和谷夢短編集
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◇ある日の朝焼け頃◇
「───ん…。」
朝目が覚めて真っ先に見たのは寝顔。
女子の寝顔なんて、母親のぐらいしか見た覚えがないから初めてみたそれは想像を絶するほどの可愛さだった。
しかし、なぜコイツが俺の隣に居るのかが分からない。
とりあえず、体を起こして俺の部屋の惨状を見て昨日の記憶を掘り起こす。
ビール、チューハイやらの缶、スーパーの惣菜のゴミ。打ちっぱなしの碁。
俺とアイツ以外に雑魚寝をしている伊角さん、進藤、小宮、奈瀬のメンツ。
そうだ。久しぶりに院生仲間で集まれるやつだけで集まったんだっけ。
ここまで思い出したのはいいけどやっぱり隣に居るのが結びつかない。
「……」
少し考えて、隣に居るのはもうラッキーで完結することにして、さてここからどうする。
もしこれが違うヤツだったら二度寝をするところが、よりにもよってコイツにそんな無防備な姿を見せられては、放って置けない。
気になってた女子の寝顔を前に、何するかなんて俺の中ではもう一択しかなかった。
自分で答えが出ている癖に、どうするか。と踏みとどまったのは、まだ付き合ってないからであって。
でもよくよく考えれば別にキスをいつするかなんて特に定められているものじゃない。
それなら。と、決心を固めて
誰も起きてないことを確認してから
起こさないように唇を重ねた。
「───ん…。」
朝目が覚めて真っ先に見たのは寝顔。
女子の寝顔なんて、母親のぐらいしか見た覚えがないから初めてみたそれは想像を絶するほどの可愛さだった。
しかし、なぜコイツが俺の隣に居るのかが分からない。
とりあえず、体を起こして俺の部屋の惨状を見て昨日の記憶を掘り起こす。
ビール、チューハイやらの缶、スーパーの惣菜のゴミ。打ちっぱなしの碁。
俺とアイツ以外に雑魚寝をしている伊角さん、進藤、小宮、奈瀬のメンツ。
そうだ。久しぶりに院生仲間で集まれるやつだけで集まったんだっけ。
ここまで思い出したのはいいけどやっぱり隣に居るのが結びつかない。
「……」
少し考えて、隣に居るのはもうラッキーで完結することにして、さてここからどうする。
もしこれが違うヤツだったら二度寝をするところが、よりにもよってコイツにそんな無防備な姿を見せられては、放って置けない。
気になってた女子の寝顔を前に、何するかなんて俺の中ではもう一択しかなかった。
自分で答えが出ている癖に、どうするか。と踏みとどまったのは、まだ付き合ってないからであって。
でもよくよく考えれば別にキスをいつするかなんて特に定められているものじゃない。
それなら。と、決心を固めて
誰も起きてないことを確認してから
起こさないように唇を重ねた。