長編番外集・壱…☆
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こうして、漸く開始された技の披露……。
ー結界内ー
雪菜の提案通り、雪菜が技を順番に披露する事に成った。
しかし──?
『さて! 此れから技の披露に移る訳だけど……。』
真「だけど?」
『う~ん、どうしようかな……?』
炭「何か、準備に不備でも有ったんですか……?」
『あー……、そうじゃ無くてね? 技を使用する上での「〝的〟が必要だな」って、思っただけだよ。』
(苦笑)
真/炭「「〝的〟?」」
全「???」
雪菜の云う〝的〟とは、攻撃を当て易くする為……だけで無く、技を観る者達や技を習得する者達の為でも有るからである。
其れを踏まえた上での……〝的〟と云う訳である。
雪菜から、もたらされた其の返答に……質問をした真菰や炭治郎を含め、他の全員が頭に「?」を浮かべたのだった。
其れを見た、雪菜は──。
『まぁ、疑問に思うのも無理無いけど……”百聞は一見に如かず“ってね?』(片眼をウィンク☆)
スッ……ピッ!
そう云いつつ、雪菜は狩衣の懐から、数十枚程の人形をした紙を取り出し……投げた。
すると……?
ボボンッ!! モクモク……。
幾つかの何かが、破裂したかの様な音と共に煙が発生した後、煙が晴れてから見えた光景は……。
全「?!?!」
バッ!
何と其処には、十五~六体程の鬼の姿が。
其の光景に……全員が驚き、臨戦態勢に成り掛けた。 ………が、其れを止めたのは──。
『大丈夫、心配せず共……何もしない。
と云うより、此の鬼達は私達に対して“何も出来ない”から。』
炭「えっ……? “何も出来ない”……?
其れって、どう云う事何ですか……? “何も出来ない”って……。」
其れを止めたのは、雪菜で有った。
そして、炭治郎から出た疑問に雪菜の返答は……。
『“何も出来ない”……。 其のままの意味だよ、炭治郎君。 此処に出現した鬼達は、全て私の記憶を元にして、造り出された鬼達だからね。 記憶を元にして居る分、鬼と云う姿形を先程の投げた“式”で模写しただけだから、攻撃等出来ないから大丈夫。』
……と云う説明を雪菜より、されたのだった。
全「…………。 はぁ~、良かったぁ~……。」
説明後は、全員が安堵の溜め息を付いた。
『あー……、驚かせてご免。
そんな積もりは無かったんだけどね……?』(苦笑)
蟲「もう良いですよ、水蓮姉さん。」
音「そうそう。 早く、ド派手な技とやらを観せてくれよ!」
『フフッ、はいはい。』
雪菜は皆を驚かせて仕舞った事を謝罪したが、しのぶと宇随から「技を早く観たい!」との催促が有った為、了承の返事を返しながら、頷いたのだった。
* * * *
『じゃあ、早速……。』
全「(ワクワク)」
ザッ……、チャキ……。
『(水炎の呼吸──)“水龍炎虎”っ!!
そして、“炎龍水虎”っ!! 更に、“水炎の龍”っ!!』
バシャッ……ドォン……!!
ボゥ……ドォン……!!
ドドォン!!
全「おぉーっ!!/すっげぇーっ! すっげぇーぜっ!/うわぁ~っ!!/ひぃぃぃいっ?!/凄ーいっ!!」
……等と、様々な反応をしながら、観る皆の姿が。
そして、雪菜は続々と技を連続で連発して行く──。
『(雷風の呼吸──)……、(炎風の呼吸──)……、(雷水の呼吸──)……、(風水の呼吸──)……、(雷炎の呼吸──)………。 そして、此れが最後の技……、最終奥義──“風炎水雷”っ!!』
ドッ……ドォン……!!!
スッ……キン……。
全「!!!」
そして、漸く……全ての技の披露が終わり、鞘へと太刀を納刀した音で皆、其々我に返り……お互いに顔を見合わせるのだった……。
『さて、技の披露は終了したけど……皆、大丈夫?』
皆の……呆けたかの様な様子を見て、雪菜も心配に成り、声を掛けたのだが……?
全「………………。」
雪菜の声に応える返事は、皆からは無かったのだった……。 其れ所か──。
全「(其れ程迄に、夢中に成って技の披露に釘付けだった……。 目が離せない程、迫力満点で威力が桁違いだった……。 自分達でも、水蓮さん程とは云わないが、習得出来るだろうか……?)」
……等と、お互いに顔を見合わせつつ、考えて居た皆の姿が、其処に在るのだった……。
* * * *
ー結界内ー
雪菜の提案通り、雪菜が技を順番に披露する事に成った。
しかし──?
