序章
セラ
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「ピット、セラ、貴方方二人にお話があります。」
「『はい。』」
先程何故か顔を赤く染めて走り去ってしまっていたなんてまるで彷彿しないピット君の隣に立ち尽くし、パルテナ様の話に耳を傾ける。
いつもパルテナ様の声は頭に入ってくるから(それが私達の通信手段なのである)必要な事や頼まれ事…その他諸々は通信手段に頼っていたから、突然呼び出され直々に話があると告げられると身構えてしまうのが現状で…もしかしたら悪い知らせが入って来たのかもしれないと思わざるを得ない。
「今直ぐ神器装備を忘れず、出陣して下さい。詳しい説明は後程します。」
「『りょ…了解です。』」
話があるから…と呼び出され、突然神器を装備し出陣しろとの命を受ける。余りにも唐突すぎる為、私もピット君も言われるままに神器を装着し、出陣の準備を整える。
冷静を保っていると思われがちだが、本当の所は何故パルテナ様が出陣しろと命じたのか理解出来ず問い掛けたい気持ちに支配される。
問い掛けようと口を開きかけた…迄は良いが、彼女の笑顔を視野に入れた途端、一瞬背筋が凍りつく思いをする。とても冷ややかな笑みを浮かべているのだ、ご丁寧に“質問をするな”オーラを全身に纏って。あからさまな態度に私は苦笑を浮かべた。今から出陣するのだから少しぐらい説明があったって良いじゃないか。
「じゃあ…いってきます!パルテナ様!」
『いってきます…』
「はい!いってらっしゃい!」
先程の背筋が凍りつく様な笑顔は何処へやら…。私達がやっと出陣すると知った瞬間、彼女が可愛らしい笑顔を浮かべた。憎らしいぐらいの可愛らしい笑顔…でもそんな人だから私も付いて行こうと思ったんだ。
(でもそのせっかちな性格…何とかした方がいいかも。)
(To be continued)
「『はい。』」
先程何故か顔を赤く染めて走り去ってしまっていたなんてまるで彷彿しないピット君の隣に立ち尽くし、パルテナ様の話に耳を傾ける。
いつもパルテナ様の声は頭に入ってくるから(それが私達の通信手段なのである)必要な事や頼まれ事…その他諸々は通信手段に頼っていたから、突然呼び出され直々に話があると告げられると身構えてしまうのが現状で…もしかしたら悪い知らせが入って来たのかもしれないと思わざるを得ない。
「今直ぐ神器装備を忘れず、出陣して下さい。詳しい説明は後程します。」
「『りょ…了解です。』」
話があるから…と呼び出され、突然神器を装備し出陣しろとの命を受ける。余りにも唐突すぎる為、私もピット君も言われるままに神器を装着し、出陣の準備を整える。
冷静を保っていると思われがちだが、本当の所は何故パルテナ様が出陣しろと命じたのか理解出来ず問い掛けたい気持ちに支配される。
問い掛けようと口を開きかけた…迄は良いが、彼女の笑顔を視野に入れた途端、一瞬背筋が凍りつく思いをする。とても冷ややかな笑みを浮かべているのだ、ご丁寧に“質問をするな”オーラを全身に纏って。あからさまな態度に私は苦笑を浮かべた。今から出陣するのだから少しぐらい説明があったって良いじゃないか。
「じゃあ…いってきます!パルテナ様!」
『いってきます…』
「はい!いってらっしゃい!」
先程の背筋が凍りつく様な笑顔は何処へやら…。私達がやっと出陣すると知った瞬間、彼女が可愛らしい笑顔を浮かべた。憎らしいぐらいの可愛らしい笑顔…でもそんな人だから私も付いて行こうと思ったんだ。
(でもそのせっかちな性格…何とかした方がいいかも。)
(To be continued)
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