出逢い……
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ー夜の巡回後、一騒動有った雪菜達だが──?ー
本性へと戻った結斗の背中に乗り、邸へ戻って来た雪菜達だが……此処で、問題が一つだけ残って居た。
そう、倒れて居た人達の件である……。
『さて、倒れて居た人達をどうするか……。』
「姉上、一先ず此の人達を起こした方が良いんじゃ……?」
「確かにな。 まぁ……起こしてからの方が、色々と話し合わないといけない事も有るだろうがな……。」
『そうだね……。 取り敢えずは、塀に寄り掛かる形で……結斗の背中から降ろすから、昌浩と紅蓮は手分けして、此の人達を起こしてくれる?』
「「判(りました!/った。)」」
『昌浩も紅蓮も危ないから、少しだけ私の後ろに下がってて?』
「「(コクリ)」」
二人が頷いたのを確認し、雪菜はもう一匹の式である“優月”を呼び、優月が持つ力を借りるのだった。
『優月、居る?』
《はい、此処に。》
スッ……。
「「?!!」」
雪菜の声に呼応し、雪菜の右肩に顕現した黒猫の姿を視て、昌浩と物の怪は驚いた。
『優月、悪いのだけど……“風”を少しの間だけ、御願い出来るかな? 結斗の背中に居る人達を、そろそろ地面へ降ろして上げたいからね……。』
「承知致しました。」
スッ……。
ブワッ………!!
「「えぇっ?!/んなっ……?!」」
雪菜の声に「是」と、応じたのが聴こえた途端……雪菜が、斜め上(結斗の背中)に向けて差し出した手を中心に突如、風が巻き起こった。
一瞬にして巻き起こった風に、昌浩と物の怪の二人は更に、驚きの声を上げたのだった……。
巻き起こった風は、結斗の背中に居る人達を浮き上がらせ、ゆっくりと……安倍邸の塀に寄り掛かる様に着地させた。
其れを見た昌浩と物の怪は、急いで駆け寄り、皆を起こす為に声を掛け始めた。
雪菜も全員が無事に着地したのを確認後、起こす為の声掛けに加わるのだった──。
『ふぅ……有り難う。 優月、結斗も。』
「いえ。 主のお役に立てたので有れば、何よりですから。」
「俺も優月も、主であるお前が無事なら、其れで良いからな……。」
『フフッ……。』
雪菜は二匹の式を労いつつ、二匹の返答に微笑みながら、聞いて居り……。
塀に寄り掛かる人達の肩を叩きながら、其々に声を掛けて行く。
トントン。
『もしもし? 大丈夫ですか?』
剣/左「……っ。」
弥「うっ……。」
薫「うぅ……んっ。」
一方、昌浩はと云うと……。
ユサユサッ。
「大丈夫ですか?! 起きて下さいっ!!」
肩を両手で掴み、揺らしながら起こして居た……。
ル「んっ……。」
グ「うぅ……っ。」
マ/エ「……っ。」
ガ/リ「うっ……。」
ウ/シ「んぅ……。」
鬼滅の面々「うぅ……っ。」
そして、目を開けるや否や……。
鬼滅&るろ剣の面々「っ?!?!」
FTの面々「ドコ(っ/だっ/よっ/じゃっ)?! ココ(ォ/は)ーー?!」
『ぷっ……くっ、あははっ!!』
「ぅえぇぇっ?!」
「(ハァ~……。)」
鬼滅とるろ剣の面々は、声も無く驚き……後の面々は、声を揃えて驚いたのだった。
其れを聞いた雪菜は大爆笑し、昌浩は雪菜と周りの反応に困惑すると同時に、驚きの声を上げた。 そして、昌浩の肩に乗って居た物の怪は、そんな二人の反応を見て、深い溜息を密かに吐いたのだった。
※因みに、結斗は本性の姿から既に猫の姿へと戻り左肩に、優月も顕現した際の右肩に乗った状態で……二匹共、雪菜の肩で其々に寛いでいる。
(↑イメージとしては『○に代わって~』のセリフで、有名な某アニメに出て来る猫の姿を想像して貰えれば……ウン。)
『はぁーっ……、久し振りに笑ったぁ~。』
「あっ、姉上……そんなに笑わ無くても……。」
『フフッ、ご免ご免! さて……っと、漸く…目は覚めましたか?』
全「(コクリ)」
雪菜は、此処に居る者達全員に「覚醒した」かの確認を行い、頷き返し……自分のやや後ろに控える昌浩と他の者には視えて居ない様だが……物の怪へと、顔を向けた。
『(コクッ)』(クルッ)
『昌浩。 悪いけど、北東の部屋へ先に戻っててくれる?』
「じい様の部屋に、ですか…? 良いですけど……姉上、此の人達に何か伝える事でも有るんですか…?」
『えぇ……まぁね。 其れと、貴方の御祖父様に〝コレ〟を渡して置いて?』
「何ですか? 此れって、“文”……ですか?」
『えぇ、彼に渡した後は、昌浩も中身を一緒に見て欲しいの。 昌浩にも関係有る事だから。』
「判りました。 じゃあ先に、じい様の部屋に戻ってますから、姉上も早く来て下さいね?」
『フフッ、判った。』
タタッ……!
