出逢う迄の軌跡
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ー時は平安、天界(神界)ー
『お父様、お母様、お兄様っ!!』
幼い姿の少女が意気揚々と家族の下へ走って来る。
「ん? 詩織、そんなに走ってどうしたんだい?」
声を聞いて振り返った兄が、走って来た少女の目線に合わせ、屈んで声を掛けた。
『あのねっ! 先程人界へ行って、忠行様に陰陽道の術を一通り教わって来たんです!!そしたら、忠行様が「雪菜殿は物覚えが良いなぁ、それに早い。私が知り得る限りの全ての術を覚えてしまった…感心、感心。これには、童子もうかうかして居れんだろうなぁ」って、言って下さったんです!』
と、嬉しそうに家族へ話した。
「そうかそうか、陰陽道の術を全て覚えたのか。凄いな」
雪菜へそう言いながら、父が頭を撫でてくれた。
「本当ね…。詩織は凄いわ」
頭を撫でられている雪菜を見ながら、母も嬉しそうに誉めてくれた。
「へぇ~、あの忠行様に誉めて貰えたのか!それにしても…忠行様も強力なライバルの出現で、弟子である童子殿の心配か…。 俺達としては、して遣ったりだけどな!(ニッコリ)」
兄まで輝くような笑顔で、そう評すのだった。
三人の話す“それ”を聞いて『えへへっ!』と、雪菜は笑った。
その笑顔を見ながら、父や母、兄も心の中で「絶対にこの娘だけは、何としても守らなければっ!」と、家族での決意を固めて居たのだった…。
しかし、平和な時は長くは続かなかった…。
* * * *
『お父様、お母様、お兄様っ!!』
幼い姿の少女が意気揚々と家族の下へ走って来る。
「ん? 詩織、そんなに走ってどうしたんだい?」
声を聞いて振り返った兄が、走って来た少女の目線に合わせ、屈んで声を掛けた。
『あのねっ! 先程人界へ行って、忠行様に陰陽道の術を一通り教わって来たんです!!そしたら、忠行様が「雪菜殿は物覚えが良いなぁ、それに早い。私が知り得る限りの全ての術を覚えてしまった…感心、感心。これには、童子もうかうかして居れんだろうなぁ」って、言って下さったんです!』
と、嬉しそうに家族へ話した。
「そうかそうか、陰陽道の術を全て覚えたのか。凄いな」
雪菜へそう言いながら、父が頭を撫でてくれた。
「本当ね…。詩織は凄いわ」
頭を撫でられている雪菜を見ながら、母も嬉しそうに誉めてくれた。
「へぇ~、あの忠行様に誉めて貰えたのか!それにしても…忠行様も強力なライバルの出現で、弟子である童子殿の心配か…。 俺達としては、して遣ったりだけどな!(ニッコリ)」
兄まで輝くような笑顔で、そう評すのだった。
三人の話す“それ”を聞いて『えへへっ!』と、雪菜は笑った。
その笑顔を見ながら、父や母、兄も心の中で「絶対にこの娘だけは、何としても守らなければっ!」と、家族での決意を固めて居たのだった…。
しかし、平和な時は長くは続かなかった…。
* * * *