#19 JADEのDangerous Night!3
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「はい、なっちゃんスッキリ~。にしてもよ、この曲もそうだけどクリスマスソングって何気に失恋の歌多いよな。」
「鈴の音がどことなくハッピー感漂わすのに、実は歌詞の内容が超切ないパターンな。」
「
「私がクリスマスに欲しいのはあなただけ!ってな。そんなこと言われた日にゃ、俺、速攻で行くっつーの。」
「…女性は強いな。」
「冬馬は言われなくても押し掛けるだろ。」
「『プレゼントはオレー!』とか言ってね。」
「………。」
「やったな?」
「完全にやってんな。」
「…節操のない。」
「うるせーよ!!」
「そう言えば、俺らってクリスマスソングないよな。」
「あぁ~、ないよね。なんで?」
「…別に…特に意図はない。この時期を限定して曲を作る事がなかっただけの話だろう。」
「じゃあ、来年はチャレンジしちゃう?ここは夏輝パイセンの甘いスイートな感じで。」
「えぇ!?そこは神堂教授のシンフォニックな感じがいいんじゃないの?」
「…いや、それなら井上大先生のムーディーな大人の雰囲気を出す方が…。」
「「「………。」」」
「って、お前ら押し付け合いしてんなよ!で、俺はムシかい!?」
「お前が作ったらとんでもなく
「お前と変わんねーだろ!」
「俺には品と知性があるんだよ。」
「何だ?また恒例のディスりタイム突入か?」
「もー、分かったから。時間もないしこの件はまた来年考えよう。じゃあ次は『教えてJADE』のコーナー。ほら、冬馬読んで。」
「おぅ。なんかタイムリーな質問来てんぞー。
『JADEの皆さんこんばんは。いつも楽しく爆笑しながら聴いています。』…なぁ、これって俺ら笑わせてんの?笑われてんの?」
「芸人みたいな事気にしてんじゃねぇよ。」
「いいから、一々脱線すんなって!」
「…リハの時間が押すぞ。」
「分かってるわ!『もうすぐクリスマスですが、皆さんはいつ頃までサンタクロースを信じてましたか?』」
「なるほどね、サンタかぁ…。俺、小学校2年生くらいまでかな?サンタがさぁ、ZO-3くれたんだよ。すっごく嬉しかったなぁ。」
「ゾウさん!?」
「あぁ、フェルナンデスのギターな。」
「…あの小さいやつか。」
「そうそう、見た目が可愛いゾウさんみたいなギター。でも俺チビだったし、普通のギターは大きくて重たいじゃん。その点ゾウさんって、ショートスケールだしボディも小さいしアンプ内蔵型だからそれ単体で音を出せる。それが俺のギター人生の始まりかな。」
「まんまと夏輝パパにハメられたな~。」
「そこに食い付いたお前が凄いわ。」
「…今となっては感謝だな。」
「秋羅は?」
「俺は…子供心に、サンタは絵本の中の話だと思ってたんだよな。『Father Christmas』って洋書のやつ。妙にリアルなサンタのじいさんの生活が書かれてる。それに11月が誕生日だと、もう欲しい物も貰ってるし。」
「…それはあるな。」
「春も?」
「…多分、幼稚園くらいまでは信じていた気がするが、俺があんまり意思表示をしないから親がギブアップしたのか、一緒に買いに行くようになった。」
「あはは、それなんか想像できる!欲しいものが分からないと困るだろうしね。プレゼントを開けて微妙な顔されるとショックだし。」
「ホントお前ら可愛くねーガキだな~。もっと俺みたくピュアな心を持てよー。」
「そういうお前はどの辺がピュアなんだ?」
「俺まだサンタさん信じてるもんねー。」
「「「はぁ?」」」
「サンタさん!朝起きたら俺の隣に超可愛い子が寝てると嬉しいんだけどー!!」
「…ピュアのかけらもない。」
「…コイツ終わったな。」
「…サンタも気の毒に。」
「はい、バカは放っといて…ヘックション!」
「え~、なっちゃんマジでヤバイんじゃね?」
「お前と話してたら体力消耗するんだよ。」
「まぁまぁ、後でユンケル買ってやるから。」
「冬馬って…夏輝に結構貢ぐよな。」
「…確かに。よくそんな光景を見る。」
「だってなっちゃん可愛いんだも~ん。」
「俺はキャバ嬢か!もういい、次!」