〈第4章〉さざ波の邂逅…馳せる思い
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【原作開始前・10年前】
ー明美と志保…そして、新一や快斗と出会ってから数年───。
宮野夫妻の姉妹……明美:17歳 志保:8歳
工藤・黒羽両夫妻の息子君達……新一:7歳
快斗:7歳頃ー
ー“黒の組織”・アジトの一室ー
〔アニスよ、君に新たな指令を伝える……。〕
『はい、何なりと。』
〔シェリーの事についてだが……今後、2年程アメリカに留学し、向こうの大学の卒業及び博士号の取得をして貰う。
そして、アニス……。 君には、FBI並びにCIAへ潜入し、我々の情報について探って貰いたいのだ……。
奴らが、何処まで我々の件を把握し、掴んで居るのか……そして、その情報及び奴らについての情報を此方へリークする件。
そして、もう一つ……PCに仕掛けるウィルスソフトのシステム開発の件だ。〕
『FBIとCIAに潜入……ですか?』
〔あぁ、そうだ。 シェリーの向こうへの留学と同時に……だ。〕
『要するに、逆スパイ……って事ですよね?
其れに、ウィルスソフトのシステム開発ですか……。』
〔そうだ。〕
『なら、潜入に関しては……アメリカに融通の効くベルでも良かったのでは……?』
〔私も、その事は考えたが……ベルモットは、彼方では有名人過ぎてな……。 変装術が有るとは言え、断念する他無かった。〕
『あぁ……。 彼女の人気……アメリカだけでは無く、世界中に多くのファンが存在する程……底が知れませんからねぇ……。(苦笑)』
〔そうだ。 よって、今回の件は君に……と、言う事になった。〕
『…………分かりました。 その指令……御引き受け致します。』
〔では、9月頃から実行に移せ。 以上だ。〕
『承知致しました。(ペコリ)』
* * * *
所、変わって………。
ーとあるマンション・雪菜's書斎ー
『さて、どうしたものかな……。(悩)
(…………志保ちゃんの留学……か。
明美ちゃんについては、”式“を使用して守護をするしか無いかなぁ……?
……でないと、日本とアメリカの物理的な距離の関係で、無理が生じるな……。
かと言って、明美ちゃんを一緒に連れて行くのは……危険。 ウ-ン……。)』
散々、悩み抜いて考えた結論は───?
* * * *
ーとあるマンションの一室ー
『ご免ね? 急に、9月頃から“組織”の仕事が入っちゃって………。』
「ううん、雪姉ちゃんにしか頼めない事だろうから……仕方ないよ。(苦笑)」
『ホントに、ご免ね? その代わり……お姉ちゃんが普段、使って居る陰陽師の力の一部を少しだけ……見せて上げる。』
「えっ?! 本当?!!」
『うん、明美ちゃんへの御詫びに。』
「うわぁ~……、やったぁー!!」
『フフッ、そんなに嬉しい?』
「うん! 滅多に、見せて貰えないから楽しみ!! 後で、志保にも教えても良ーい?(首をコテン)」
『ん~……。 志保ちゃんには、次の機会に見せて上げるつもりだから……今は、秘密にして置いて?』
「うん、分かった!!」
その後、約束通り……陰陽師の力を少しだけ、見せたのだった。
* * * *
そんな出来事から、数日後……。
♪~、♪~。 ピッ……!
『はい、如月ですが……。』
《雪君……。 突然、電話して済まない。
優作だが……明日か明後日に、家に来られないかい?》
『優作さんの家に……ですか?』
《あぁ。 丁度、新しく書き上げた小説が有ってね……君にも小説を読んで感想を聞きたいんだが、良いかい?》
『私は、構いませんが……息子さんの新一君はどうなんですか?』
《君にも読んで貰いたいとは、話て有るんだが………その話をした途端、新一が突然………
「なら、雪姉さんと一緒じゃなきゃ、読まないっ!!」って、駄々を捏ねたんだよ。》
『あー……、想像出来ちゃいますね……それは。(苦笑)』
《だろう? だから、一緒にお願い出来無いかと思って、電話させて貰ったんだ。》
『分かりました、良いですよ?
9月頃に2年程、アメリカに行く用事が有りまして……其れまでで有れば、大丈夫です。
何なら、明後日でも構いません。』
《そうか、なら……頼めるかい?》
『了解です。 あ、何時頃其方に行けば良いでしょうか?』
《う~ん……。 其れなら、明後日の午前中でどうだい?》
『分かりました、午前中にお伺いしますね。』
《あぁ。 新一にもそう、伝えて置くよ。》
『えぇ、お願いします。 それでは……。』
ピッ!