『さて! 此れから技の披露に移る訳だけど……。』
真「だけど?」
『う~ん、どうしようかな……?』
炭「何か、準備に不備でも有ったんですか……?」
『あー……、そうじゃ無くてね? 技を使用する上での「〝的〟が必要だな」って、思っただけだよ。』
(苦笑)
真/炭「「〝的〟?」」
全「???」
雪菜の云う〝的〟とは、攻撃を当て易くする為……だけで無く、技を観る者達や技を習得する者達の為でも有るからである。
其れを踏まえた上での……〝的〟と云う訳である。
雪菜から、もたらされた其の返答に……質問をした真菰や炭治郎を含め、他の全員が頭に「?」を浮かべたのだった。
其れを見た、雪菜は──。
『まぁ、疑問に思うのも無理無いけど……”百聞は一見に如かず“ってね?』(片眼をウィンク☆)
スッ……ピッ!
そう云いつつ、雪菜は狩衣の懐から、数十枚程の人形をした紙を取り出し……投げた。
すると……?
ボボンッ!! モクモク……。
幾つかの何かが、破裂したかの様な音と共に煙が発生した後、煙が晴れてから見えた光景は……。
全「?!?!」
バッ!
何と其処には、十五~六体程の鬼の姿が。
其の光景に……全員が驚き、臨戦態勢に成り掛けた。 ………が、其れを止めたのは──。
『大丈夫、心配せず共……何もしない。
と云うより、此の鬼達は私達に対して“何も出来ない”から。』
炭「えっ……? “何も出来ない”……?
其れって、どう云う事何ですか……? “何も出来ない”って……。」
其れを止めたのは、雪菜で有った。
そして、炭治郎から出た疑問に雪菜の返答は……。
『“何も出来ない”……。 其のままの意味だよ、炭治郎君。 此処に出現した鬼達は、全て私の記憶を元にして、造り出された鬼達だからね。 記憶を元にして居る分、鬼と云う姿形を先程の投げた“式”で模写しただけだから、攻撃等出来ないから大丈夫。』
……と云う説明を雪菜より、されたのだった。
全「…………。 はぁ~、良かったぁ~……。」
説明後は、全員が安堵の溜め息を付いた。
『あー……、驚かせてご免。
そんな積もりは無かったんだけどね……?』(苦笑)
蟲「もう良いですよ、水蓮姉さん。」
音「そうそう。 早く、ド派手な技とやらを観せてくれよ!」
『フフッ、はいはい。』
雪菜は皆を驚かせて仕舞った事を謝罪したが、しのぶと宇随から「技を早く観たい!」との催促が有った為、了承の返事を返しながら、頷いたのだった。
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『じゃあ、早速……。』
全「(ワクワク)」
ザッ……、チャキ……。
『(水炎の呼吸──)“水龍炎虎”っ!!
そして、“炎龍水虎”っ!! 更に、“水炎の龍”っ!!』
バシャッ……ドォン……!!
ボゥ……ドォン……!!
ドドォン!!
全「おぉーっ!!/すっげぇーっ! すっげぇーぜっ!/うわぁ~っ!!/ひぃぃぃいっ?!/凄ーいっ!!」
……等と、様々な反応をしながら、観る皆の姿が。
そして、雪菜は続々と技を連続で連発して行く──。
『(雷風の呼吸──)……、(炎風の呼吸──)……、(雷水の呼吸──)……、(風水の呼吸──)……、(雷炎の呼吸──)………。 そして、此れが最後の技……、最終奥義──“風炎水雷”っ!!』
ドッ……ドォン……!!!
スッ……キン……。
全「!!!」
そして、漸く……全ての技の披露が終わり、鞘へと太刀を納刀した音で皆、其々我に返り……お互いに顔を見合わせるのだった……。
『さて、技の披露は終了したけど……皆、大丈夫?』
皆の……呆けたかの様な様子を見て、雪菜も心配に成り、声を掛けたのだが……?
全「………………。」
雪菜の声に応える返事は、皆からは無かったのだった……。 其れ所か──。
全「(其れ程迄に、夢中に成って技の披露に釘付けだった……。 目が離せない程、迫力満点で威力が桁違いだった……。 自分達でも、水蓮さん程とは云わないが、習得出来るだろうか……?)」
……等と、お互いに顔を見合わせつつ、考えて居た皆の姿が、其処に在るのだった……。
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