序章
セラ
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「また特訓してたんだ。」
『うん!こう見えて私もパルテナ軍の一員だし?』
「セラちゃんは僕とパルテナ様が守るのに。」
『守ってもらってばかりじゃ悪いよ!それに…強くなるって決めたから。』
先程もチラッと出たが“特訓”とは私が毎日行う…言うなれば強くなる為のトレーニングをしている所だった。こう見えて私は、パルテナ軍親衛副隊長という素晴らしい階級を貰い受けた。
無論この階級をくれたのは光の女神…パルテナ様、25年前に交わした約束を果たすべく彼女は私を受け入れてくれた。“守る”というあの約束を。
けれど私は守られるだけの天使には成り下がりたくなかった…今度は自分が誰かを守りたかった。この思いがあり、私はそこそこ強くなった。神器を扱える様になったし、ピット君と互角に戦える様になったし。(まぁいつも手合わせして負けちゃうんだけど)
「でもセラちゃんは絶対に僕が守るよ。君を守るって…僕も決めたから。」
『…ピット君…』
「ピット?セラを守るのは貴方だけではないんですよ?私も…セラを全力で守ります。」
「パ…パルテナ様?!!」
「セラ?強くなるのも良いですが、天使たるもの慈悲の心も大事ですよ?」
『はい!パルテナ様!!』
ピット君が真剣な表情で私を見つめながら言ってくれた…“君を守る”と。
その真剣な表情に私は一瞬言葉を失う。表情からピット君の思いが直に伝わって来たからだ。私はここまで大事に思われている私は色んな人(天使)に囲まれている…そう思うと嬉しかった。
未だに真剣な表情の…瞳のピット君が私を捉えて離さない。言おうと思った…飾らない言葉“ありがとう”を。いつも心配してくれている彼に感謝の意を。
「私には貴方の声が聞こえているのですよ?それを忘れない様に。」
「うわあああぁぁぁ!!!!!!」
『えっ?!ちょっ!!ピット君?!!!』
口を開きかけた刹那、頭にパルテナ様の声が届く。どうやら…会話の一部始終を聞いていた様でピット君は顔全体を赤く染めて何処かに走り去ってしまった。
取り残された私は呆然とその場に立ち尽くすのみ…何故ピット君がいきなり走り去ってしまったのか…パルテナ様に問い掛けたが、彼女は何も答えずクスクス笑うだけだった。
『うん!こう見えて私もパルテナ軍の一員だし?』
「セラちゃんは僕とパルテナ様が守るのに。」
『守ってもらってばかりじゃ悪いよ!それに…強くなるって決めたから。』
先程もチラッと出たが“特訓”とは私が毎日行う…言うなれば強くなる為のトレーニングをしている所だった。こう見えて私は、パルテナ軍親衛副隊長という素晴らしい階級を貰い受けた。
無論この階級をくれたのは光の女神…パルテナ様、25年前に交わした約束を果たすべく彼女は私を受け入れてくれた。“守る”というあの約束を。
けれど私は守られるだけの天使には成り下がりたくなかった…今度は自分が誰かを守りたかった。この思いがあり、私はそこそこ強くなった。神器を扱える様になったし、ピット君と互角に戦える様になったし。(まぁいつも手合わせして負けちゃうんだけど)
「でもセラちゃんは絶対に僕が守るよ。君を守るって…僕も決めたから。」
『…ピット君…』
「ピット?セラを守るのは貴方だけではないんですよ?私も…セラを全力で守ります。」
「パ…パルテナ様?!!」
「セラ?強くなるのも良いですが、天使たるもの慈悲の心も大事ですよ?」
『はい!パルテナ様!!』
ピット君が真剣な表情で私を見つめながら言ってくれた…“君を守る”と。
その真剣な表情に私は一瞬言葉を失う。表情からピット君の思いが直に伝わって来たからだ。私はここまで大事に思われている私は色んな人(天使)に囲まれている…そう思うと嬉しかった。
未だに真剣な表情の…瞳のピット君が私を捉えて離さない。言おうと思った…飾らない言葉“ありがとう”を。いつも心配してくれている彼に感謝の意を。
「私には貴方の声が聞こえているのですよ?それを忘れない様に。」
「うわあああぁぁぁ!!!!!!」
『えっ?!ちょっ!!ピット君?!!!』
口を開きかけた刹那、頭にパルテナ様の声が届く。どうやら…会話の一部始終を聞いていた様でピット君は顔全体を赤く染めて何処かに走り去ってしまった。
取り残された私は呆然とその場に立ち尽くすのみ…何故ピット君がいきなり走り去ってしまったのか…パルテナ様に問い掛けたが、彼女は何も答えずクスクス笑うだけだった。