『フフッ……。(新一君が、駄々を……ね。
家に伺う日が楽しみね?)』
* * * *
ーそして、当日……工藤邸・書斎ー
『優作さん、有希子さん。 すみません、私迄お呼ばれされてしまって……。(苦笑)』
「良いのよ! 元はと言えば、新ちゃんが駄々を捏ねたからだもの!」
『其れは……そうかも知れませんけど、新一君なりに私を誘いたかったのでは?』
「まぁ、そう言う事にして置くわ。
さっ! 雪ちゃんも優作さんの小説、読んで見て!!」
『じゃあ、読ませて貰いますね。』
「「(あぁ/えぇ)、どうぞ。」」
「雪姉さん、俺も一緒にだからなっ?!」
『フフッ、勿論!』
「やった!!(両手でガッツポ-ズ)」
分厚い原稿の紙に書かれた小説を雪菜と新一……二人して、ゆっくりと読み進めて行くのだった───。
* * * *
ー数時間後………ー
『フゥ……。 凄い……読み応えの有る内容ですねぇ。』
「うん、俺も夢中で読んじまった。」
『こんなお話……とても面白いですよ。 其れと……申し訳有りませんが、この小説のあらすじと内容、トリックについて………メモを取らせて頂いても良いですか?』
「メモを……かい?」
『えぇ。 メモをした上でもう一度、小説の内容を……自分自身で読み返して見たいんです。』
「まぁ……君なら、メモをした物を乱雑に扱いはしないだろうしね? 構わないよ、メモをしても。」
『えっ、良いんですか? 本当に?』
「あぁ。 其れだけ、君は信用出来るからね。」
『有り難う御座います、優作さん。』
講して、優作から許可を貰った雪菜は、メモを取り始めた。
カキカキカキ………。φ(..)
『うん、此れで良し……っと!
優作さん、メモを取らせて頂き、有り難う御座いました。(ペコリ)』
「あぁ、構わないよ。 新一も満足気な顔で、機嫌が良いからね。(チラッと新一の方を見て……)」
「♪(ニコニコ)」
『フフッ、確かに。
では、此れで失礼しますね。』
「あぁ、今日は済まなかったね。」
「雪ちゃんなら何時でも、遊びに来て良いからね!」
「雪姉さん、またなー!!」
手をブンブン振る新一と工藤夫妻を振り返りながら、帰路に着く雪菜だった──。
* * * *
ー明美と志保…そして、新一や快斗と出会ってから数年───。
宮野夫妻の姉妹……明美:17歳 志保:8歳
工藤・黒羽両夫妻の息子君達……新一:7歳
快斗:7歳頃ー
ー“黒の組織”・アジトの一室ー
〔アニスよ、君に新たな指令を伝える……。〕
『はい、何なりと。』
〔シェリーの事についてだが……今後、2年程アメリカに留学し、向こうの大学の卒業及び博士号の取得をして貰う。
そして、アニス……。 君には、FBI並びにCIAへ潜入し、我々の情報について探って貰いたいのだ……。
奴らが、何処まで我々の件を把握し、掴んで居るのか……そして、その情報及び奴らについての情報を此方へリークする件。
そして、もう一つ……PCに仕掛けるウィルスソフトのシステム開発の件だ。〕
『FBIとCIAに潜入……ですか?』
〔あぁ、そうだ。 シェリーの向こうへの留学と同時に……だ。〕
『要するに、逆スパイ……って事ですよね?
其れに、ウィルスソフトのシステム開発ですか……。』
〔そうだ。〕
『なら、潜入に関しては……アメリカに融通の効くベルでも良かったのでは……?』
〔私も、その事は考えたが……ベルモットは、彼方では有名人過ぎてな……。 変装術が有るとは言え、断念する他無かった。〕
『あぁ……。 彼女の人気……アメリカだけでは無く、世界中に多くのファンが存在する程……底が知れませんからねぇ……。(苦笑)』
〔そうだ。 よって、今回の件は君に……と、言う事になった。〕
『…………分かりました。 その指令……御引き受け致します。』
〔では、9月頃から実行に移せ。 以上だ。〕
『承知致しました。(ペコリ)』
* * * *
所、変わって………。
ーとあるマンション・雪菜's書斎ー
『さて、どうしたものかな……。(悩)
(…………志保ちゃんの留学……か。
明美ちゃんについては、”式“を使用して守護をするしか無いかなぁ……?
……でないと、日本とアメリカの物理的な距離の関係で、無理が生じるな……。
かと言って、明美ちゃんを一緒に連れて行くのは……危険。 ウ-ン……。)』
散々、悩み抜いて考えた結論は───?