昌浩と物の怪の姿が邸に入って行くのを見送り、完全に昌浩達の姿が見え無く成ってから、其処に居る者達へと向き直る雪菜だった……。
『先ず……いきなりこんな場所に来られて、困惑して居ると思いますが……此処は、貴方方が元居た場所とは全く違う場所です。』
全「?!?!?!」
『驚くのは当然の事ですが……一先ず、自己紹介を致しますね? 私の名は、安倍 水蓮と申します。 私の両肩に其々居る二匹の猫は、視えて居ますか? 此の子達は、私が使役する〝式〟で……白い方が結斗、黒い方が優月と云います。 以後、お見知り置きを……。』(ペコリ)
ル/薫「ど、どうも……。」
他「(ペコリ)」
『皆さんの自己紹介は、邸に入った後で構いません。 今…此の時は、幾つか私の質問に答えて頂ければ、其れだけで良いですから……。』
ル「あの……私達に質問って……?」
『貴方方への質問と云うのは、此処に来る前と後で……今居る人数に間違いは無いかと、貴方方の元居た場所についての二点のみです。
聞いて置かないと後々、困った事に陥るのは自分達ですから……。』(苦笑)
雪菜は自分の自己紹介後、此の平安の世に来た異世界の者達へと二つ程、質問を出したのだった……。
其の質問を受けた者達の反応は──?
キョロキョロ……。
其々、お互いに顔を見合わせたり……周りを見渡して、足りない人数が居ないかの確認を行うのだった。
そして……。
FTside
ル「あ、あれっ?! ナツとハッピーは……?」
エ「居ないのか?」
ル「う、うん……。 辺りを見渡す限りは、見当たらない……。」
マ「うぅむ……こりゃ、はぐれたかの……?」
ウ「そ、そんな……。」
ガ「チッ、世話の焼ける奴等だな……。」
リ/シ「「………。(確かに…。)」」
るろ剣side
剣「拙者達は皆、無事でござるな?」
左/弥「「おうっ!」」
薫「えぇ……。 でも、他の人達は大丈夫かしら……?」
剣「心配でござるか?」
薫「うん……。」
鬼滅side
耀「皆は、全員無事に居るのかな?」
炭「竈門家は、全員居ます!」
蟲「蝶屋敷も、炭治郎君と同様です。」
炎「うむ! 煉獄家の方も同じくだ!」
岩「柱を含め、他の者達も皆、全員居る様だが……。」(ジャリジャリ)
耀「うん。 炭治郎…申し訳無いけど、君の持つ嗅覚で他に居ない者が居ないか……最終確認をして貰えるかな?」
炭「判りました!」
クンクン、クンクン。
炭「?!」
耀「どうしたかな?」
炭「えっ……と、御館様。」
耀「うん、誰か居ない者が居たかい?」
炭「は、はい……。 善逸と伊之助の匂いがしないので……恐らく、二人が居ません。」
耀以外全「(っ?!/はぁああっ?!/何ぃいいっ?!/えぇーーっ?!/よもやっ?!)」
『どうですか? 誰か、居ない方が居られましたか?』
ル「はい……。 私達の仲間の一人と一匹(?)が、見当たりませんでした……。」
炭「此方でも、仲間が二人程……見当たりません。」
『そうですか………。 判りました、此方で心当たりの有る場所等をあたって見ますので、皆さんは此処を動かない様に御願いします。
結斗、優月……二人で連絡を取り合いながら、辺りを捜索して欲しい。 優月は、私と一緒に探して貰えるかな?』
「「判(りました/った)。」」
フッ……。
全「?!?!」
雪菜の肩に居た二匹の内、一匹の姿が突然消えた為、驚いた皆だが……。
『一応、結斗にも探して貰っては居ますが……此方に、居ない方の名や特徴を書いて貰っても良いですか?』
そう話しながら、居ない者が居た人達に紙と書く物を渡す雪菜。
其々、雪菜から紙と書く物を受け取り、居ない人物の情報と特徴を書き込んで行く……ルーシィと炭治郎。
カキカキ……。φ(..)
