〈第2章〉黒色の中でも、希望の光を…
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【原作開始前・17年前】
ー佐藤正義警部の交通事故から1年後ー
雪菜の元に一本の電話が有った………。
♪~、♪~。 ピッ……!
『はい、安倍です……。』
《────────。》
『えぇ、匿う位の事は可能ですけど……。』
《なら、頼めるか? 水蓮。》
『フゥ……。 分かりました、如月(偽名)名義の家でなら……匿えますので、此方に着き次第……私に連絡をお願いします。
まぁ、事情が事情でしょうから……ね?
メアリーさん、貴女方も気を付けて御越し下さい。』
《あぁ、私は兎も角……家族が心配なのでな。悪いが、私達を……私達家族を……頼む。》
『フッ……。 メアリーさん、私に頼み事を依頼したからには……私は、何が何でも貴女方を助けるつもりです。 貴女も私の事は、少々知ってますでしょう? 大丈夫です、御心配には及びませんので……貴女は、貴女の為すべき事をして下さい。』
《フフッ……。水蓮……お前は、変わらないな。》
『そうでしょうか?』
《あぁ……。 私を含めた家族の事を……お前に頼んだ事は、事実である筈なのに……不確かだが、安堵している。 何故だろうな?
頭の中では、警戒し続けなければならないと、分かって居るにも関わらず………心の中では、安心して居る自分が確かに居るのだからな……。 自分としては、不思議だがな。》
『其れ程、私の事を信頼して下さって居るのなら……その信頼に応え無くてはなりませんね。 フフッ……。』
《詳しい事は其方に到着次第、お前に話すとして……呉々も、内密に頼んだ。》
『はい、了解です。
あぁ、匿う件ですが……地下での生活になってしまいますが、構いませんか?』
《あぁ、此方から頼んだ事だから……構わない。》
『分かりました。』
ピッ……!
『(やはり、メアリーさん達に危険が及び兼ね無い事態になった見たいね……。
赤井さんに、連絡が着かない所を見ると……良くない事が起こりそうね。
宮野夫妻にも、偽名での接触にはなるが……メアリーさん達を匿う事を伝えて置かないと……。)』
ピポパ、トゥルルル……トゥルルル……ガチャ……。
《もしもし、灰原です。》
『あ、灰原さん? 安倍ですけど……。』
《すっ、水蓮さんっ?!
どうしたんですか? あまり電話を寄越さない方ですのに……。》
『すいません、貴方方に少しの間とは思いますが……とある家族の方々を地下でですが、匿う事になった事を御伝えしようと思いまして、連絡をしました。』
《分かりました。 匿う方々には、偽名で対応すれば宜しいのですか?》
『はい、貴方方も知って居る筈の方々でしょうから……念の為。』
《承知致しました。》
『では、宜しくお願いしますね。』
《はい、水蓮さんも御気を付けて……。》
ピッ……!
『(フゥ……、此れで匿う件については何とか出来た……。
後は……警察庁と警視庁其々の長に、もしかしたら“黒の組織~通称・烏~”の関係者を匿う旨を通達しなくてはならないわね。
ハァ~、やる事有り過ぎで……仮眠所じゃ無いなぁ。)』
ー講して、各方面への根回し兼情報操作に奔走する事になった雪菜だった。ー
この電話の遣り取り後、無事に保護と言う形で匿われる事となったメアリー含めた家族は……如月の家に居候する事になったのだった。
* * * *
ー佐藤正義警部の交通事故から1年後ー
雪菜の元に一本の電話が有った………。
♪~、♪~。 ピッ……!
『はい、安倍です……。』
《────────。》
『えぇ、匿う位の事は可能ですけど……。』
《なら、頼めるか? 水蓮。》
『フゥ……。 分かりました、如月(偽名)名義の家でなら……匿えますので、此方に着き次第……私に連絡をお願いします。
まぁ、事情が事情でしょうから……ね?
メアリーさん、貴女方も気を付けて御越し下さい。』
《あぁ、私は兎も角……家族が心配なのでな。悪いが、私達を……私達家族を……頼む。》
『フッ……。 メアリーさん、私に頼み事を依頼したからには……私は、何が何でも貴女方を助けるつもりです。 貴女も私の事は、少々知ってますでしょう? 大丈夫です、御心配には及びませんので……貴女は、貴女の為すべき事をして下さい。』
《フフッ……。水蓮……お前は、変わらないな。》
『そうでしょうか?』
《あぁ……。 私を含めた家族の事を……お前に頼んだ事は、事実である筈なのに……不確かだが、安堵している。 何故だろうな?
頭の中では、警戒し続けなければならないと、分かって居るにも関わらず………心の中では、安心して居る自分が確かに居るのだからな……。 自分としては、不思議だがな。》
『其れ程、私の事を信頼して下さって居るのなら……その信頼に応え無くてはなりませんね。 フフッ……。』
《詳しい事は其方に到着次第、お前に話すとして……呉々も、内密に頼んだ。》
『はい、了解です。
あぁ、匿う件ですが……地下での生活になってしまいますが、構いませんか?』
《あぁ、此方から頼んだ事だから……構わない。》
『分かりました。』
ピッ……!
『(やはり、メアリーさん達に危険が及び兼ね無い事態になった見たいね……。
赤井さんに、連絡が着かない所を見ると……良くない事が起こりそうね。
宮野夫妻にも、偽名での接触にはなるが……メアリーさん達を匿う事を伝えて置かないと……。)』
ピポパ、トゥルルル……トゥルルル……ガチャ……。
《もしもし、灰原です。》
『あ、灰原さん? 安倍ですけど……。』
《すっ、水蓮さんっ?!
どうしたんですか? あまり電話を寄越さない方ですのに……。》
『すいません、貴方方に少しの間とは思いますが……とある家族の方々を地下でですが、匿う事になった事を御伝えしようと思いまして、連絡をしました。』
《分かりました。 匿う方々には、偽名で対応すれば宜しいのですか?》
『はい、貴方方も知って居る筈の方々でしょうから……念の為。』
《承知致しました。》
『では、宜しくお願いしますね。』
《はい、水蓮さんも御気を付けて……。》
ピッ……!
『(フゥ……、此れで匿う件については何とか出来た……。
後は……警察庁と警視庁其々の長に、もしかしたら“黒の組織~通称・烏~”の関係者を匿う旨を通達しなくてはならないわね。
ハァ~、やる事有り過ぎで……仮眠所じゃ無いなぁ。)』
ー講して、各方面への根回し兼情報操作に奔走する事になった雪菜だった。ー
この電話の遣り取り後、無事に保護と言う形で匿われる事となったメアリー含めた家族は……如月の家に居候する事になったのだった。
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