長編番外集・壱…☆
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例の緊急柱合会議から、後日……。
ー産屋敷邸・中庭にてー
前回の緊急柱合会議での事も有り、屋敷の縁側や中庭には…御館様足る耀哉と輝利哉、九人の現柱達を含め、継子である五感組の他に、元柱のカナエ・鱗滝・桑島・槇寿郎達の姿も見られたのだった。
『さて……っと、耀哉殿に頼まれた事だし……此れから、本に書かれて居る技について、説明する訳だけど……。 で? 何故、此処に元柱である槇寿郎達まで居るのかな……?』
縁側に腰掛けて座って居た元柱達に「何故、此処に居るのか」と、雪菜が問い掛ければ……。
カナエ「えーーっ! 居ちゃ、ダメですか……?」
(目をウルウル)
左「儂等にも、其の技とやらを見せてはくれんか……?」(苦笑)
慈「(ウンウン)」(腕組みしつつ、頷く)
槇「あー……。 俺も其の技が気になるから、来ただけ何だが……。」(目を反らし、照)
上記の返事が返って来て……?
現柱や五感組は、其の返答に驚きを隠せず、叫んでしまったのだった。
現柱と五感組他「えーっ?!/はぁぁあっ?!(あっ、あの……元柱がっ?! 水蓮さんに、懇願……だとぉーっ?!)」
逆に雪菜は、そんな元柱達の返事に対し──。
『うぐっ……。』
言葉に詰まるのだった……。
* * * *
──で、そんなこんなで中庭に集まった者達に、本に記された技について説明をして行く雪菜なのだった……。
『其の本に記された技は全て、基本の呼吸─五大流派の内、炎・水・風・雷の四つを其々組み合わせた技で、構成して有るんだよ。
例えば、そうだな……。 “水炎の龍”……とかね?』
「“すいえんのりゅう”……ですか?」
『えぇ、本にも漢字で明記されて居るでしょ? 何なら、輝利哉君。 本を開いて確認して見てくれる?』
そう雪菜に云われた輝利哉が持つ本に現柱や元柱達、五感組が輝利哉の後ろや橫等から「ヒョコッ!」と、一緒になって覗き込んだ。
左「どれどれ……?」
カナエ「んーっ……?」
槇「ふーむ……。」
パラパラ……。
「あ、本当だ……。」
本を持って居る輝利哉が、本を開いてページを捲ると……?
確かに、技名は漢字による明記で記されて居た。
『でしょう?』
「はい、確かにそう書いて有りますね。」
『其処に有る様に、“水炎の龍”は文字通り……「炎の呼吸」と「水の呼吸」の組み合わせ技だよ。 他の技名も、呼吸同士の組み合わせ技が殆どだしね。』
「成る程……。」
雪菜の説明で皆、納得した所で……。
バビッ!!
炭「はいっ!!」
『ん? 炭治郎君、何か判らない事でも有った?』
炭「いえ、判らないんじゃ無く……書かれて居た技をっ! 実際にっ! 見て観たいですっ!!」
音「おっ、竈門~。 良い事云うじゃねーの♪
水蓮姐さん♪ 俺も観たいから、頼まれてくんねぇ?」
蟲「あ! そうですねぇ、私も見て観たいです♪」
他 「(ウンウン)」
炭治郎から始まり、他の柱達も次々に「技を見せて欲しい」と、頼むのだが……。
『えーっと……技を見せても良いけど、此処等一帯に、結界張らないと為らないんだが……。 其れでも良いなら、見せるけど……どうする? 耀哉殿。』
耀以外全「?!(此処等一帯に、結界っ?! 何れ程……技の威力が高い(んだっ/のっ)?!)」
雪菜の「技を見せるのは良いが、此処等一帯に結界を張らねば…と云う程の威力」発言に、耀哉を除く全員が心の中で、叫んだ。
「うん? 別に構わないよ、水蓮様。
技を見せて貰えるのなら、此れ以上の事は無いだろうし、滅多に無い機会だからね。 子供達にとっても、良い勉強や経験に繋がると思うよ。」
そんな耀哉の言葉に、雪菜も……。
『ふぅ……。 判りました、耀哉殿が其れで良いのなら……私は何も云いません。』
「ふふ、無理を云って済まないね。」
『いや? どうせ、技を見せる事になって居たと思いますので、構わないですよ。
其れなら……早速、結界を張ります。 皆、立って居る者は縁側に腰掛けるか、座って居る者は座ったままで、御願いしますよ? 危ないですから……。(“結”っ!!)』
ズァッ………!!
