出逢う迄の軌跡
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~コラボ~
ーある異世界・とある剣術道場の昼下がりー
「…心っ!剣心っ!!」
16.7歳の髪をポニーテールにした少女が、走りながら叫んで居た。
そこへ…
「おうっ!どうしたんだ、嬢ちゃん?」
「そうだぜ、薫」
19歳位のツンツン頭をした青年とこれまた、ツンツン頭で10歳位の少年が、叫んでいる少女に声を掛けた。
「あっ!!左之助に弥彦っ!」
少年に“薫”と呼ばれた少女は、二人に気付いて名を呼んだ。
この少女…名を“神谷 薫”と言う。
剣術の心得があり、この剣術道場の師範代である。
名を呼ばれた二人はと言うと…青年の名を“相楽 左之助”、少年の名を“明神 弥彦”と言う。
「…で? 一体どーしたんでェ」
疑問に思った左之助が、薫に問うと…
「うっ、う…ん…。ちょっと、剣心を探してたの」
頬をほんのりと染めながら、薫は左之助に答えた。
そんな和やかな話をして居る所へ…
「おろっ? どうしたでござるか、皆揃って…」
と、突然後ろからそんな声が聞こえた。
その声を聞くや否や薫が勢い良く振り返り…
「剣心っ!! 何処に行っていたの?」
後ろから聞こえた声にそう、返した。
掛けられた本人は…
「あ、あぁ。ちょっと、買い物に行っていたでござるよ」
そう言いつつ、片手に持っていた買い物籠を持ち上げて見せた。
「もうっ! 心配させないでよねっ!」
と、薫は抗議するが…顔は笑顔になっていた。
「済まないでござる、薫殿。それより、左之に弥彦…二人共どうしたのでござるか?」
薫に謝りつつ、二人へも声を掛けた。
……のだが。
「何でもねェよ! なぁ、弥彦?」
「おうっ! そうだぜ、剣心!」
と、左之助と弥彦に笑顔で返されてしまったのだった。
「…………?」
状況が良く分からず、ただただ首を傾げる剣心の様子を笑顔で二人は、見ているのだった。
この“剣心”と呼ばれた男性…名を“緋村 剣心”と言う。
『飛天御剣流』と言う古流剣術の使い手で、滅法強い。
しかし、剣術は滅法強い癖に弱い人々…特に、女性や子供には滅法弱いと言うのが、珠に傷であった。
そして、緋い髪に左頬の十字傷…それが“彼”の一番の特徴である。
話を戻そう…。
未だに状況が読めずに、首を傾げて居る剣心へ…
「っと、そうだ。 剣心、薫が剣心を探してた所に…俺達が来たんだ」
と、弥彦が簡単に説明した。
「そうなのでござるか?」
「うん…。今日は天気も良いし、気晴らしにでも…って、皆で出掛けるのも良いなぁって思ったの!」
そう、剣心に聞かれ…出掛ける旨を伝えた。
薫のその答えに…
「「本当かっ?!(薫っ!/嬢ちゃんっ!)」」
見事に左之助と弥彦の声が重なったと同時に、二人は薫へ詰め寄った。
そんな二人の様子に驚きつつも、薫は「え、えぇ」と、答えた。
「「よっしゃー!!」」
薫の返事に又もや二人の声が重なり、歓声を上げるのだった。
それを見た剣心と薫は…互いに顔を見合わせた後、苦笑して居た。
―――この十数分後…とんでもなく、あり得ない出来事に遭遇する等…この次点では、誰一人として知る由も無かった―――
* * * *
ーある異世界・とある剣術道場の昼下がりー
「…心っ!剣心っ!!」
16.7歳の髪をポニーテールにした少女が、走りながら叫んで居た。
そこへ…
「おうっ!どうしたんだ、嬢ちゃん?」
「そうだぜ、薫」
19歳位のツンツン頭をした青年とこれまた、ツンツン頭で10歳位の少年が、叫んでいる少女に声を掛けた。
「あっ!!左之助に弥彦っ!」
少年に“薫”と呼ばれた少女は、二人に気付いて名を呼んだ。
この少女…名を“神谷 薫”と言う。
剣術の心得があり、この剣術道場の師範代である。
名を呼ばれた二人はと言うと…青年の名を“相楽 左之助”、少年の名を“明神 弥彦”と言う。
「…で? 一体どーしたんでェ」
疑問に思った左之助が、薫に問うと…
「うっ、う…ん…。ちょっと、剣心を探してたの」
頬をほんのりと染めながら、薫は左之助に答えた。
そんな和やかな話をして居る所へ…
「おろっ? どうしたでござるか、皆揃って…」
と、突然後ろからそんな声が聞こえた。
その声を聞くや否や薫が勢い良く振り返り…
「剣心っ!! 何処に行っていたの?」
後ろから聞こえた声にそう、返した。
掛けられた本人は…
「あ、あぁ。ちょっと、買い物に行っていたでござるよ」
そう言いつつ、片手に持っていた買い物籠を持ち上げて見せた。
「もうっ! 心配させないでよねっ!」
と、薫は抗議するが…顔は笑顔になっていた。
「済まないでござる、薫殿。それより、左之に弥彦…二人共どうしたのでござるか?」
薫に謝りつつ、二人へも声を掛けた。
……のだが。
「何でもねェよ! なぁ、弥彦?」
「おうっ! そうだぜ、剣心!」
と、左之助と弥彦に笑顔で返されてしまったのだった。
「…………?」
状況が良く分からず、ただただ首を傾げる剣心の様子を笑顔で二人は、見ているのだった。
この“剣心”と呼ばれた男性…名を“緋村 剣心”と言う。
『飛天御剣流』と言う古流剣術の使い手で、滅法強い。
しかし、剣術は滅法強い癖に弱い人々…特に、女性や子供には滅法弱いと言うのが、珠に傷であった。
そして、緋い髪に左頬の十字傷…それが“彼”の一番の特徴である。
話を戻そう…。
未だに状況が読めずに、首を傾げて居る剣心へ…
「っと、そうだ。 剣心、薫が剣心を探してた所に…俺達が来たんだ」
と、弥彦が簡単に説明した。
「そうなのでござるか?」
「うん…。今日は天気も良いし、気晴らしにでも…って、皆で出掛けるのも良いなぁって思ったの!」
そう、剣心に聞かれ…出掛ける旨を伝えた。
薫のその答えに…
「「本当かっ?!(薫っ!/嬢ちゃんっ!)」」
見事に左之助と弥彦の声が重なったと同時に、二人は薫へ詰め寄った。
そんな二人の様子に驚きつつも、薫は「え、えぇ」と、答えた。
「「よっしゃー!!」」
薫の返事に又もや二人の声が重なり、歓声を上げるのだった。
それを見た剣心と薫は…互いに顔を見合わせた後、苦笑して居た。
―――この十数分後…とんでもなく、あり得ない出来事に遭遇する等…この次点では、誰一人として知る由も無かった―――
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