか!そうか!同時進行型か!と二人が如何に冥府軍と対峙していくのか書き上げて行きました。今迄にないパターンを試みて新たな発見が出来た様に思います(´∀`*)今からまた新章に突入していく訳ですが一体ヒロインはどうなっていくのか、ピット君やブラピの恋模様などなども含めて楽しみにしていて下されば私としても嬉しい限りでございます(´∀`*)ここ迄読んで下さってありがとうございました!
by虹
「メデューサぁああ!!」
頭部は身体に戻るが、ダメージが蓄積されているのか悶える彼女に向けて私達は渾身の一撃を放つ。
「やった……!!」
パルテナ様からの歓喜を匂わせる言葉が耳に過ぎった次の瞬間、メデューサの身体は石と化し砂の如くさらさらと崩れ去って行った。メデューサが討伐されたからなのか地響きを立て崩れ去ろうとする冥府城。そこから導き出される答え、それは“長期にわたる戦いに終止符を打てた"この事実だった。冥府城から既に脱出して城が崩れ去る様を私達は飛行しながら見届けていた。隣に居る彼は完全に否定していたけれどもしもメデューサと分かり合える未来が存在していたのならばこういう結果にはならなかったのだろうかと頭の隅でちょっぴり考えていた。
「やりましたよ!パルテナ様!!」
「おめでとう!そしてありがとう。辛い思いをさせてしまいましたね」
『これで平和が戻りましたね』
「ああ、太陽の光があったかいなぁ」
「まぁ、ピットったら」
「「『あははははは』」」
漸くメデューサを討伐したのだと嬉々としながら話すパルテナ様の声を耳にしつつ、静かに再実感する。明日からまた光ある平和な一日が始まるのか…そう考えると夢の中にいる感覚に陥るが決して夢ではない。笑みを浮かべつつ、今日はご馳走を作ってあげようなんて考えていると何処からか声が聞こえた。
「おっと、待ってくださいよ」
「?」
「気のせいかしら……」
「待ってちょうだいったら」
『気のせいじゃない……?』
「フフフフフフフ」
奇妙な声と奇妙な笑い声。何処から聞こえて来るのだろう?疑問を解決させる為その声の主を探す。
「ハデス!!」
「『ハデス?!』」
然すれば何の前触れもなく出現する謎の人物。一体何者なのだろう。私もピット君も不思議顔。誰なのか分からないままでいるとパルテナ様が驚愕を含んだ声で叫んだ、ハデスと。
「冥府の主です。真の意味での」
「お待たせしましたねぇ。冥府神ハデス!ここに参上。ようこそ冥府へ、ピットくん。セラちゃん。そしてパルテナちゃん」
「ご存知だったのですね。光栄です」
「まさか天使ふたりでメデューサを倒すとはねぇ。お見事お見事。おじさん、びっくりしちゃった」
「……やけに軽い神様ですね」
“確かに"口調と言い、態度と言い、本当に冥府の主なのか疑う程。会話を聞いていても苦笑いを浮かべていたぐらいだ。しかし冥府神ハデスは信じ難い事実を平気で言い放った。
「だけど、メデューサちゃんったらホントは復活してなかったのよ」
「え?!」
『嘘…』
「このハデスさんが操ってみただけ。メデューサの思念を使ってね」
「何故そんな事を!!」
「だって恨みのパワーが強かったんだもん。パルテナちゃん、相当な事をしたんじゃないの?」
「否定はしません」
「まぁ いいや。そこはあんまり興味がないし。重要なのは!このハデスさんが冥府軍のみなさんと共に!みなさんにちょこちょこっとちょっかい出させていただきますよ、という事で」
「そんな!それは困ります!」
「ごきげんよう」
メデューサを操ってあそこ迄戦わせた冥府神ハデス。恐らく実力は相当。それでも私達は負けられない。新たな強敵を目の前に人々を守る為に戦う決意を固めた。
(To be continued )
さすがメデューサ決戦の章ですね(汗)ひたすら長い!(汗)これからの話に重要な関わりを持って来る冥府神ハデス、漸く満を持してご登場です(*´∀`*)今回はピット君とヒロイン、同時に話を展開させなければならない!違和感のない話の切り替え方はどうすべきか!そうか!同時進行型か!と二人が如何に冥府軍と対峙していくのか書き上げて行きました。今迄にないパターンを試みて新たな発見が出来た様に思います(´∀`*)今からまた新章に突入していく訳ですが一体ヒロインはどうなっていくのか、ピット君やブラピの恋模様などなども含めて楽しみにしていて下されば私としても嬉しい限りでございます(´∀`*)ここ迄読んで下さってありがとうございました!
by虹
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