#19 JADEのDangerous Night!3
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『JADEのDangerous Night~!』
「えー、今週は今年最後の放送ということで
メンバー全員でお送りしちゃいまーす!」
「ヘックション!!」
「おいおい、貧弱王子。大丈夫か?」
「誰が貧弱だよ!ズビッ…。」
「お前だよ!ハナタレ王子め。」
「ククッ。って事で、リーダー風邪引き中。」
「…お前は本当に冬に弱いな。」
「なっちゃん、温室育ちだから~。」
「うるさいな!いいから先行けよ!」
「そんな可愛い鼻声出されたら、いじらずにはいられないっしょ!」
「いじるな!疲れて余計に悪化する!」
「そんだけ元気なら大丈夫だろ。とりあえず、リスナーには1曲聴いてもらうから、その間に鼻をかめ。」
「今日は曲流してる間は100%なっちゃんの鼻かみタイムだから。じゃあ春、曲紹介よろしく~、お前まだひと言しか喋ってねんだからな?サボんな。」
「…別にサボっている訳じゃない。入るスキがないだけだ。…それでは聴いて下さい。俺たちの今週発売の新曲『incarnation』」
ーーー ♪
「いや~、エモい!超カッコいい!!」
「人気コミックの映画化だからな。春がマンガ読むのってこんな時だけだろ。」
「内容を知らない事には、曲のイメージが湧かないからな。でも世界観に引き込まれた。」
「インカーネーションってのは化身、人間化って意味なんだよ。」
「人間のようで人間じゃない、謎の生命体の話だからな。実は春がそうだったりしてー。」
「それ、あり得そうだよな。」
「…謎と言うなら、秋羅の方が謎だろう。」
「いや、秋羅はダースベイダーだって。雰囲気とか髪型とか。もろ暗黒面。」
「誰がいつ暗黒面に堕ちたんだよ。黒いのは髪と目だけだ。しかも髪型って、あれヘルメットだろうが。」
「にしても映像が凄かったよね。是非、映画館に観に行ってほ…ックシュ!」
「も~、なっちゃん帰れよ!俺らにまで移ったらどーしてくれる。この鼻だけセレブ!」
「…何だそれは?」
「そこに夏輝専用の箱ティッシュがあんだろ。値段が高い分、普通のよりも紙質が柔らかいんだよ。」
「ギター担いで手には箱ティッシュって、それロッカーとしてどうなんだ?」
「しょうがないだろ!止まんないし、鼻はガサガサになるし。もうこの話題は終了!」
「んじゃ次『ウィークリーJADE』のコーナーな。先週?今週は…って、俺らレコーディングでロスにいたんだよ。」
「そそ、一昨日帰って来たとこ。あっちは年中あったかいんだよなー。冬って言っても、昼間なんかジャケット要らないくらいだったし。」
「…そろそろ急激な温度差が身体にこたえる年になったな。」
「で、すっかり油断したなっちゃんはこのザマってワケだ。」
「もう、話を蒸し返すなよ!」
「でも1年早いよな。昨日からカウントダウンのリハも始まったし。」
「今年はライブって言や、フェスだけだったしなー。最後に一発ドカンと行きますか。」
「まだ音楽番組もいくつかあるしね。みんな、楽しみにしててね。」
「…その前に、早く風邪を治す事だな。」
「はい…仰る通りです。もう今日は帰ったら薬飲んで速攻寝る。」
「俺が添い寝してやろーか?あったかいぞ?」
「いるかバカ!考えただけで寒気がする!ミィで充分だ!」
「うゎ~、猫と寝る寂しい男発見!!」
「冬馬、もうその辺にしとけ。そろそろ怒りのヘッドロックお見舞いされるぞ。」
「病は気からって言うだろ?俺はなっちゃんを元気づけてんだよ。」
「…怒らせてどうする。勘違いとありがた迷惑もここまで来ると殺意が湧くな。」
「ヤダ…春サマ超怖いんですけど。お前が言うとマジなのか冗談なのか分かんねんだよ。」
「…半々と言ったところか。」
「おいおい、今年最後の放送なんだから、もう少し和やかにやろうぜ。」
「そういう訳で、みんなも年末は色々忙しいとは思うけど、俺みたいに風邪引かないように気をつけてね。」
「ではまたここで1曲。もうすぐクリスマスって事でクリスマスソングを。ほい、春。」
「…俺たちも高校の頃から好きだったイギリスの世界的人気ロックバンド、Coldplay で
『Christmas Lights 』」
ーーー ♪
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