〈序章〉~プロローグ~
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ー天界(神界)ー
ザシュ…ッ!
「ぐぅっ…!
詩織っ…、此処はもう、危ない…。
だから、お前だけでも助かれっ!」
斬られた箇所を手で抑えつつ、父は娘へと叫んだ。
『えっ…? お父…様…?
そんな…。イヤッ、離れたくないっ!
お父様やお母様、お兄様と一緒に私も居ますっ!!』
父に言われた事を激しく首を横に振り、拒否を顕にする雪菜。
「詩織…、貴女を失ないたくないの…。だから、ね?」
「そうだよ、詩織。お前は、僕達の分も生きてくれ…」
『そんなっ?!
イヤッ、イヤぁあああっ!!!』
母と兄にまで説得されるが…雪菜は叫び、更に拒否も強くなった。
「「詩織…(チラッ)」」
「(コクリ)詩織…?」
母と兄はそんな雪菜の(二つ)名を呼びつつ、父へと目配せした。
その視線を受けた父は二人に頷き返し、雪菜へ“ある術”を施すべく、声を掛けるのだった…。
『…? お父様…?』
フッ…。
父の術が発動した為か、父へ呼び掛けたと同時に…そこで、雪菜の意識は途切れ、姿さえも消え失せたのだった…。
* * * *
ザシュ…ッ!
「ぐぅっ…!
詩織っ…、此処はもう、危ない…。
だから、お前だけでも助かれっ!」
斬られた箇所を手で抑えつつ、父は娘へと叫んだ。
『えっ…? お父…様…?
そんな…。イヤッ、離れたくないっ!
お父様やお母様、お兄様と一緒に私も居ますっ!!』
父に言われた事を激しく首を横に振り、拒否を顕にする雪菜。
「詩織…、貴女を失ないたくないの…。だから、ね?」
「そうだよ、詩織。お前は、僕達の分も生きてくれ…」
『そんなっ?!
イヤッ、イヤぁあああっ!!!』
母と兄にまで説得されるが…雪菜は叫び、更に拒否も強くなった。
「「詩織…(チラッ)」」
「(コクリ)詩織…?」
母と兄はそんな雪菜の(二つ)名を呼びつつ、父へと目配せした。
その視線を受けた父は二人に頷き返し、雪菜へ“ある術”を施すべく、声を掛けるのだった…。
『…? お父様…?』
フッ…。
父の術が発動した為か、父へ呼び掛けたと同時に…そこで、雪菜の意識は途切れ、姿さえも消え失せたのだった…。
* * * *