「…で、それで何をさせるんだ？」

「カップラーメンは何回もやってるから
な。冷凍食品で行くか。」

「アハハッ、それって電子レンジを丁度
いい時間で止められるかみたいな？もし
半解凍だったら笑うよね。」

「お前らはそんなに俺の腹を壊してーの
か！？みんな聞いたか！？コイツらマジ
で悪魔だよ。」

「お前、自分の時だけ被害者ぶんのやめ
ろよな。秋羅は…何だろね？」

「『秋羅のラブズキッチン、今日はどの
女を料理する？俺の好みの味に仕上げて
やるぜ！』」

「てめぇ、リベンジのつもりか？」
「は？お前が一番得意なもんだろ。」
「絶対流せないじゃん、それ。」
「…いかがわしいにも程がある。」

「でも秋羅は料理得意だもんね。やっぱ
そっち系かな。『秋羅の深夜食堂』男の
簡単おつまみ料理を披露する。」

「さっきからタイトルをパクってる気が
するのは俺だけか？」

「春は何かないの？秋羅にやって欲しい
こと。」

「…『秋羅の世界犬紀行』秋羅は犬好き
だからな。色んな犬種を紹介し戯れつつ、
飼育放棄という社会問題に鋭く斬り込み
殺処分ゼロを目指すとい…」

「硬いって！」
「マジメか！」

「でも犬は唯一秋羅をデレさせる生き物
だからね。秋羅ファンは喜ぶかも。」

「それじゃあ、コイツの高感度が上がる
だけだろーが！」

「お前は何がなんでも俺の足を引っ張り
たい訳だな？」

「俺がクズでお前がイイ人扱いされるの
だけは許せねー！」

「もう勝手にやってろよ。ま、JADEも
YouTubeの公式チャンネルがあるから、
是非MVとかライブ映像を見てお正月を
過ごしてね。はい次の質問。『尊敬する
人を直感的に答えて下さい。』それじゃ
冬馬から順番に！」

「ルパン三世！」
「父」
「イチロー」
「全てのギタリスト」

「「「…ルパン？」」」

「俺はあんな生き方をしたい！あれこそ
男の～びーがくぅ～♪ だろ？」

「毎度女の子にフラれ？財宝は逃し？」

「違うわ！生き様だ！普段はいい加減に
見えてもやる時はやる男なんだよ！」

「春の親父さんってのは分かる気がする
な。」

「…年を重ねる毎に、父の大きさを実感
すると言うか。最近こういう時なら父は
どうしただろうと考える事が増えた。」

「なんで秋羅はイチローなの？」

「我が道を行ってるだろう。あれだけの
成績を残しても決して驕る事なく、自分
のやるべき事を日々淡々とやり続ける。
あの精神力はハンパねぇと思うな。」

「なっちゃんの『全てのギタリスト』っ
て何だよ？また優等生解答しやがって。」

「やっぱり個性は絶対出るもん。勉強に
なるよ。あんな風に弾きたいと思う反面
負けたくないとも思うし。100人いれば
100通りの奏法があって、こんなに自由
な楽器って他にないと思うんだよね。」

「…それはあるな。」

「また俺だけバカだと思われる…」
「今更そんな心配要らねぇだろ。」
「そうだよ。バカなんだから。」
「…バカじゃなかったら何なんだ？」

「お前らはっ！！」

「はい、みんな沢山の質問ありがとう。
次は『お願いJADE』のコーナー！」

「今年もみんなの願い叶えちゃうぜ～！
早速リクエストいってみよぅ！カモン、
春！！」

「…一つ目。今年一年を振り返って川柳
を作って下さい。」

「おー、そう来たか。サラリーマン川柳
とか面白いよね。」

「川柳ってナニ～？」

「お前は…五七五で今年を振り返れって
言ってんだよ。」

「五七五な…はい、ととのいましたー！
『初入院　おばちゃんナースに　襲われ
る』どうだ？」

「お前、襲われるって失礼なヤツだな。
散々お世話になっといて。」

「おばちゃんたちに、ピーとかピーまで
見られたんだぞ！？触られてモテ遊ばれ
て、もうボクちんお婿に行けない…」

「…お前にも恥ずかしいという気持ちが
あったのか？意外だな。それに向こうは
仕事だろう。」

「だからだっ！業務的に来られると調子
狂うだろ！お前らもあのいたたまれなさ
を一度味わえってんだ！！」

「知ってるか？お前に若い看護師つける
なって事務所命令下ってたって。」

「はぁ～～っ！？」

「ちょっかい出したら困るし。」
「発情して襲ったら困るし。」
「…あれは賢明な判断だった。」

「クソッ！こっちは大ケガしたってのに、
なんて事務所だっ！！」

「じゃ次、春行ってみよう。」

「『念願の　赤から黒へ　リスタート』
…だろうか。」

「裏切り者…」

「なっちゃん、まだ根に持ってんの？」

「当たり前だよ！急に髪の色戻すなんて
ずるいよ！俺もそろそろやめたいのに。」

「やめる時は一緒ね～って、お前は女子
か！！でも、赤い髪が許されるのは桜木
花道くらいだろ。」

「…お前が無理矢理染めたんだろうが。」

「夏輝も嫌ならやめればいいだろう。」

「え～？いいかなぁ？もうすっごい痛ん
でるんだもん。枝毛だらけ。」

「だからお前は女子か！！」

「俺さ、たまに夢見るんだよね。地毛に
戻したら今度は白髪だらけになったって
いう夢。」

「お前、病んでるな。」

「冬馬！俺が白髪になったらお前のせい
だからな！！ストレスだよストレス！」

「知るかーっ！」