#21 インタビュー Part2
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『はい、トップバッターにお越し頂いたのは
人気ロックバンド reminder(リマインダー)
の皆さんでーす!
まずはメンバー紹介からお願い致します。』
ども、ギターボーカルのジュンヤです。
こんちは、ギターのユウキです。
はーい、ベースのゲンです。
初めまして、ドラムのヨッシーです。
『では、JADEとのご関係から教えて下さい。』
ジ:ズブズブの肉体関係。
ユ:俺、誰に抱かれてんだよ?
ゲ:え、お前そっち!?抱くんじゃなくて?
ヨ: ウソだから!単なる宿敵です。
『…ちょっと見えにくいんですが。』
ジ:えーっとですねぇ、出会いは横浜のライブハウスでですね。そこ、俺らのホームだったんすよ。そこにヤツらが対バンで現れてですね…
ユ:初め、夏輝が挨拶に来たんだよな。金髪のクセに礼儀正しいっていうか、腰低いっていうか、こっちもヨロシクねーみたいな感じだったんだけど。
ゲ:後の3人が、すっげー感じ悪いんだよ。愛想ねーわ、スカしてるわ、バカいるわ、なんだ?コイツらってね。いや~尖ってたよ、彼ら。
ヨ:でも…お互い音を聴いたらね、納得したと言うか、通じ合うもんがあったと言うか。で、こっちから打ち上げ誘って。
ジ:話し出したら結構喋んだよ、春以外はな。そしたら、初めてのハコだしまだ18だし、舐められないように気ィ張ってたとか言って。同い年くらいだと思ってたから、もう名前もお互い呼び捨てで行こうぜってなってたのに。
ユ:げー!年下かよ!?みたいな。しかも高校出たてでこのハイレベルは何だよ!どエライの出て来たなーって感じ?普通に酒飲んでタバコ吸ってるしね。あ、これ一応内緒。
ヨ:いや、俺たちも噂で聞いてはいたんだよ。東京で凄いバンド出て来たってのは。まさかのコイツらかってね。そこから交流が始まったと言うか。お互いのホーム行き来したりイベント一緒にやったり、対バンツアー回ったり。
ゲ:可愛い弟分だったんだけどなー。アイツらいつの間にか完全に舐めくさってくれちゃって。年上を敬えってんだよ。ま、夏輝だけは若干敬ってくれるけど。
ユ:年上っても2コだけどね。あ、ヨッシーは年食ってるから5コ?デビューも俺たちの方が少し早いんだけど、ビュンッて抜かれたし。なんか色々と生意気なんだよ。それでも憎めないんだよなー、アイツら。言っとくけどジャレついてくんのあっちだから。
ジ:でも、負け続ける訳には行かねーからな。遊びだろうが何だろうが、男は常に真剣勝負って事で。
『それで何かと対決が始まった訳ですね?』
全:そう。
『これまでで一番印象に残った対決は?』
ジ:俺あれ、落花生の殻剥き対決。
ゲ:あ~、あったね。
『何ですか、それは。』
ユ:俺たち東京でライブする時は、大抵夏輝んとこに泊めてもらってたんだよ。お互いそんな金もねーし、打ち上げも家飲みで。で、つまみなくなったからヨッシーに買いに行かせたら、このオッサン殻付き落花生買って来てよー。
ヨ:あれしかなかったんだって!
ジ:んな訳あるか!老眼で見えてなかっただけだろうが!
ヨ:20代前半で老眼になるか!
ゲ:ま、こんな風に大ブーイングになった訳。そしたら秋羅が、どうせ殻剥くなら早剥き対決しようぜって言い出して。次の打ち上げの飲み代賭けて。
ユ:面倒くせぇし地味過ぎだろとか言いながら、これが中々白熱してさ。個人対決で早く10個剥いた方が勝ちっていうね。これがいい感じにもつれて。
ジ:結局はサドンデスでうちが負けたけどな。でもそのせいで夏輝の部屋、割った殻まみれになっちまって。みんな服に殻付けたまま家ん中歩くじゃん?余計に散らばる散らばる(笑)
ゲ:夏輝も可哀想に、キレながら半泣きで家ん中コロコロしてたよ。夜中だから掃除機もかけらんないし。大体、冬馬が一番撒き散らしてたもんな。あれ、負けたけど負けた気しなかったわ。
ヨ:俺はあまりの申し訳なさに手伝ったけど。
『それって神堂さんも参加するんですか?』
ユ:するよー。春も負けず嫌いだからね。勝負って言われると引かないタイプ。いや~、世間様に見せたかったね。春が黙々と殻を剥いてるとこ。アイツ地味な作業に強いんだよ。
ジ:トランプのスピードで連敗した時のヘコみ様とか。春って割とおっとりしてるからな。
ゲ:勝った時にたまに出るガッツポーズとか。
ヨ:ああ見えて、春は結構愛嬌あるんだよ。
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