ル「どうぞ……。 此れで探せれば、良いんですけど……。」
炭「此方も出来たので、どうぞ!」
『有り難う、ふむ……。(其々、居ないのは此の四名……。 まぁ、四名の内の一人(?)は、猫の様だけど……。)』
居ない人物の情報及び特徴が書かれた紙を眺めつつ、思案する事……数分。
『優月、結斗にも此の情報を伝えて。』
「判りました。《結斗、主からの伝言です。 見当たらない人物は、計四名。 ですが、其の内の一人(?)は猫の姿の様です。 特徴も共有出来ました?》」
「《あぁ、共有出来た。 此の情報と特徴に合致する人物達を探すって事だな?》」
「《はい。 私も主と共に、探して見ますので、其方の方は頼みましたよ!》」
「《判ってる!》」
「主、結斗と情報及び特徴の共有出来ました。 何時でも、探しに向かえます!」
『ん、有り難う。 では、皆さんは此処に居て下さい。 私自身の代わりに、式を置いて行きますので…… 何か有れば、式に聞いて下さい、では!』
シュッ……!
全「?!?!」
式『我が主が戻る迄、質問が有れば……出来る範囲で御答え出来ますが……どうしますか?』
其の言葉を最後に、雪菜の姿が先程の“式”同様、突然消えた為驚くが……。
残された式から質問に答えると……云われ、お互いに顔を見合わせ、頷いた。
全「………。(コクリ)」
ル「じゃ、じゃあ……質問しても良いですか……?」
式『どうぞ。 但し、答えられる範囲で……ですが。』
ル「判りました。」
* * * *
安倍邸を優月と共に離れた雪菜は、とある場所へと向かって居た。
「主、結斗からですが……都内にはどうやら、探して居る人物達の姿は、見当たらない見たいです。」
『そう……判った。 結斗に邸に戻って、式と一緒に居る様に伝えて?』
「判りました。」
『さて……私の勘が当たって無ければ、良いのだけど……。』
そう呟きながら、走る速さを更に……速くする雪菜だった。
* * * *
本性へと戻った結斗の背中に乗り、邸へ戻って来た雪菜達だが……此処で、問題が一つだけ残って居た。
そう、倒れて居た人達の件である……。
『さて、倒れて居た人達をどうするか……。』
「姉上、一先ず此の人達を起こした方が良いんじゃ……?」
「確かにな。 まぁ……起こしてからの方が、色々と話し合わないといけない事も有るだろうがな……。」
『そうだね……。 取り敢えずは、塀に寄り掛かる形で……結斗の背中から降ろすから、昌浩と紅蓮は手分けして、此の人達を起こしてくれる?』
「「判(りました!/った。)」」
『昌浩も紅蓮も危ないから、少しだけ私の後ろに下がってて?』
「「(コクリ)」」
二人が頷いたのを確認し、雪菜はもう一匹の式である“優月”を呼び、優月が持つ力を借りるのだった。
『優月、居る?』
《はい、此処に。》
スッ……。
「「?!!」」
雪菜の声に呼応し、雪菜の右肩に顕現した黒猫の姿を視て、昌浩と物の怪は驚いた。
『優月、悪いのだけど……“風”を少しの間だけ、御願い出来るかな? 結斗の背中に居る人達を、そろそろ地面へ降ろして上げたいからね……。』
「承知致しました。」
スッ……。
ブワッ………!!
