〈第4章〉さざ波の邂逅…馳せる思い
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ー新一と蘭、盗一との初対面から数日後……。
雪菜は、とある事件の件で……警視庁内に複数存在する会議室の内の一つ……とある小会議室を訪れて居た──。ー
『────で?』
「で、ですから……も、毛利巡査部長のお、起こした件について……です。」
『……………………ハァ~、お前達は馬鹿か?
貴様ら、刑事部の上層部連中が揃いも揃って……馬鹿だろう? 馬鹿ばかりだな、此れは……。(呆)』
「「「……っ?!!」」」←他、多数。
『何を驚いて居る?
私は、この件に関わった者……全員に詳しい事情の聞き取り調査及び事件に関する報告書、容疑者の供述調書の確認……等を吟味した結果を述べて居るだけだが?』
「で、ですが……毛利巡査部長が人質に対し、拳銃を発砲した件は……如何なものかと、思うのですが……。」
『チッ、本当に馬鹿の集まりだな……?
拳銃の発砲……此れだけなら、確かに問題では有る……。 だが……事件が起きた時の状況や要因等、様々な事柄を考慮した上で……ならば、どうだ?
ハァ~、全く……この中に、少し位はマトモな奴は……居ないのか? 此の有り様なら、居ないな此れは……。』
「「「………。(し、舌打ち……しかも、呆れられてる……。)」」」
『彼が……毛利さんが、行なった行為について……どんな意図が有ったと、考えて居る?』
「意図……ですか?」
『そうだ。』
「犯人の逮捕……でしょうか?」
「「「うんうん(コクコク)」」」
『他の者は、どう考えて居る? 其処の君は、どうだ?』
「わ、私は……毛利巡査部長と少しですが、家族の事について話した事が有ったのですが……」
『えぇ、其れで?』
「えっと……か、彼は……家族の方々を大切にされて居て、奥さんは勿論の事……娘さんの事をとても大切に思って居る事や家族の話を良くされて居た事に対し、自分自身の中で強く印象に残りました……。」
『そうだ、その事から導き出される答えは、一つだけ……。
毛利さんは、家族をとても大切にされて居る。 そんな彼が、奥さんに対し……拳銃を発砲する意図は?』
「ま、まさか……。(顔、青ざめ)」
『フッ、どうやら先程迄の話の中で……君は、彼の意図に気付いた様だね?
ならば、君は……今すぐ此処から退出なさい。 出来る事なら、彼に対し……謝って置く事をお薦めするよ、小田切さん?(苦笑)』
「わ、分かりました……。 失礼致します。(ペコッ)」
『えぇ。(コクッ)』
ガタッ、スタスタ………バタンッ!
『で、残った貴様らについてだが………。
(ギロッ……)』
「「「(ゴクッ………!)」」」
そう口にしながら彼らを見やる雪菜の目は、とても冷やかであり……更に、軽蔑を込めて彼らを見て居た……。
彼らに対し、〝一切の反論は、認めない〟と言って居る様な眼差しで……──。
『最早……貴様らに、警察官を名乗る資格は無い……。 即刻、辞表を書いて私に提出するか……若しくは、公安部内で仕事に付いて来れない者や仕事……又は、任務で失敗をした者に対して行なう〝研修と言う名の教育〟が有るんだが……〝ソレ〟に参加するかの……二つに一つだ。 どちらかを今すぐ、選べ。
あぁ、其れとな? 貴様らが、警察官を辞めたとしても……各省庁等の各機関への再就職は、一切望めぬと思え。(黒笑)』
「「「……っ|||?!!!(冷や汗、ダラダラ)」」」
この後、彼らがどうなったかは───雪菜のみぞ知る………。
* * * *
会議室での話し合い後、毛利巡査部長の所へ雪菜が向かうと……。
「本当に、警察を辞めるのかね……? 毛利君。」
「えぇ……。 妻を助け、犯人を捕まえる為……とは言え、刑事としてやっては為らない事をしてしまった自覚は、有りますからな……。」
『そうですか……。 お辞めになる覚悟なんですね? 毛利さん。(苦笑)』
「「?!」」
バッ……!
「すっ、水蓮さん?!」
「どっ、どうして此方に……。」
『先程迄、刑事部の上層部連中相手に……説教垂れてました。』
「えっ……そ、其れって……どう言う事……ですか?」
『ん? あぁ、奴らでしたら………辞表か公安部恒例の〝教育〟か……どちらかを選べと、迫りました。 まぁ……今頃、彼等がどうなって居ようが居まいが、身から出た錆……自業自得です。(黒笑)』
「「…………っ|||。(う、うわぁ……ご、御愁傷様としか言え(ん/ねぇ)な……。
しかも、どうやら……水蓮さんを激怒させた上、逆鱗に触れる……と言う所業迄、し(てし/ち)まった様(だ/じゃねーか)……。 南無三。)」」
『だから、あんな上層部連中なんぞ……面倒見切れない上に、かったるいですから………ホタァします。(←要は、放ったらかし)』
「「ハハハ……そ、そうですか……。(冷や汗)」」
『では、毛利さん。 私は、此れで失礼しますが……何か相談が有れば、何時でも連絡して下さって構いませんから……。 では、目暮警部補、其れでは。(ペコリ)』
「え、えぇ……。 わ、分かりました……。」
「は、はい……。」
その後の捜査一課のフロアには、微妙な空気が暫く……漂って居たのだった───。
* * * *
雪菜は、とある事件の件で……警視庁内に複数存在する会議室の内の一つ……とある小会議室を訪れて居た──。ー
『────で?』
「で、ですから……も、毛利巡査部長のお、起こした件について……です。」
『……………………ハァ~、お前達は馬鹿か?
