#26 JADEのDangerous Night!6
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「春に悪魔な部分ってあるか?」
「ダメ出しの多さ。」
「それお前だけだろ。」
「人の顔見るなり溜め息つく。」
「それもお前だけじゃん。」
「…お前にダメ出しが多いのはお前なら
もっとできると思うからで、お前の顔を
見て溜め息をつくのは、お前の脳天気な
顔を見たら悩んでいる事がバカバカしく
思えてくるからだ。」
「それって喜んでいいのか?ってか俺、
もしかして今…何気に告られた?」
「…死ね。」
「はいキター!春が俺に言う三大ワード
バカ、死ね、殺す、コンプ!」
「お前が言わせてんだろ。」
「それ、誰にでも言われてない?まぁ、
春はこの中で一番穏やかだよ。」
「そうだよ、この中で一番悪魔なのは
なっちゃんだからな。この笑顔の裏に
世にも恐ろしい顔を隠し…イッテ!!
ほら!そうやってすぐ手と足が出る!」
「根気よくお前の相手をしてるだけ仏と
思って欲しいんだけど?」
「凶暴なブラックエンジェルめ!」
「はい次の質問。『巷ではYouTuberが
流行っていますが、もしYouTubeを開設
するなら、お互いにこの分野がいいって
いうのを教えて下さい』」
「YouTuberね。あれ、みんなよくネタ
続くよな。まず春はアレだ、ASMR。」
「…何だそれは。」
「音だよ、音。日常で心地よさを感じる
音。あの噛む音あんじゃん。」
「あぁ、揚げ物とかの咀嚼音ね。」
「そそ。春サマね、食べる時ものすごい
イイ音させるからね。」
「それ分かる。ってか、春は氷噛むのが
クセだよな。」
「アハハッ、噛む!ドリンク飲んだ後の
氷、絶対食べる人。」
「お前、かき氷とかガリガリくんとか、
ホント氷好きだよなー。」
「…頭がスッキリしないか?それに食事
が柔らかいものばかりだと、硬いものを
食べたくなる。」
「春と言えば、昔、練習帰りにコンビニ
とか寄るじゃん?『ICE BOX』よく買う
んだよね。それをガリボリ食べてた記憶
がすごくある。」
「食ってたなぁ。すげぇ音させて。」
「…アレは中学の頃からよく食べてた。」
「なんせ春が食ってる音聴くと、同じ物
でも春の方が断然美味そうに見えんだよ
なー。たまによそ見してる間に取り替え
たりしたけど、味同じなんだよ。」
「…お前というヤツは…。」
「あとは、ブラタモリならぬジョグハル
とかな。」
「春が全国各地をジョギングするの?」
「そう。ツアーで訪れた先のジョギング
コースをただ延々走るだけ。コース紹介
なんか少し入れてな。マニア受け間違い
なしだろ。」
「…このコースは女子多めだな。ついで
だからナンパでもしてみ…イッタイ!!
スネ蹴んじゃねーよっ!!」
「…調子に乗るな。」
「じゃ、こんなのはどうだ?『春クンの
やってみよーのコーナー』」
「なにそれ?」
「春って、最新家電とか便利グッズとか
生活用品に疎いじゃん。で、それをどう
使うのか実験して反応を見る。これ絶対
ウケるって!春サマ天然炸裂!!」
「…俺を笑い者にしたいだけだろう。」
「んなこたねーよ!春にも人間らしくて
カワイイ一面があるって事を、ファンに
見せてやるチャンスだ!」
「それ、失敗するの前提にしてない?」
「お前、悪魔だな。」
「…やっぱりお前の事は嫌いだ。」
「はーるーサーマー!冗談だからぁ~!
嫌いにならないでー!!」
「もう放っとけ。夏輝は何がいいだろう
な。『夏輝の完コピ道』とか?」
「…それはいいかもな。有名な曲の有名
なフレーズを片っ端から完コピする。」
「それならやりたい!もちろん音の再現
もね。わ~、今すぐやりたい!!」
「ククククッ、相変わらずギター小僧は
健在だな。」
「『なっちゃんのビフォーアフター』」
「「「は?」」」
「夏輝画伯に絵を描かせてだなー、その
後にちゃんとした先生に描き方教わるん
だよ。果たしてなっちゃんは絵が上手く
なるのか!?プロジェクトエ~ックス!」
「番組変わっちまってんじゃねぇか。」
「…お前の発想は全くブレないな。」
「なんせ俺たちを笑い者にしたい訳だ。」
「笑いを取るには、自己犠牲も必要なん
だよっ!!」
「…いつから笑いがテーマになった。」
「別に笑い取る必要ないから。」
「そこまで言うなら、もちろんお前も身
を切るんだろうな?」
「え…それは…」
「『冬馬の激ヤバクッキング』とかな。」
「あ、いいね。お題だけ出して、買い物
から行かせる。でも冬馬は全く料理でき
ないから、3回だけ人に聞くチャンスを
やるよ。で、自分で作って食べる。最近
は食品ロスが問題になってるから、残す
のは禁止ね。」
「…とんでもないのが出来そうだな。」
「ククッ、生焼け食って食中毒とか。」
「笑い取りたいなら身体張らないと。」
「そうだな、あと『冬馬の人間タイマー
はどこまで正確か』ってのも案外面白い
かもな。」
「冬馬の特技ね。打楽器やる人はリズム
キープできなきゃいけないから、身体に
テンポを染みつかせなきゃならないんだ。
テンポは1分間の拍数、テンポ120って
言えば1分間に120回叩くってことね。
一般人の心拍数って1分間で平均70前後
だろ?だからテンポ70ってわけ。」