#22 JADEのDangerous Night!4
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「いや~、懐かしい曲ですな。これって俺らが高3の時くらいだったか?」
「…そうだな。練習の合間にコピーして遊んでたな。」
「これ、やたら盛り上がったよなー。春はね、こういう遊びならいくらでも付き合ってくれんだよ。今でも気分転換でたまにやるんだよな。古い曲から最近のまで、洋楽邦楽問わず。」
「人の曲を演奏する事で新たな発見もあるし、色々と勉強にもなる。」
「一回、カバーだらけのライブやってみてーんだけど俺。面白そうじゃね?」
「…許されるなら、そういうのもいいな。」
「んじゃ、次行ってみよー!『教えてJADE』のコーナー!春、これ読んで。」
「…皆さんこんばんは。ここ数年、戦国武将が好きな歴女や刀剣を擬人化した刀剣男子などが人気ですが、皆さんはご自分、またはメンバーがどの武将に合っていると思われますか?…21歳女性、学生の方より。」
「武将ねぇ…。」
「…お前の歴史の知識は漫画とゲームしかないだろう。」
「悪いか!でも俺、前田慶次っぽくね?『花の慶次』は全巻読んだぞー。」
「実際には史料が少なくて不明な点が多い人物らしいな。でも
「だろ?」
「でも俺は…石川五右衛門も合う気がする。」
「ルパンの?」
「その五ェ門の祖先だろ。天下の大泥棒で庶民のヒーロー。元は伊賀忍者だったとも言われている。」
「ヒーローで忍者?カッケーじゃん。でも何で俺が?」
「チョロチョロと悪さばかりするから。」
「ってか五右衛門って風呂の人だろ?」
「風呂の人ではない。釜茹でにされた人だ。」
「そんな死に方はイヤだーーっ!!」
「クククククッ…心を改めろ。」
「くそッ。春は…う~ん、上杉謙信?軍神って感じだよな。自分の信念を貫くっつーの?常に闘ってる人。冷血で強いイメージ?」
「…誰が冷血だ。でも上杉謙信は音楽が好きで、琵琶をよく奏でていたそうだ。」
「お前にピッタリじゃん。」
「そうか?まぁ、人物像的に嫌いではない。」
「秋羅は……せーの!」
「「織田信長。」」
「だよなー。魔王だよ魔王!アイツ容赦ねーんだよ!俺、何回殺されかけたか。」
「…それはお前が要らん事をするからだろう。でも頭がキレる点、行動が早い点、自分のする事に迷いがないという点は信長っぽいと思う。女子供や庶民には優しかったと言うし。」
「怖ぇ~。信長の野望ならぬ、秋羅の野望とは一体何だ…。」
「夏輝は…難しいな。気の優しいヤツだし。」
「なっちゃんは武将じゃなくて王子だからな。でもあえて言うなら…誰だ?」
「ん~…浅井長政か?」
「ダレそれ。」
「信長と同年代の戦国大名だ。早い話が信長の妹の旦那だ。とても誠実で義理堅く優しい人柄だった事で有名だが、その誠実さが仇となって信長に攻め滅ぼされた。でも最期の時まで妻子を愛し守り抜いた人でもある。武将にしては稀なタイプだな。」
「ガーン!秋羅がなっちゃんを殺しただと!?秋羅め!どこまで容赦ねんだよ!!でもミィは助かったんだな?」
「…お前はバカか。」
「しかし春クン、君、歴史に詳しいのね。」
「…日本史は好きだったな。世界史はイマイチ興味なかったが。」
「まぁ、いつの時代も歴史に名を刻むほど活躍するってのは男の憧れだよなー。」
「確かに。」
「えー、リクエストをくれたキミには、春サマがよく喋るネタを提供してくれたという事で!何と!俺から感謝の気持ちを込めて、春の写真とサイン入りピックあげちゃいまーす!」
「…人を問題児のように。しかもなぜ小さい方にサインを書かせる?書きにくいだろうが。」
「無口な時点で問題児だろーが!ってかテメェは文句が多いんだよ!んじゃ、サインは好きな方に書け!はい、次。」
「JADEのみなさんに質問です。夏休みの宿題は先にやってしまうタイプですか?ギリギリまでやらないタイプですか?…可愛いな、小学3年生の男の子からだ。」
「学校が始まってもやらないタイプです!」
「…恥ずかしい事を元気良く答えるな。」
「いんだよ。先生だってハナから俺がやるとは思ってねーんだから。」
「そういう問題か?」
「あ…でも高3の時は、出さねーと卒業させないとか言われて仕方なく秋羅の写そうと思ったら、そもそも問題の内容が全然違っててよ。全く使いモンにならなかった。数学なんか見たことねー記号ばっかでさ、アイツ、宇宙人なのかと思ったね。」
「…ツッコミどころが多過ぎて、もうどこからツッコんでいいのかが分からん。」
「春は先に終わらせる人?」
「いや…時間を決めて毎日やる方だった。小学生の頃はピアノの練習があったし、中学は部活もあったし、大体、毎日同じペースで生活してたな。」
「あの1日の時間配分書かされるやつだろ?あの通りに生活できるヤツいんの!?」
「慣れればその方が効率よく動ける。」
「さすが春サマ…もう修行僧の域だな。」
「…人それぞれだとは思うが、夏休みだからと言って生活のペースはあまり変えない方が俺はいいと思う。遊ぶのは大いに結構だがな。でも遊んでばかりいると、こんな大人になる可能性もあるから。」
「そこそこ立派な大人になっとるわ!」