#15 JADEのDangerous Night!1
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「おー、質問すんげー来てんぞ。」
「へぇ~、出だし好調?」
「記念すべき1人目は?」
「読むぞ~。」
「…お前、漢字読めるのか?」
「読めるわ!バカにすんな!」
「冬馬、分かったから早く読め。」
「えぇ~っと、『JADEの皆さんこんばんは。』はい、こんばんは~!『僕はこの春から高校生になりますが、皆さんに…』…なっちゃんこれなに?」
「読めないんじゃん!」
「バカがバレるだろ。」
「…恥ずかし過ぎる。」
「ギャグだギャグ!読めるに決まってんだろ!えーっと、え~…あこがれて?」
「セーフ。」
「勘で読むなよ。」
「…先にフリガナ振るか?」
「うるせぇ!続けるぞ!『…憧れて何か楽器を始めたいと思っています』お?いいぞ~、やれやれ。『でも自分には何が向いているのかが、さっぱり分かりません。そこで皆さん教えて下さい。どうしてその楽器を選んだのですか?』だってー。どうよ?」
「模範的な質問だな。」
「そりゃ、始める時点では向き不向きなんて分からないよね。春は?なんでギターにしたの?ベースボーカルだっている訳じゃん?」
「…やっぱり憧れだな。歌うようなギターソロを見て…格好いいと思った。それにギターさえ出来れば1人で、どこでだって歌える。ピアノは…持ち運ぶ訳にはいかないから。」
「俺は選ぶ余地なかったもんなー。なんせ父親がギター好きだからさ。もう刷り込みだよね。幼いながらに戦隊ヒーローよりギタリスト見てカッコいいって思ってたもん。」
「俺は暇つぶしに何となくだからなぁ。しかも要らなくなって先輩から押し付けられたベースで。弾いてるうちに、あの存在感のある重低音にハマった訳だけど。元々俺は、グイグイ前に出るタイプじゃねぇしな。」
「冬馬は?」
「たまたま目の前にドラムがあったから叩いてみたら面白かったと。それにドラムって全身使うだろ?体力を持て余してた俺には、ちょうど良かったんだ。ホント、初めは訳も分からずにドカドカ叩いてただけだったけどな。」
「結論から言うとね、興味を持った、やりたいと思った楽器を選ぶって事だよね。向き不向きって言うよりどれだけ練習するかだと思う。」
「…そうだな。何事においても練習量は決して裏切らないから。」
「俺らだって全くの初心者だったんだ。みんなスタートは同じ。」
「Don't think. Fee~l!……キマった!!」
「お前はブルース・リーか!」
「それ『燃えよドラゴン』の名セリフだろ…。お前、事あるごとにそれ言うよな。」
「…でも『考えるな、感じろ』とてもいい言葉だと思う。」
「まぁね。全てはキミ次第ってとこかな。もしやる楽器が決まったら、また教えてね~。」
「そうだな。ワンポイントアドバイスとか出来るかも知れねぇし。」
「そんなキミには番組特製JADEの、これどこに貼ろうステッカー、勿体なくて使えないハンドタオル、失くしたらどうしようキーホルダー、いつ使うんだリストバンド…春、何あげる?」
「とんでも無く余計な解説を一々入れんな。」
「…じゃあ、キーホルダーを。是非、通学鞄に付けて欲しい。」
「だってー。良かったなぁ、少年。『…キミの頑張りに期待している』」
「ラジオでいきなり春のモノマネすんなよー。紛らわしいだろ!」
「これが結構似てるからな。」
「だろー?俺、日本一ウマイと思うぜ?」
「やめてくれ。迷惑だ。」
「でもこの時期って生活が変わる時だし、何か新しい事を始めたくなるよね。お前ら、なんかやりたい事ないの?」
「新メンバーでの合コン。」
「始めるな。卒業しろ。」
「そういうのじゃなくてさ…。春は?」
「…何かスポーツがしたい。」
「あ、いいね~。この前久々にみんなでボード滑った時、楽しかったしね。」
「何年か前、ジムのスカッシュにバカみたいに全員でハマったよな。」
「おー、あれも燃えたなぁ。俺、超真剣だったもん。ぜってー負けたくねーし。」
「…メンバー同士で張り合うから、お陰で何事も上達が早い。」
「今年は少しは時間もできるし、何かやりたいよね。みんな、オススメのスポーツがあったら教えて下さい。」
「「「よろしく。」」」