耀以外全「?!?!」
承諾すると同時に、此処に居る者全員に忠告し、中庭全体に結界を張るのだった。
張られた結界を見て、全員驚いて居たのだった……。
『うん、結界は此れで良しっ!
其れと……炎・水・風・雷の其々の呼吸を扱うから、近くで良く見たい者ばギリギリまで来て貰って良いし、技を習得したい者が居れば結界内に入って貰って良いけれど……どうする?』
結界を張った後、雪菜にそう声を掛けられ……皆は、其々の顔を見合わせ、頷いた。 主に、名の上がった呼吸を扱う者達が大半だったが……其れでも、殆どの者達が結界の直ぐ近くに集まったのだった。
そして──。
* * * *
ー結界内ー
『ふむ……。 結界の側で技を近くで観るのが、しのぶちゃん・蜜璃ちゃん・カナエ・カナヲちゃん・無一郞君・有一郞君・天元君・小芭内君・伊之助君・玄弥君・行冥君・村田君の七人。
で、結界内で技を習得するのが……左近次・慈悟郞・槇寿郎・義勇君・錆兎君・真菰ちゃん・杏寿郎君・炭治郎君・善逸君・獪岳君・実弥君・匡近君の十二人。
って事で良いのかな? 全員、どちらかに分かれた? 洩れは無いね?』
全「(コクリ)」
雪菜が、結界内外での人数を其々確認し、全員が頷いたのを見て……技の稽古ヘと、徐々に移行して行く。
『其れじゃあ、取り敢えずは……私が技を放つから、どんな技かを観て貰う見取り稽古。 で、其の後で皆に其々、技を教えて行くって事で良いかな?』
全「(コクリ)」
そして、雪菜が其々の技についての注意点と技の発動条件について告げて行く──。
『ん、了解。
さて……っと、技の実践前に……其々の技を簡単に説明するから、しっかり聞いて置いてね?』
全「(コクリ)」
『本に書かれて居る技の殆どは、ほぼ私が全て考案・開発した技何だけど……其の中でも特に、技名に「~の龍」…と、名が付く技は基本的には、其々の呼吸と技の発動のタイミングさえ一致すれば、どの技でも発動可能だよ。 だけど……。』
真「だ、だけど……?」
『だけど、「水炎の龍」のみ……先程上げた発動条件に加え、“ある技”が追加条件として存在する……。』
炭「其の……“ある技”って、何ですか……?」
『其の、“ある技”と云うのは……「“水の呼吸 拾の型”」と「“炎の呼吸 玖の型”」だよ。』
水・炎の一門「?!?!」
幾つか在る技の中でも特に……「水炎の龍」は、雪菜が考案・開発した技の中で、最も思い入れが強い技の一つであった……。
因みに、最も思い入れの強い技のもう一つは、“炎の呼吸 拾の型”とも云える……「流刃若火」である。
「水炎の龍」のみ……特定の技が、更に必要と云う事を聞き、水及び炎の一門である左近次を含む者達は、少々困惑したのだが……。
しかし──?
炭/炎「「すっ………、」」
『ん?……す?』
炭/炎「「凄いじゃ無い(か/ですか)!! そんな技が本に書かれて居た(とは/何て)っ!!
しかも、其の技を水蓮(姉さん/姉上)が考案し、尚且つ開発した技何て……凄過ぎ(る/ます)っ!!」」
『あ、有り難う……炭治郎君、杏寿郎君……。』
(苦笑)
炭治郎と炎柱である煉獄……二人揃っての賛辞に、流石の雪菜も圧倒されつつも…苦笑しながら、御礼を云うのだった。
そんな会話をしつつ……雪菜は、皆にどの技が良いか等の希望を聞きつつ、技の披露を開始するのだった。
『さて、漸く技を披露して行く訳だけど……本に書かれて居る幾つか在る技の内、どの技から見て観たい?』
全「う~ん……。」
雪菜からそう希望を聞かれ、咄嗟には思い付かず……悩む皆の姿が。
其処に……。
『………。(其処まで、悩ま無くても良いと、思うんだけどなぁ……?)(苦笑)
なら、本に書かれて居る技を一通り全て、私が見せて行くって云うのは? 其れなら、悩む必要は無いでしょう?』
全「是非っ!!」
『………ふふっ、判った。』
そんな雪菜からの提案に、渡りに船と許に……皆、其の申し出に乗っかるのだった……。
* * * *
ー産屋敷邸・中庭にてー
前回の緊急柱合会議での事も有り、屋敷の縁側や中庭には…御館様足る耀哉と輝利哉、九人の現柱達を含め、継子である五感組の他に、元柱のカナエ・鱗滝・桑島・槇寿郎達の姿も見られたのだった。
『さて……っと、耀哉殿に頼まれた事だし……此れから、本に書かれて居る技について、説明する訳だけど……。 で? 何故、此処に元柱である槇寿郎達まで居るのかな……?』
縁側に腰掛けて座って居た元柱達に「何故、此処に居るのか」と、雪菜が問い掛ければ……。
カナエ「えーーっ! 居ちゃ、ダメですか……?」
(目をウルウル)
左「儂等にも、其の技とやらを見せてはくれんか……?」(苦笑)
慈「(ウンウン)」(腕組みしつつ、頷く)
槇「あー……。 俺も其の技が気になるから、来ただけ何だが……。」(目を反らし、照)
上記の返事が返って来て……?
