#16 JADEのDangerous Night!2
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『JADEのDangerous Night~!』
「はい、今週も始まりました危険な夜の集い!ってなワケで今週は聴いての通りオレと~。」
「俺。」
「俺も。」
「…俺?」
「俺たち全員でお送りしま~す!!」
「オレで済ますってどんな紹介だよ。」
「ってか、何で春は疑問形になんの?」
「…続いた方がいいのか迷った。」
「「「空気読めるようになってる…」」」
「…………。」
「あー、春!お前は3秒ルールだからな!」
「なにそれ?」
「3秒以上沈黙したら罰金。」
「それは春が可哀想だろうが。お前が頑張れよ、影武者。」
「俺が春と2人の時どうなると思ってんだよ!俺が質問して俺が答えてたらバカみたいだろ!」
「バカだからいいんじゃない?」
「夏輝…お前、後で覚えとけよ?」
「お?早くもバトル勃発か?」
「…時間がなくなる。」
「よし、気を取り直して『ウィークリーJADE』のコーナー!」
「今週は色々あったよな。」
「俺たち今は夏フェスに向けて準備をしてる所なんだ。」
「そそ。セットリスト考えて、アレンジ考えて、練習してって感じ。」
「…今年はツアーがないからな。可能な限り、回れるだけ、全国各地でフェスに参加しようと思っている。」
「今決まってんのは…岩手、秋田、茨城、石川、大阪、京都、長崎と…そんなもんか?」
「まだ増えんだろー。」
「フェスと言えば本当に沢山のバンドが出る訳だけど、いいバンドがいっぱいだから、是非、色んなバンドのライブを見て欲しいと思う。」
「昔と比べたらフェスの数も出演バンドも増えたよな。 気になるバンドをいっぺんに見られるチャンスだし、自分なりの楽しみ方を見つけて過ごすってのもアリだから。」
「最近は食いもんのブースが充実してるもんなー。食べ歩きすんのもいいんじゃね?俺らも、ご当地グルメとかスタッフに頼んで買って来てもらってるし。」
「俺たちも昔見に行ったよね。誰かサンは途中からナンパに走ってたけど。」
「そうそう、冬馬がフラれ…」
「わー!次は『教えてJADE』のコーナー!!」
「…強制終了にも程があるだろう。」
「うるせー!進行役には絶対権限があんだよ!そして今日は特別企画だ。」
「なに?特別企画って。聞いてないけど。」
「チミたち。今月でJADEは結成11年だぞ?」
「そうだー。去年は10周年記念ライブ、みんな来てくれてありがとう!どこの会場も、すごく盛り上がったよね。」
「それでだ!今日は1人1枚質問を引いて、それに必ず答えるというスペシャルバージョン!」
「それって…ヤバイ質問も?」
「答えられる範囲で!」
「際どい質問もか?」
「許される範囲で!」
「…答えたくない質問は?」
「答えなくてヨシ!なワケねーだろ!」
「なんかイヤな予感しかしない…。」
「んじゃ、早速オレから引くぞー。これっ!!…えーっと、JADEの皆さんこんばんは。高校生からの仲間と言う皆さんですが、『俺だけが知ってるコイツの意外な一面』を是非、教えて下さい。25歳、会社員男性より。」
「意外な一面!?えー、何だろ。」
「これ、暴露大会になんじゃねぇの?」
「正にデンジャラスじゃーん!」
「…意外もなにも普通だろう。」
「じゃあ、まずはリーダーの意外な一面から。秋羅、なんかあるかー?」
「クククッ…すぐ泣く。」
「泣いてないよ!」
「お前、映画とか感動もの弱いよな。泣いてるのがバレてないとでも?」
「…夏輝は感情移入しやすいからな。」
「なっちゃんピュアだもんね~。ひどい時CMでウルってるだろ。」
「うるさい!!」
「春は?お前が一番付き合い長いし、何かあるんじゃねぇの?」
「特にないな…強いて言うなら…器用そうなのにペン回しが出来ない。」
「どうでもいいけどマジか?」
「ちょっとやってみろよ!ホレ。」
「えぇ~…」
カタンッ、コロコロ…
「うわっ、出来ないヤツ初めて見た!」
「練習したんだけど、机から落ちたりするからシャーペンの芯はボキボキになるし…そのまま。でも10回に1回くらい成功するよ?」
「まぁ、出来た所で何の得にもならないしな。冬馬みたいに無駄にソニックとかできても役に立たねぇから。」
「…ペンやスティックを回しても、いい音は出ないし。」
「それ、何気に俺をディスってんだろ…。」
「で、冬馬は?夏輝の意外な一面。」
「う~ん…寝顔が子供みたいに可愛い。ミィとくっついて寝てた日にゃ、超絶だぞ?俺、夏輝ならいいかもって…」
「バカかお前は!鳥肌立っただろ!!」
「なんだよー、せっかく最後にフォロー入れてやったのに。」
「ちっともフォローになってない!もう泊めてやらないからな!!」
「それ、夏輝じゃなくてお前の意外な一面だろ。男もOKなのかっていう。」
「…考えたくもない。」
「もー、冗談だって!」
「冗談は存在だけにしてくれよ…。」
「なんか言った?」
「何もない!次!!」
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