#22 JADEのDangerous Night!4
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『JADEのDangerous Night~!』
「はい、今週も始まりました危険な夜。お相手は今夜も君のハートを狙い撃ち、神堂春と。」
「……。」
「読めよ、春!いーから!」
「…俺の愛のマグナムが火を噴くぜ…水城冬馬がお送りします。」
「棒読みすぎんだろ!!」
「こんなバカみたいなセリフを言わせるな。」
「じゃあ自力でしゃべれ!」
「普通に名前を言えばいいだろう。」
「リスナーは普通を求めてねんだよ!」
「それを俺に求められても困る。」
「もー、ノリ悪りぃな!知ってるけど!という訳で今月はイギリスからお届けしまーす!まずは1曲。イギリスのお隣、アイルランドが生んだスーパーロックバンド、U2で
『With or without you 』」
~ ♪
「いや~、いきなりしっとり始まったな。」
「…この曲は、俺たちにとっては色々と想い出深い曲でもある。」
「そうそう。まずこの曲ね、俺らが生まれた年に発表された曲なんだよなー。なんと同い年。んで、俺らが初めてコピーしたバラード。」
「…出会って、初めて音合わせした時にやった中の1曲だった。これは秋羅のリクエスト。」
「まだお互いのこと何も知らないで、いきなり音合わせやろーぜみたいな。しかもなっちゃんから挑発してきたからね。若かったよ俺らも。青春ってやつだな。」
「…あの時は、夏輝も俺も早くメンバーを見つけたい一心だったから。」
「俺らもなー、バンドやってみたいと思いつつ人探すのメンドーとか思ってたからな。まさに運命の出会いってやつだな。んで、何で秋羅がこの曲を選んだかって、完全に春の歌唱力を試すためだったという…あの人やらしいから。」
「…でも俺はこの曲がとても好きだったから、逆にヨシと思った。こんなに切ないのにパワーがある曲はそうないと思う。」
「で、実際やってみてね。そりゃもう俺たち、春サマの圧倒的な歌唱力にヤラレた訳さ。おいおいスゲーな、コイツって。そんな想い出の曲でした!んじゃ、次。『ウィークリーJADE』のコーナー!では春サマ、この1週間ちょいの俺らの模様をどうぞ。」
「…レコーディングとライブを2本。」
「ザックリだな、おい!やり直し!」
「…今、ツアーと並行してアルバムも制作している。日本の夏は湿度が高くてレコーディングには向かないんだが、こっちは乾燥してるから音の響きが全く違うんだ。」
「そうそう、楽器も音もモロに湿度の影響受けんだよな。だから高温多湿の日本は、夏フェスなんて色んな意味でホントに向いてねんだよ。見る側も演る側もね。もう盛り上がる事だけに命かけてるって感じ?」
「いいアルバムが出来そうだから、是非楽しみに待っていて欲しい。」
「春サマ、ライブの方はいかがでしょうか?」
「楽しんでる。反応もいいし言うことナシだな。イギリスと言えばフェスが大好きな国民性もあるから、参加するのが楽しみだ。」
「今年は俺ら、この海外ツアーの締めくくりにイギリス最大級のロックフェスにも参加しちゃうんだなー。そん時の映像はまたどっかで披露できたらと思うから、楽しみにしててな!」
「それにしても最近はミュージシャン側も日本からの参加者が増えたな。」
「みんなBABYMETALに負けたくねんだよ。今ベビメタが一番海外で人気あんじゃねーの?」
「各国での彼女たちの人気は凄いからな。」
「俺らバックバンドで雇ってもらうか(笑)ってのは冗談として、負けない?追いつく?ように頑張りま~す。あとは?何かねーの?」
「あと?…食生活が劇的に変わった。」
「俺らこっちに来てから自炊生活してんだよ。いや、俺は作んねーけど。ホテルの部屋がな、キッチンとか洗濯機とか完備してんだよ。俗に言うコンドミニアムタイプ?なんせ、長期滞在だからなー。で、秋羅とか夏輝とか割と普段も料理を作る組が何か作ってくれんの。日本食材何でも手に入るしねー。白飯と味噌汁と漬物でみんな感動しちゃって。カズヤなんか速攻TKGやって。やっぱ日本人はこれだよなーってシミジミしてやんの。」
「…中でもローディーのヤッさんは居酒屋でのバイト歴が長くて…リクエストをすれば大概のものは作ってしまう。」
「だからみんな『安田食堂』って言ってんだ。早くてウマイ。もちろん秋羅となっちゃんのもウマイよ。春は?何が一番グッときた?」
「…ヤッさんのだし巻き卵。」
「お前、卵料理好きだよな。茶碗蒸しとか。」
「好きだな。卵とダシの組み合わせは。どこか落ち着く味だ。」
「ほら、春ファンの女のコたち!聞いたか?春をゲットしたければ、絶妙なダシ加減の卵焼きと茶碗蒸しを作れるようにしとけよ!明日からスーパーの卵売り場で卵が消えるな。」
「消えるか。」
「春サマの見事なツッコミが決まったところで次の曲。スコットランドのグラスゴー出身で、このポップでダンサンブルでありながらレトロなロックンロールが超シビれる1曲。春サマ紹介よろしくぅ!」
「数々の賞にも輝いた近年のUKロックシーンの代表的バンド、フランツ・フェルディナンドで『Do You Want To』」
~ ♪
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