第8章 天かける星賊船(後編)
セラ
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『!!ピット君気をつけて!!大きな攻撃が来る!!』
「えっ?!」
ダメージを与える為に攻撃の手を止めずにいると、クラーケンの動きが変化した。大きく息を吸っている。只の勘でしかないが、警戒して損はない。クラーケンが頭部をフルに使って、高速弾を放ったり、のしかかってダメージを与えたり、のしかかりの衝撃で遠距離にいた私に迄、痛手を負わせようと言う企みを試みていたのだが今回は先程攻撃をしていたクラーケンの様子とは明らかに相違する。私が何かを察知し、ピット君に叫んだ次の瞬間、クラーケンは口からウォーターレーザーを発射して来た。
「ふぅ。危なかったァ」
『間一髪だったね』
クラーケンの口から発射されたウォーターレーザーは反射神経が充分に働き、ギリギリの所ではあったが回避するのに成功する。思わず安堵の溜め息。回避しなければきっと大ダメージは免れなかっただろう。何時発射するかも分からないし、もしかしたらクラーケンから反撃され、うまく回避出来ずにダメージを受けてしまうかもしれない。出来るのならばクラーケンの動きを封じて、早々に討伐してしまいたい所だけど果たしてそれは可能なのだろうか…?
『クラーケン!!』
「セラちゃん!!!」
迷っても仕方がない。やってみれば良い。未だにブリッジ上で攻撃を回避しつつ、遠距離で攻めていた私だったが出し抜けにクラーケンが存在する上空迄飛行して上昇する。クラーケンの注意は勿論ピット君から私に逸れ、私に向けて高速弾を放って来る。少しの間だけで良い。クラーケンの動きを封じる事が出来たら……!!高速弾をひらりと躱してクラーケンの両目を集中的に攻撃。射撃・打撃を使い分けて飛行したままクラーケンを圧倒する。クラーケンは両目を攻撃されたショックに寄り、一時期であると思うが視力を失ってしまう。お陰でクラーケンを攻撃する隙が出来た。つまり言えばクラーケンのウォーターレーザーを封じたのだ。今、クラーケンは視力を失っているハンデで闇雲に攻撃して来る。当たり前に攻撃は当たらない。
『ピット君!今の内にクラーケンを!!』
「うん!!」
“チャンスは今!”ピット君は、私からのGOサインを聞くと物凄いスピードで威力の高いダッシュ打撃をクラーケンに繰り出しているのを見た。四方八方に連続で水弾を飛ばすクラーケン。目が見えずとも攻撃の威力は衰えてはいない。漢字 いつまでも元気なのかと思いきや、ダメージが蓄積されていたのが祟ったのかピット君の力強い打撃を諸に喰らうとそのまま力無く倒れてしまった。
「パワー勝ち!」
「お見事!!」
『勝ったぁ!!』
力無く倒れたクラーケンは、銀河の海の藻屑と消えてしまった。なかなか骨の折れる戦いだった。クラーケンを討伐した安心感がとめどなく私の中に溢れて来る。戦闘力も防御力もあんまりない私だけれど、知恵を絞って突破口が切り開けるのは物凄く嬉しい。私にしか出来ない事をやり遂げた達成感は計り知れない。少しずつでも自分の糧となっているのを確実に実感している。
「ありました!三種の神器!!」
「この不自然に縦長の箱。間違いなさそうですね」
『これが三種の神器…』
「なんでこんな箱に入っているんですか?」
「さあ?」
『(パルテナ様も分からないの?!)』
達成感が私を支配する中、ピット君は不自然な縦長の箱を発見する。ピット君の元へ駆け寄って、共に縦長の箱を凝視する。三種の神器が収納されているのは間違いないらしいのだが、何故縦長の箱なのか等と言う経緯は一切不明。パルテナ様が分からないのだから私達二人が分かる筈もなく疑問は解決されないまま、静かに星賊船を後にした。
(To be continued)
正直に思いました。とうとう此処まで来たか!!と。
如何だったでしょうか?メデューサ戦の前哨となる大事な局面を迎える話でもあるので例の如く頭を悩ませながら書かせて頂きました!!クラーケンと戦う描写が思いの外少なくなってしまいました!(°□°;)まあ星賊がメインですから仕方がないのですがね(言い訳)メデューサとは余りにも関わりがない描写、ピット君の嫉妬心を取り入れてしまいました。最初にはなかった設定、突発的なネタでございました。最近ピット君、嫉妬してくれないなあ…と妙に寂しく感じてしまったのが始まりでございます(*^o^*)意味深っぽくなりましたけどね(笑)心がほっこりして頂けたら嬉しいです!この描写もあり、星賊と対決している分クラーケン戦、内容が薄くなってしまいました(泣)ショックです……(ノ△T)この悔しさをバネに次のメデューサ戦は内容が濃い奴に仕上げたい!!(願望)頑張らねば!!
