#28 JADEのDangerous Night!7
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「では次に行きます!俺たち今日は自宅
から繋いでるんだけど、せっかくだから
仕事部屋を公開したいと思いまーす。」
「キャー、恥ずかしい!」
「…なぜ胸を隠す…」
「ってか、お前見せられんのか?」
「さっき急いで片付けたもんね。」
「まずは~…じゃあ俺から?」
「ヨッ!リーダー!」
「えっと…まずギターね。ここにズラリ
と並んでるんだけど…映ってる?ここは
エレキとアコギ、全部で15本くらいある
かな?あとスタジオにも6本ほどあるん
だけど。」
「お前らの収集癖ってなんなの?使って
んのかよ?」
「ほとんど使ってるって!曲に合わせて
使うギターを変えるからさ。メーカーや
モデルによって音とかクセが違うんだ。
あとは使わないけど初めて自分で買った
ギターとか思い入れがあるやつは手放せ
ないし、海外で憧れのビンテージギター
とか見ちゃうとつい欲しくなって…気が
つけば増えてるんだよ。ねぇ?春。」
「…そうだな。夏輝ほどではないが。」
「あ、それと秋羅のお下がりのベースも
あるよ。お下がりって言うか、ギターと
交換したやつね。これ。」
「あぁ、それ懐かしいな。」
「それと…これが前に話した、誕生日に
メンバーから貰ったジャズギター。ど?
カッコいいでしょ?
あとは、アンプが2台とPCと録音機材、
それからこの棚に並んでるのはギターの
音色を変えるエフェクター類ね。デスク
の中は五線紙とかピック、弦、ギターを
調整する工具と…ボディを磨くクロスに
ポリッシュなんかもある。俺は割と周辺
機材は少ない方だよね?」
「…夏輝と冬馬はアナログ派だからな。」
「だって音楽ソフトとか面倒くせーんだ
もんよ。」
「俺と冬馬は曲作る時、バーッと用紙に
コード進行を書くだけで、後はスマホの
ボイレコに音を入れるとかが多いんだ。」
「そそ、一瞬のヒラメキと感性を大事に
してっから。」
「何が一瞬のヒラメキと感性だ。今自分
で面倒くせぇって言ったところだろ。」
「俺たちと違って春と秋羅はもう職人。
他のパートも入れて、ほぼ完成した形で
データを持ってくるんだ。元々コツコツ
作業するのが好きな人たちだからね。」
「JADEの根暗コンビ。」
「「誰が根暗だ。」」
「って言うか、なっちゃん。さっきから
すげーミィの鳴き声聞こえんだけど。」
「「確かに。」」
「あ、バレてた?この頃ずっと家にいる
から遊んで欲しいみたいでさ。もう俺に
ベッタリなんだよ。」
「嬉しいのか困ってんのか分かんねぇ顔
だな。」
「え~、両方?」
「とか言っちゃって、猫の鳴きマネした
オネーチャンだったり。」
「違うに決まってんだろ!!」
「可哀想だから入れてやれば?」
「仕事部屋には入れない事にしてるから
ダメ。」
「…抱いていれば大丈夫だろう。それに
気になって仕方がない。」
「ほら、ファンも見たいって♡」
「え~…それじゃあ少しだけ。ちょっと
待っててね。」
ガチャ…パタン
「はい、これがうちの可愛いミィです。」
ニャー
「おー、ミィさんもついにデビュー!」
「相変わらず美猫だな。」
「だろ?」
「…そして相変わらず親バカ。」
「うん、そこは自覚してる。」
「今どれだけのファンが、ミィTを思い
出して爆笑してるだろーな。これがあれ
?なっちゃんの目ヤバくね?みたいな。」
「もー!それ掘り返すのヤメてくれって
言ってるだろ!!」
「もはや伝説だからな、無理だろ。」
「ククク………。」
「ほら、もう春サマがアウトだもん。
みんな見てるか!?春サマが笑ってんの
超貴重映像よ?俺らでも滅多に拝めない
っての。やっぱリーダーは偉大だわ。」
「うるさいっ!!」
「んじゃ次、秋羅の部屋行ってみよー!」
「俺は…ベース6本とギターが2本だな。
これが夏輝と交換したギター。ベースは
スタジオにあと4本ある。で…アンプ2台
と機材は…ま、色々。説明してもどうせ
分かんねぇだろう?デスクは…こういう
感じ。PCモニター2台に曲作り用の鍵盤
キーボードと普通のキーボード。本棚は
…音楽関係から政治経済、法律、小説と
こっちも色々。あ、そうだ。何冊か春に
借りっぱなしだな。これとかまだ読んで
ねぇし。」
「…別にいつでも構わない。俺もお前に
借りてるのがあるし。」
「何だよー、お前らインテリ風味出して
んじゃねーよ。」
「春と秋羅は高校の時からよく本の貸し
借りしてたよね。しかも難しそうなの。
それにしても、相変わらずキレイにして
るね。配置とかも几帳面さが滲み出てる
感じ。もう完全にスタジオじゃん。」
「秋羅もこだわり出したらとことん行く
タイプだからな。」
「クリエイターの仕事の場合は、ここで
レコーディングからミックスダウンまで
1人で作業するから自然と機材が増えた。
でも春の方がもっとすげぇだろ。」
「…いや、ここまでキレイでは…」
「という訳で次は春の部屋行こっか。」
「えぇーっ!?俺を最後にすんのかよ!
俺で落とす気か!?」
「だって、紹介するほどの部屋じゃない
じゃん。あっ、ゴメン。言っちゃった。
それに何だったら時間の都合上カットも
できるし。」
「ひっで。ひでーよ、なっちゃん…。
もう俺、ビール飲んじゃうもんね。」
シュコッ
「あーっ!お前仕事中に酒飲むなよ!」
「コイツ、ちゃっかり用意してたな?」
「家なんだからいーじゃん、堅い事言う
なって。そう言うなっちゃんこそさっき
からミィとイチャこいてんだろーが!」
「…お前らは離れてても、結局言い合い
になるのか?」
「ったく…1本だけだからな!」
「許すのかよ。」
「…夏輝も甘いな。」