#16 JADEのDangerous Night!2
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「んじゃ、最後は春ー!」
「…これ。毎週楽しく聴いています。大ファンの皆さんに質問です。ぶっちゃけ…好きな女性のタイプは?…16歳、高校生男子。」
「さすが高校生男子!直球勝負だなー。」
「クククッ、直球には直球で返すか。」
「俺、ちょっとドンくさくてケナゲなコ。」
「何、それ?」
「いるじゃん。コイツ俺が側にいてやんなきゃ、しょーがねーなー的な。守ってあげたくなるっつーの?」
「ガサツなお前に言われたら終わりだろ。」
「…お前が一番手が掛かると思うが。」
「逆だよね?冬馬がしょうがないって思われるなら分かるけど。」
「っとに、お前らは俺の話になると散々だな…。秋羅は?」
「俺?ん~、周りに気配りが出来る人。それと礼儀正しい人。」
「…なるほど。秋羅らしい。」
「秋羅はそのへん厳しそうだもんなー。」
「秋羅自身が完璧だからね。冬馬が女だったら完全アウトだろ。」
「問題外だな。教育的指導してやる。」
「一々俺で落とすなよ!なっちゃんは?」
「俺はね、優しくて笑顔が可愛いコ?」
「夏輝スマイルと合わせたら強烈だな。」
「俺には眩しすぎる…。」
「…いいんじゃないか?幸せそうで。」
「春は?」
「…俺は…よく分からない。でも何か、自分にないものを…惹きつけられるものを持った人…なんだろうな。」
「春にないものって愛想だろー。あと俺にだけ優しさがない。」
「お前はそういう事を言うから、ゲームでボコられるんだろうが。」
「ハハッ、冬馬は愛想だけはあるんだけどね。あとが…。」
「…破綻してる。」
「また俺オチかよ!俺にはあふれ出す優しさもあるぞ!!」
「ほとばしるエロさの間違いだろ?」
「はちきれるチャラさもね。」
「とめどないバカさも…。」
「ウマイ!ってちがーーう!!……いいんだ…どうせ俺なんて…」
「あ、またいじけた。」
「結局、お前が一番面倒くせぇんだよな。」
「まぁ…どれだけバカでも…、お前のドラムは誰にも負けないから。」
「だろーーっ!?さっすが春サマ!!」
「春って何気に冬馬の扱い上手いよね。」
「ツボはきちんと押さえてるよな。」
「何だ!お前らコソコソと!!」
「「別に。」」
「それにしてもこの好きなタイプって…。」
「「「………。」」」
「バトル勃発ってやつ?」
「いやいやいや。」
「まさかね。」
「…それはないだろう。」
「真剣勝負はすでに始まってんのかもだぜ?」
「なら、俺は負ける気しねぇけどな。」
「それなら、俺だって負けないよ?」
「俺も本気出しちゃおうかなー。春は?」
「…それなら…俺も負けない。」
「って、リスナーのみんなには全然意味分かんないよね。ごめんね、身内ネタ出ちゃった。」
「要は男なら、恋も遊びも仕事も勝負しろって話だなー。」
「お、そろそろエンディングに行けだってよ。早いな。今日のプレゼントは?」
「あ、そうそう。今日は特別企画だからなー、プレゼントも特別!なんと!!ラップは嫌だ、額に入れて飾ってね?俺たちのサイン色紙と、ここで撮ったスナップ写真をセットにしてプレゼントー!!」
「お前のそのどうでもいいプレゼントの前フリのせいで、俺たちまで期待されて困ってるんだけど。」
「ホントとばっちりだよな。みんな、言っとくがうちのお笑い担当は冬馬だけだから。俺らにまで笑いを求めるな。」
「別に思ったこと好き勝手言えばいいじゃん。ってか春!お前は終わったと思って気を抜くな!今あくびしただろ!」
「…すまない。会話のテンポが速くて入るスキがない。」
「何でテンポの速い曲は歌えんのに話すテンポは遅いんだろうなー。」
「春は一旦、頭で考えてから話すからね。そこが春らしさなんじゃないの?」
「逆に春がよく喋るヤツだったら、お前絶対に口だけで泣かされてるって。」
「それ、考えただけで超怖えーよ。」
「アハハ、見てみたい気もするけど。ま、それはさて置き、今の時期ってみんな何かと忙しいと思うんだけどさ。学生の子は中間テストとかって今頃だよね?」
「あぁ、そんな時期だな。部活も試合があるし、今は体育祭とか文化祭をやってるとこも多いから。」
「う~ん、青春の響きだよなー。ま、この番組聴いてちょっとでも気分転換になりゃいいけどな。」
「で、俺たちも今から新曲のレコーディングを始めるんだよね。フェスでお披露目は…できるのかな?」
「…その予定だ。俺たちもいい曲を作るから…みんなも色々と頑張って欲しい。」
「という事で!今週はここまで!!来週からはまた通常営業だからな。それじゃあみんな~、まった来週~!」
「おやすみ。またな。」
「…次回もよろしく。」
「JADEでした!バイバイ!」
fin.
2017.6.16
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