「「えぇっ?!/んなっ……?!」」
雪菜の声に「是」と、応じたのが聴こえた途端……雪菜が、斜め上(結斗の背中)に向けて差し出した手を中心に突如、風が巻き起こった。
一瞬にして巻き起こった風に、昌浩と物の怪の二人は更に、驚きの声を上げたのだった……。
巻き起こった風は、結斗の背中に居る人達を浮き上がらせ、ゆっくりと……安倍邸の塀に寄り掛かる様に着地させた。
其れを見た昌浩と物の怪は、急いで駆け寄り、皆を起こす為に声を掛け始めた。
雪菜も全員が無事に着地したのを確認後、起こす為の声掛けに加わるのだった──。
『ふぅ……有り難う。 優月、結斗も。』
「いえ。 主のお役に立てたので有れば、何よりですから。」
「俺も優月も、主であるお前が無事なら、其れで良いからな……。」
『フフッ……。』
雪菜は二匹の式を労いつつ、二匹の返答に微笑みながら、聞いて居り……。
塀に寄り掛かる人達の肩を叩きながら、其々に声を掛けて行く。
トントン。
『もしもし? 大丈夫ですか?』
剣/左「……っ。」
弥「うっ……。」
薫「うぅ……んっ。」
一方、昌浩はと云うと……。
ユサユサッ。
「大丈夫ですか?! 起きて下さいっ!!」
肩を両手で掴み、揺らしながら起こして居た……。
ル「んっ……。」
グ「うぅ……っ。」
マ/エ「……っ。」
ガ/リ「うっ……。」
ウ/シ「んぅ……。」
鬼滅の面々「うぅ……っ。」
そして、目を開けるや否や……。
鬼滅&るろ剣の面々「っ?!?!」
FTの面々「ドコ(っ/だっ/よっ/じゃっ)?! ココ(ォ/は)ーー?!」
『ぷっ……くっ、あははっ!!』
「ぅえぇぇっ?!」
「(ハァ~……。)」
鬼滅とるろ剣の面々は、声も無く驚き……後の面々は、声を揃えて驚いたのだった。
其れを聞いた雪菜は大爆笑し、昌浩は雪菜と周りの反応に困惑すると同時に、驚きの声を上げた。 そして、昌浩の肩に乗って居た物の怪は、そんな二人の反応を見て、深い溜息を密かに吐いたのだった。
※因みに、結斗は本性の姿から既に猫の姿へと戻り左肩に、優月も顕現した際の右肩に乗った状態で……二匹共、雪菜の肩で其々に寛いでいる。
(↑イメージとしては『○に代わって~』のセリフで、有名な某アニメに出て来る猫の姿を想像して貰えれば……ウン。)
『はぁーっ……、久し振りに笑ったぁ~。』
「あっ、姉上……そんなに笑わ無くても……。」
『フフッ、ご免ご免! さて……っと、漸く…目は覚めましたか?』
全「(コクリ)」
雪菜は、此処に居る者達全員に「覚醒した」かの確認を行い、頷き返し……自分のやや後ろに控える昌浩と他の者には視えて居ない様だが……物の怪へと、顔を向けた。
『(コクッ)』(クルッ)
『昌浩。 悪いけど、北東の部屋へ先に戻っててくれる?』
「じい様の部屋に、ですか…? 良いですけど……姉上、此の人達に何か伝える事でも有るんですか…?」
『えぇ……まぁね。 其れと、貴方の御祖父様に〝コレ〟を渡して置いて?』
「何ですか? 此れって、“文”……ですか?」
『えぇ、彼に渡した後は、昌浩も中身を一緒に見て欲しいの。 昌浩にも関係有る事だから。』
「判りました。 じゃあ先に、じい様の部屋に戻ってますから、姉上も早く来て下さいね?」
『フフッ、判った。』
タタッ……!
昌浩と物の怪の姿が邸に入って行くのを見送り、完全に昌浩達の姿が見え無く成ってから、其処に居る者達へと向き直る雪菜だった……。
『先ず……いきなりこんな場所に来られて、困惑して居ると思いますが……此処は、貴方方が元居た場所とは全く違う場所です。』
全「?!?!?!」
『驚くのは当然の事ですが……一先ず、自己紹介を致しますね? 私の名は、安倍 水蓮と申します。 私の両肩に其々居る二匹の猫は、視えて居ますか? 此の子達は、私が使役する〝式〟で……白い方が結斗、黒い方が優月と云います。 以後、お見知り置きを……。』(ペコリ)
ル/薫「ど、どうも……。」
他「(ペコリ)」
『皆さんの自己紹介は、邸に入った後で構いません。 今…此の時は、幾つか私の質問に答えて頂ければ、其れだけで良いですから……。』
ル「あの……私達に質問って……?」
『貴方方への質問と云うのは、此処に来る前と後で……今居る人数に間違いは無いかと、貴方方の元居た場所についての二点のみです。
聞いて置かないと後々、困った事に陥るのは自分達ですから……。』(苦笑)
雪菜は自分の自己紹介後、此の平安の世に来た異世界の者達へと二つ程、質問を出したのだった……。
其の質問を受けた者達の反応は──?