* * * *
ーとあるマンションの一室ー
『ご免ね? 急に、9月頃から“組織”の仕事が入っちゃって………。』
「ううん、雪姉ちゃんにしか頼めない事だろうから……仕方ないよ。(苦笑)」
『ホントに、ご免ね? その代わり……お姉ちゃんが普段、使って居る陰陽師の力の一部を少しだけ……見せて上げる。』
「えっ?! 本当?!!」
『うん、明美ちゃんへの御詫びに。』
「うわぁ~……、やったぁー!!」
『フフッ、そんなに嬉しい?』
「うん! 滅多に、見せて貰えないから楽しみ!! 後で、志保にも教えても良ーい?(首をコテン)」
『ん~……。 志保ちゃんには、次の機会に見せて上げるつもりだから……今は、秘密にして置いて?』
「うん、分かった!!」
その後、約束通り……陰陽師の力を少しだけ、見せたのだった。
* * * *
そんな出来事から、数日後……。
♪~、♪~。 ピッ……!
『はい、如月ですが……。』
《雪君……。 突然、電話して済まない。
優作だが……明日か明後日に、家に来られないかい?》
『優作さんの家に……ですか?』
《あぁ。 丁度、新しく書き上げた小説が有ってね……君にも小説を読んで感想を聞きたいんだが、良いかい?》
『私は、構いませんが……息子さんの新一君はどうなんですか?』
《君にも読んで貰いたいとは、話て有るんだが………その話をした途端、新一が突然………
「なら、雪姉さんと一緒じゃなきゃ、読まないっ!!」って、駄々を捏ねたんだよ。》
『あー……、想像出来ちゃいますね……それは。(苦笑)』
《だろう? だから、一緒にお願い出来無いかと思って、電話させて貰ったんだ。》
『分かりました、良いですよ?
9月頃に2年程、アメリカに行く用事が有りまして……其れまでで有れば、大丈夫です。
何なら、明後日でも構いません。』
《そうか、なら……頼めるかい?》
『了解です。 あ、何時頃其方に行けば良いでしょうか?』
《う~ん……。 其れなら、明後日の午前中でどうだい?》
『分かりました、午前中にお伺いしますね。』
《あぁ。 新一にもそう、伝えて置くよ。》
『えぇ、お願いします。 それでは……。』
ピッ!
『フフッ……。(新一君が、駄々を……ね。
家に伺う日が楽しみね?)』
* * * *
ーそして、当日……工藤邸・書斎ー
『優作さん、有希子さん。 すみません、私迄お呼ばれされてしまって……。(苦笑)』
「良いのよ! 元はと言えば、新ちゃんが駄々を捏ねたからだもの!」
『其れは……そうかも知れませんけど、新一君なりに私を誘いたかったのでは?』
「まぁ、そう言う事にして置くわ。
さっ! 雪ちゃんも優作さんの小説、読んで見て!!」
『じゃあ、読ませて貰いますね。』
「「(あぁ/えぇ)、どうぞ。」」
「雪姉さん、俺も一緒にだからなっ?!」
『フフッ、勿論!』
「やった!!(両手でガッツポ-ズ)」
分厚い原稿の紙に書かれた小説を雪菜と新一……二人して、ゆっくりと読み進めて行くのだった───。
* * * *
ー数時間後………ー
『フゥ……。 凄い……読み応えの有る内容ですねぇ。』
「うん、俺も夢中で読んじまった。」
『こんなお話……とても面白いですよ。 其れと……申し訳有りませんが、この小説のあらすじと内容、トリックについて………メモを取らせて頂いても良いですか?』
「メモを……かい?」
『えぇ。 メモをした上でもう一度、小説の内容を……自分自身で読み返して見たいんです。』
「まぁ……君なら、メモをした物を乱雑に扱いはしないだろうしね? 構わないよ、メモをしても。」
『えっ、良いんですか? 本当に?』
「あぁ。 其れだけ、君は信用出来るからね。」
『有り難う御座います、優作さん。』
講して、優作から許可を貰った雪菜は、メモを取り始めた。
カキカキカキ………。φ(..)
『うん、此れで良し……っと!
優作さん、メモを取らせて頂き、有り難う御座いました。(ペコリ)』
「あぁ、構わないよ。 新一も満足気な顔で、機嫌が良いからね。(チラッと新一の方を見て……)」
「♪(ニコニコ)」
『フフッ、確かに。
では、此れで失礼しますね。』
「あぁ、今日は済まなかったね。」
「雪ちゃんなら何時でも、遊びに来て良いからね!」
「雪姉さん、またなー!!」
手をブンブン振る新一と工藤夫妻を振り返りながら、帰路に着く雪菜だった──。
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