現柱や五感組は、其の返答に驚きを隠せず、叫んでしまったのだった。
現柱と五感組他「えーっ?!/はぁぁあっ?!(あっ、あの……元柱がっ?! 水蓮さんに、懇願……だとぉーっ?!)」
逆に雪菜は、そんな元柱達の返事に対し──。
『うぐっ……。』
言葉に詰まるのだった……。
* * * *
──で、そんなこんなで中庭に集まった者達に、本に記された技について説明をして行く雪菜なのだった……。
『其の本に記された技は全て、基本の呼吸─五大流派の内、炎・水・風・雷の四つを其々組み合わせた技で、構成して有るんだよ。
例えば、そうだな……。 “水炎の龍”……とかね?』
「“すいえんのりゅう”……ですか?」
『えぇ、本にも漢字で明記されて居るでしょ? 何なら、輝利哉君。 本を開いて確認して見てくれる?』
そう雪菜に云われた輝利哉が持つ本に現柱や元柱達、五感組が輝利哉の後ろや橫等から「ヒョコッ!」と、一緒になって覗き込んだ。
左「どれどれ……?」
カナエ「んーっ……?」
槇「ふーむ……。」
パラパラ……。
「あ、本当だ……。」
本を持って居る輝利哉が、本を開いてページを捲ると……?
確かに、技名は漢字による明記で記されて居た。
『でしょう?』
「はい、確かにそう書いて有りますね。」
『其処に有る様に、“水炎の龍”は文字通り……「炎の呼吸」と「水の呼吸」の組み合わせ技だよ。 他の技名も、呼吸同士の組み合わせ技が殆どだしね。』
「成る程……。」
雪菜の説明で皆、納得した所で……。
バビッ!!
炭「はいっ!!」
『ん? 炭治郎君、何か判らない事でも有った?』
炭「いえ、判らないんじゃ無く……書かれて居た技をっ! 実際にっ! 見て観たいですっ!!」
音「おっ、竈門~。 良い事云うじゃねーの♪
水蓮姐さん♪ 俺も観たいから、頼まれてくんねぇ?」
蟲「あ! そうですねぇ、私も見て観たいです♪」
他 「(ウンウン)」
炭治郎から始まり、他の柱達も次々に「技を見せて欲しい」と、頼むのだが……。
『えーっと……技を見せても良いけど、此処等一帯に、結界張らないと為らないんだが……。 其れでも良いなら、見せるけど……どうする? 耀哉殿。』
耀以外全「?!(此処等一帯に、結界っ?! 何れ程……技の威力が高い(んだっ/のっ)?!)」
雪菜の「技を見せるのは良いが、此処等一帯に結界を張らねば…と云う程の威力」発言に、耀哉を除く全員が心の中で、叫んだ。
「うん? 別に構わないよ、水蓮様。
技を見せて貰えるのなら、此れ以上の事は無いだろうし、滅多に無い機会だからね。 子供達にとっても、良い勉強や経験に繋がると思うよ。」
そんな耀哉の言葉に、雪菜も……。
『ふぅ……。 判りました、耀哉殿が其れで良いのなら……私は何も云いません。』
「ふふ、無理を云って済まないね。」
『いや? どうせ、技を見せる事になって居たと思いますので、構わないですよ。
其れなら……早速、結界を張ります。 皆、立って居る者は縁側に腰掛けるか、座って居る者は座ったままで、御願いしますよ? 危ないですから……。(“結”っ!!)』
ズァッ………!!