貴様ら、刑事部の上層部連中が揃いも揃って……馬鹿だろう? 馬鹿ばかりだな、此れは……。(呆)』
「「「……っ?!!」」」←他、多数。
『何を驚いて居る?
私は、この件に関わった者……全員に詳しい事情の聞き取り調査及び事件に関する報告書、容疑者の供述調書の確認……等を吟味した結果を述べて居るだけだが?』
「で、ですが……毛利巡査部長が人質に対し、拳銃を発砲した件は……如何なものかと、思うのですが……。」
『チッ、本当に馬鹿の集まりだな……?
拳銃の発砲……此れだけなら、確かに問題では有る……。 だが……事件が起きた時の状況や要因等、様々な事柄を考慮した上で……ならば、どうだ?
ハァ~、全く……この中に、少し位はマトモな奴は……居ないのか? 此の有り様なら、居ないな此れは……。』
「「「………。(し、舌打ち……しかも、呆れられてる……。)」」」
『彼が……毛利さんが、行なった行為について……どんな意図が有ったと、考えて居る?』
「意図……ですか?」
『そうだ。』
「犯人の逮捕……でしょうか?」
「「「うんうん(コクコク)」」」
『他の者は、どう考えて居る? 其処の君は、どうだ?』
「わ、私は……毛利巡査部長と少しですが、家族の事について話した事が有ったのですが……」
『えぇ、其れで?』
「えっと……か、彼は……家族の方々を大切にされて居て、奥さんは勿論の事……娘さんの事をとても大切に思って居る事や家族の話を良くされて居た事に対し、自分自身の中で強く印象に残りました……。」
『そうだ、その事から導き出される答えは、一つだけ……。
毛利さんは、家族をとても大切にされて居る。 そんな彼が、奥さんに対し……拳銃を発砲する意図は?』
「ま、まさか……。(顔、青ざめ)」
『フッ、どうやら先程迄の話の中で……君は、彼の意図に気付いた様だね?
ならば、君は……今すぐ此処から退出なさい。 出来る事なら、彼に対し……謝って置く事をお薦めするよ、小田切さん?(苦笑)』
「わ、分かりました……。 失礼致します。(ペコッ)」
『えぇ。(コクッ)』
ガタッ、スタスタ………バタンッ!
『で、残った貴様らについてだが………。
(ギロッ……)』
「「「(ゴクッ………!)」」」
そう口にしながら彼らを見やる雪菜の目は、とても冷やかであり……更に、軽蔑を込めて彼らを見て居た……。
彼らに対し、〝一切の反論は、認めない〟と言って居る様な眼差しで……──。
『最早……貴様らに、警察官を名乗る資格は無い……。 即刻、辞表を書いて私に提出するか……若しくは、公安部内で仕事に付いて来れない者や仕事……又は、任務で失敗をした者に対して行なう〝研修と言う名の教育〟が有るんだが……〝ソレ〟に参加するかの……二つに一つだ。 どちらかを今すぐ、選べ。
あぁ、其れとな? 貴様らが、警察官を辞めたとしても……各省庁等の各機関への再就職は、一切望めぬと思え。(黒笑)』
「「「……っ|||?!!!(冷や汗、ダラダラ)」」」
この後、彼らがどうなったかは───雪菜のみぞ知る………。
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会議室での話し合い後、毛利巡査部長の所へ雪菜が向かうと……。
「本当に、警察を辞めるのかね……? 毛利君。」
「えぇ……。 妻を助け、犯人を捕まえる為……とは言え、刑事としてやっては為らない事をしてしまった自覚は、有りますからな……。」
『そうですか……。 お辞めになる覚悟なんですね? 毛利さん。(苦笑)』
「「?!」」
バッ……!
「すっ、水蓮さん?!」
「どっ、どうして此方に……。」
『先程迄、刑事部の上層部連中相手に……説教垂れてました。』
「えっ……そ、其れって……どう言う事……ですか?」
『ん? あぁ、奴らでしたら………辞表か公安部恒例の〝教育〟か……どちらかを選べと、迫りました。 まぁ……今頃、彼等がどうなって居ようが居まいが、身から出た錆……自業自得です。(黒笑)』
「「…………っ|||。(う、うわぁ……ご、御愁傷様としか言え(ん/ねぇ)な……。
しかも、どうやら……水蓮さんを激怒させた上、逆鱗に触れる……と言う所業迄、し(てし/ち)まった様(だ/じゃねーか)……。 南無三。)」」
『だから、あんな上層部連中なんぞ……面倒見切れない上に、かったるいですから………ホタァします。(←要は、放ったらかし)』
「「ハハハ……そ、そうですか……。(冷や汗)」」
『では、毛利さん。 私は、此れで失礼しますが……何か相談が有れば、何時でも連絡して下さって構いませんから……。 では、目暮警部補、其れでは。(ペコリ)』
「え、えぇ……。 わ、分かりました……。」
「は、はい……。」
その後の捜査一課のフロアには、微妙な空気が暫く……漂って居たのだった───。
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