キョロキョロ……。
其々、お互いに顔を見合わせたり……周りを見渡して、足りない人数が居ないかの確認を行うのだった。
そして……。
FTside
ル「あ、あれっ?! ナツとハッピーは……?」
エ「居ないのか?」
ル「う、うん……。 辺りを見渡す限りは、見当たらない……。」
マ「うぅむ……こりゃ、はぐれたかの……?」
ウ「そ、そんな……。」
ガ「チッ、世話の焼ける奴等だな……。」
リ/シ「「………。(確かに…。)」」
るろ剣side
剣「拙者達は皆、無事でござるな?」
左/弥「「おうっ!」」
薫「えぇ……。 でも、他の人達は大丈夫かしら……?」
剣「心配でござるか?」
薫「うん……。」
鬼滅side
耀「皆は、全員無事に居るのかな?」
炭「竈門家は、全員居ます!」
蟲「蝶屋敷も、炭治郎君と同様です。」
炎「うむ! 煉獄家の方も同じくだ!」
岩「柱を含め、他の者達も皆、全員居る様だが……。」(ジャリジャリ)
耀「うん。 炭治郎…申し訳無いけど、君の持つ嗅覚で他に居ない者が居ないか……最終確認をして貰えるかな?」
炭「判りました!」
クンクン、クンクン。
炭「?!」
耀「どうしたかな?」
炭「えっ……と、御館様。」
耀「うん、誰か居ない者が居たかい?」
炭「は、はい……。 善逸と伊之助の匂いがしないので……恐らく、二人が居ません。」
耀以外全「(っ?!/はぁああっ?!/何ぃいいっ?!/えぇーーっ?!/よもやっ?!)」
『どうですか? 誰か、居ない方が居られましたか?』
ル「はい……。 私達の仲間の一人と一匹(?)が、見当たりませんでした……。」
炭「此方でも、仲間が二人程……見当たりません。」
『そうですか………。 判りました、此方で心当たりの有る場所等をあたって見ますので、皆さんは此処を動かない様に御願いします。
結斗、優月……二人で連絡を取り合いながら、辺りを捜索して欲しい。 優月は、私と一緒に探して貰えるかな?』
「「判(りました/った)。」」
フッ……。
全「?!?!」
雪菜の肩に居た二匹の内、一匹の姿が突然消えた為、驚いた皆だが……。
『一応、結斗にも探して貰っては居ますが……此方に、居ない方の名や特徴を書いて貰っても良いですか?』
そう話しながら、居ない者が居た人達に紙と書く物を渡す雪菜。
其々、雪菜から紙と書く物を受け取り、居ない人物の情報と特徴を書き込んで行く……ルーシィと炭治郎。
カキカキ……。φ(..)
ル「どうぞ……。 此れで探せれば、良いんですけど……。」
炭「此方も出来たので、どうぞ!」
『有り難う、ふむ……。(其々、居ないのは此の四名……。 まぁ、四名の内の一人(?)は、猫の様だけど……。)』
居ない人物の情報及び特徴が書かれた紙を眺めつつ、思案する事……数分。
『優月、結斗にも此の情報を伝えて。』
「判りました。《結斗、主からの伝言です。 見当たらない人物は、計四名。 ですが、其の内の一人(?)は猫の姿の様です。 特徴も共有出来ました?》」
「《あぁ、共有出来た。 此の情報と特徴に合致する人物達を探すって事だな?》」
「《はい。 私も主と共に、探して見ますので、其方の方は頼みましたよ!》」
「《判ってる!》」
「主、結斗と情報及び特徴の共有出来ました。 何時でも、探しに向かえます!」
『ん、有り難う。 では、皆さんは此処に居て下さい。 私自身の代わりに、式を置いて行きますので…… 何か有れば、式に聞いて下さい、では!』
シュッ……!
全「?!?!」
式『我が主が戻る迄、質問が有れば……出来る範囲で御答え出来ますが……どうしますか?』
其の言葉を最後に、雪菜の姿が先程の“式”同様、突然消えた為驚くが……。
残された式から質問に答えると……云われ、お互いに顔を見合わせ、頷いた。
全「………。(コクリ)」
ル「じゃ、じゃあ……質問しても良いですか……?」
式『どうぞ。 但し、答えられる範囲で……ですが。』
ル「判りました。」
* * * *
安倍邸を優月と共に離れた雪菜は、とある場所へと向かって居た。
「主、結斗からですが……都内にはどうやら、探して居る人物達の姿は、見当たらない見たいです。」
『そう……判った。 結斗に邸に戻って、式と一緒に居る様に伝えて?』
「判りました。」
『さて……私の勘が当たって無ければ、良いのだけど……。』
そう呟きながら、走る速さを更に……速くする雪菜だった。
* * * *