耀以外全「?!?!」
承諾すると同時に、此処に居る者全員に忠告し、中庭全体に結界を張るのだった。
張られた結界を見て、全員驚いて居たのだった……。
『うん、結界は此れで良しっ!
其れと……炎・水・風・雷の其々の呼吸を扱うから、近くで良く見たい者ばギリギリまで来て貰って良いし、技を習得したい者が居れば結界内に入って貰って良いけれど……どうする?』
結界を張った後、雪菜にそう声を掛けられ……皆は、其々の顔を見合わせ、頷いた。 主に、名の上がった呼吸を扱う者達が大半だったが……其れでも、殆どの者達が結界の直ぐ近くに集まったのだった。
そして──。
* * * *
ー結界内ー
『ふむ……。 結界の側で技を近くで観るのが、しのぶちゃん・蜜璃ちゃん・カナエ・カナヲちゃん・無一郞君・有一郞君・天元君・小芭内君・伊之助君・玄弥君・行冥君・村田君の七人。
で、結界内で技を習得するのが……左近次・慈悟郞・槇寿郎・義勇君・錆兎君・真菰ちゃん・杏寿郎君・炭治郎君・善逸君・獪岳君・実弥君・匡近君の十二人。
って事で良いのかな? 全員、どちらかに分かれた? 洩れは無いね?』
全「(コクリ)」
雪菜が、結界内外での人数を其々確認し、全員が頷いたのを見て……技の稽古ヘと、徐々に移行して行く。
『其れじゃあ、取り敢えずは……私が技を放つから、どんな技かを観て貰う見取り稽古。 で、其の後で皆に其々、技を教えて行くって事で良いかな?』
全「(コクリ)」
そして、雪菜が其々の技についての注意点と技の発動条件について告げて行く──。
『ん、了解。
さて……っと、技の実践前に……其々の技を簡単に説明するから、しっかり聞いて置いてね?』
全「(コクリ)」
『本に書かれて居る技の殆どは、ほぼ私が全て考案・開発した技何だけど……其の中でも特に、技名に「~の龍」…と、名が付く技は基本的には、其々の呼吸と技の発動のタイミングさえ一致すれば、どの技でも発動可能だよ。 だけど……。』
真「だ、だけど……?」
『だけど、「水炎の龍」のみ……先程上げた発動条件に加え、“ある技”が追加条件として存在する……。』
炭「其の……“ある技”って、何ですか……?」
『其の、“ある技”と云うのは……「“水の呼吸 拾の型”」と「“炎の呼吸 玖の型”」だよ。』
水・炎の一門「?!?!」
幾つか在る技の中でも特に……「水炎の龍」は、雪菜が考案・開発した技の中で、最も思い入れが強い技の一つであった……。
因みに、最も思い入れの強い技のもう一つは、“炎の呼吸 拾の型”とも云える……「流刃若火」である。
「水炎の龍」のみ……特定の技が、更に必要と云う事を聞き、水及び炎の一門である左近次を含む者達は、少々困惑したのだが……。
しかし──?
炭/炎「「すっ………、」」
『ん?……す?』
炭/炎「「凄いじゃ無い(か/ですか)!! そんな技が本に書かれて居た(とは/何て)っ!!
しかも、其の技を水蓮(姉さん/姉上)が考案し、尚且つ開発した技何て……凄過ぎ(る/ます)っ!!」」
『あ、有り難う……炭治郎君、杏寿郎君……。』
(苦笑)
炭治郎と炎柱である煉獄……二人揃っての賛辞に、流石の雪菜も圧倒されつつも…苦笑しながら、御礼を云うのだった。
そんな会話をしつつ……雪菜は、皆にどの技が良いか等の希望を聞きつつ、技の披露を開始するのだった。
『さて、漸く技を披露して行く訳だけど……本に書かれて居る幾つか在る技の内、どの技から見て観たい?』
全「う~ん……。」
雪菜からそう希望を聞かれ、咄嗟には思い付かず……悩む皆の姿が。
其処に……。
『………。(其処まで、悩ま無くても良いと、思うんだけどなぁ……?)(苦笑)
なら、本に書かれて居る技を一通り全て、私が見せて行くって云うのは? 其れなら、悩む必要は無いでしょう?』
全「是非っ!!」
『………ふふっ、判った。』
そんな雪菜からの提案に、渡りに船と許に……皆、其の申し出に乗っかるのだった……。
* * * *