出逢う迄の軌跡
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あの悲劇から、8年……。(雪菜にとってだが…)
ガバッ!!
『ハッ……! ハァハァ…(あれ…は……、あの…出来事…は……)』
「主…? 大丈夫ですか? 魘されてましたけど…」
『うん…大丈夫。ごめんね? 優月。心配掛けて…』
「ハァ…。なら、良いんだが…。
お前に、何かあれば…俺達が大変だしな」(呆れ)
『結斗も…。ごめんね?』
「まっ! 大丈夫そうなら、良い…」
「私達は、主が心配なだけですし…」
『フフ…、二人共…有難う』
雪菜に、“結斗” “優月”と…呼ばれたのは、雪菜の〈式〉である。
結斗は…白猫の姿をして居り、優月は…黒猫の姿をして居る。
二匹共……猫の姿とは言え、本性…つまり、本来の姿は…天狼と言う巨大な妖しである。
……話を戻そう。
「………上~! 姉上~!!」
誰かの呼ぶ声が、遠くから聞こえて来る。
この部屋の主である…雪菜を呼んでいるようだ……。
『………っ(随分と、昔の夢を見たな…。今までは、こんな事無かったのに…)』
染々と雪菜が、先程の事を思い出していると…
「雪菜?」
「主、どうかしましたか?」
式の二匹に、心配そうな顔を向けられた。
『…っ!! あっ。ううん、何でもないから…大丈夫。結斗も優月も…心配しないで?』
「なら、良い」
「えぇ…」
『フフ…、有難う』(ニッコリ)
二匹に、そう返し…雪菜は着替えを整え始めたのだった―――。
* * * *
ガバッ!!
『ハッ……! ハァハァ…(あれ…は……、あの…出来事…は……)』
「主…? 大丈夫ですか? 魘されてましたけど…」
『うん…大丈夫。ごめんね? 優月。心配掛けて…』
「ハァ…。なら、良いんだが…。
お前に、何かあれば…俺達が大変だしな」(呆れ)
『結斗も…。ごめんね?』
「まっ! 大丈夫そうなら、良い…」
「私達は、主が心配なだけですし…」
『フフ…、二人共…有難う』
雪菜に、“結斗” “優月”と…呼ばれたのは、雪菜の〈式〉である。
結斗は…白猫の姿をして居り、優月は…黒猫の姿をして居る。
二匹共……猫の姿とは言え、本性…つまり、本来の姿は…天狼と言う巨大な妖しである。
……話を戻そう。
「………上~! 姉上~!!」
誰かの呼ぶ声が、遠くから聞こえて来る。
この部屋の主である…雪菜を呼んでいるようだ……。
『………っ(随分と、昔の夢を見たな…。今までは、こんな事無かったのに…)』
染々と雪菜が、先程の事を思い出していると…
「雪菜?」
「主、どうかしましたか?」
式の二匹に、心配そうな顔を向けられた。
『…っ!! あっ。ううん、何でもないから…大丈夫。結斗も優月も…心配しないで?』
「なら、良い」
「えぇ…」
『フフ…、有難う』(ニッコリ)
二匹に、そう返し…雪菜は着替えを整え始めたのだった―――。
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