#21 インタビュー Part2
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『まさやんから見て、初めて会った時の秋羅、春、夏輝の印象はどんな感じでしたか?』
そうだな…秋羅はまず、頭の良さそうな奴だと思った。あと警戒心が強い。自分からは決して腹を割らずに、相手の出方を見つつ自分の情報をどこまで出すかをその都度判断する…そんな話し方だったな。あと…ステージでリハやってた冬馬を羨ましそうに見てたのが印象的だったかな。アイツは否定するかも知れんが、そんな顔してた。音楽に興味持ってるんだろうなっていうね。
春は…クククッ、ある意味素直な奴だな。自分が求めるものには貪欲、興味のない事には全く見向きもしない、ハッキリした奴だ。あんなに真っ直ぐな性格も珍しいだろう。大人しいけど芯は強い、無表情なのかと思いきやたまに優しい顔を見せる…まぁ、口数が少ない分、色々と誤解されやすくて損なところもあるが、俺には年相応の可愛い高校生に見えたよ。
夏輝は…あのまんまだな。あの3人が一緒だと、余計に1人子供っぽく見えちまってなぁ。可愛い坊やって感じか?だが、顔に似合わずしっかりしてて、パパッと上手く話をまとめていくのには感心したよ。リーダー気質っていうのかね。あとは冬馬と秋羅に揶揄われてワーワーと言い返す姿が、ムキになった小学生みたいで笑えたよ。それは今も変わんねぇか。
『最後に、昌也さんは今後4人はどうなって行くと思われますか?』
今のところ、日本では成功したと言っていいんだろうな。でも、アイツらが目指すのはもっと広い世界だから…守りに入る事なく、ガンガン攻めて行きゃいいんじゃないのか?昔からよくケンカはするものの、お互いを信頼し合ってるヤツらだから大丈夫だろ。まぁ、保護者的立場の俺としては、元気でさえいてくれりゃそれでいいんだけどな。え?ガラでもない事言ってるか?クククッ、そうだな。
「好きなだけ暴れ回れ」それだけだ。
『昌也さん、ありがとうございました!』
いやいや、なんのこれしき。
今度は君たちの話…ゆっくり聞かせてくれよ?
**********
『続きまして、仲良し折原夫妻の登場です~!こんにちは。今日もラブラブですね!』
ママ:ふふっ、ありがとう。
パパ:これが普通だからね。
『では、早速質問です。親だから知ってる息子の秘密ってありますか?教えられる範囲で教えて頂けないでしょうか。』
マ:夏輝のヒミツ?何かあるかしら…?写真はこの間見せちゃったしぃ。
パ:写真?なんの?
マ:何でもないわ、こっちの話。
パ:僕に隠し事なんて…真理子はいつからそんなにつれなくなったんだい?
マ:もぅ、真一さんたら…
『あ、あのぉ、すみません……』
マ:あら、ごめんなさい!夏輝のヒミツだったわね。そうねぇ…絵が下手なのもバレてるんでしょう?
パ:ハハハッ、夏輝の芸術センスは極端に音楽に偏ってしまったようだね。手先は器用だから工作は得意だったんだが。
マ:あとは…弾いてる曲でその時の機嫌が分かるわね。ご機嫌な時はノリのいい曲とかキレイな曲、悪い時は激しい曲みたいなね?自分では意識してないみたいだけど、その日の顔つきと曲調が一致してる事が多かったわ。
パ:何か余程のショックな出来事があった時は流石にギターの音も聞こえなくなってね。失恋でもしたんじゃないのかな。
マ:夏輝って、モテてた割に好きな女の子には振り向いてもらえないタイプだったみたいよ?
ちょっと奥手だったのかしら?
パ:男なら僕みたいに情熱的に追い掛けなきゃ。ね、真理子?
マ:ふふっ、真一さんステキだったわ。
『え~…脱線しそうなので次の質問に。小学生のなっちゃんは、学芸会でどんな劇の役をしたのですか?その衣装も、もちろん真理子ママの手作り?』
マ:あら、いい質問ね。1年生の時は合唱と合奏だったんだけど、2年生の時は「手袋を買いに」の劇をやったの。もちろん夏輝は主役の子狐役でね。衣装は私が張り切って作ったわ!
初めは着ぐるみを着せちゃおうかと思ったんだけど、夏輝があんまり嫌がるものだから…お母さん役の女の子のママさんと相談してモフモフの耳と手と尻尾を作ったの。それを付けた夏輝がもう可愛いくって!
「おててがちんちんする」の場面では、あまりの可愛いさに保護者のお母さんたちまでトリコにしちゃったのよ~!ふふふっ。
『わ~、なんか想像できます!あの…真一さん、そこでスネないで下さい…。』
パ:真理子の心を奪うのは僕だけで充分だ。
マ:もぅ、昔の話よ?息子にヤキモチ妬かないでちょうだい。
『…はい、ありがとうございました。後はお2人でごゆっくりどうぞ…。』