此処まで読んで下さってありがとうございました!!
by虹
P.S.年内に書き上げられて本当に良かった……!!!(≧∇≦)
「えっ?!」
ダメージを与える為に攻撃の手を止めずにいると、クラーケンの動きが変化した。大きく息を吸っている。只の勘でしかないが、警戒して損はない。クラーケンが頭部をフルに使って、高速弾を放ったり、のしかかってダメージを与えたり、のしかかりの衝撃で遠距離にいた私に迄、痛手を負わせようと言う企みを試みていたのだが今回は先程攻撃をしていたクラーケンの様子とは明らかに相違する。私が何かを察知し、ピット君に叫んだ次の瞬間、クラーケンは口からウォーターレーザーを発射して来た。
「ふぅ。危なかったァ」
『間一髪だったね』
クラーケンの口から発射されたウォーターレーザーは反射神経が充分に働き、ギリギリの所ではあったが回避するのに成功する。思わず安堵の溜め息。回避しなければきっと大ダメージは免れなかっただろう。何時発射するかも分からないし、もしかしたらクラーケンから反撃され、うまく回避出来ずにダメージを受けてしまうかもしれない。出来るのならばクラーケンの動きを封じて、早々に討伐してしまいたい所だけど果たしてそれは可能なのだろうか…?
『クラーケン!!』
「セラちゃん!!!」
迷っても仕方がない。やってみれば良い。未だにブリッジ上で攻撃を回避しつつ、遠距離で攻めていた私だったが出し抜けにクラーケンが存在する上空迄飛行して上昇する。クラーケンの注意は勿論ピット君から私に逸れ、私に向けて高速弾を放って来る。少しの間だけで良い。クラーケンの動きを封じる事が出来たら……!!高速弾をひらりと躱してクラーケンの両目を集中的に攻撃。射撃・打撃を使い分けて飛行したままクラーケンを圧倒する。クラーケンは両目を攻撃されたショックに寄り、一時期であると思うが視力を失ってしまう。お陰でクラーケンを攻撃する隙が出来た。つまり言えばクラーケンのウォーターレーザーを封じたのだ。今、クラーケンは視力を失っているハンデで闇雲に攻撃して来る。当たり前に攻撃は当たらない。
『ピット君!今の内にクラーケンを!!』
「うん!!」
“チャンスは今!”ピット君は、私からのGOサインを聞くと物凄いスピードで威力の高いダッシュ打撃をクラーケンに繰り出しているのを見た。四方八方に連続で水弾を飛ばすクラーケン。目が見えずとも攻撃の威力は衰えてはいない。
「パワー勝ち!」
「お見事!!」
『勝ったぁ!!』
力無く倒れたクラーケンは、銀河の海の藻屑と消えてしまった。なかなか骨の折れる戦いだった。クラーケンを討伐した安心感がとめどなく私の中に溢れて来る。戦闘力も防御力もあんまりない私だけれど、知恵を絞って突破口が切り開けるのは物凄く嬉しい。私にしか出来ない事をやり遂げた達成感は計り知れない。少しずつでも自分の糧となっているのを確実に実感している。
「ありました!三種の神器!!」
「この不自然に縦長の箱。間違いなさそうですね」
『これが三種の神器…』
「なんでこんな箱に入っているんですか?」
「さあ?」
『(パルテナ様も分からないの?!)』
達成感が私を支配する中、ピット君は不自然な縦長の箱を発見する。ピット君の元へ駆け寄って、共に縦長の箱を凝視する。三種の神器が収納されているのは間違いないらしいのだが、何故縦長の箱なのか等と言う経緯は一切不明。パルテナ様が分からないのだから私達二人が分かる筈もなく疑問は解決されないまま、静かに星賊船を後にした。
(To be continued)
正直に思いました。とうとう此処まで来たか!!と。
如何だったでしょうか?メデューサ戦の前哨となる大事な局面を迎える話でもあるので例の如く頭を悩ませながら書かせて頂きました!!クラーケンと戦う描写が思いの外少なくなってしまいました!(°□°;)まあ星賊がメインですから仕方がないのですがね(言い訳)メデューサとは余りにも関わりがない描写、ピット君の嫉妬心を取り入れてしまいました。最初にはなかった設定、突発的なネタでございました。最近ピット君、嫉妬してくれないなあ…と妙に寂しく感じてしまったのが始まりでございます(*^o^*)意味深っぽくなりましたけどね(笑)心がほっこりして頂けたら嬉しいです!この描写もあり、星賊と対決している分クラーケン戦、内容が薄くなってしまいました(泣)ショックです……(ノ△T)この悔しさをバネに次のメデューサ戦は内容が濃い奴に仕上げたい!!(願望)頑張らねば!!
此処まで読んで下さってありがとうございました!!
by虹
P.S.年内に書き上げられて本当に良かった……!!!(≧∇≦)
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