和谷夢短編集
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◇和谷で良いの?◇
「本当に和谷でいいの?」
奈瀬ちゃんが、アイスカフェラテのストローをいたずらに回しながら私に聞いた。
「あ、そうか。いつまでもその呼び方じゃ変だよね。無難に義高かな?」
奈瀬ちゃんの質問に、くんや、さんを付けて呼ぶのは私のキャラじゃないしなー。なんて呑気に続けて喋っていたら、そういうことじゃなくて。と、奈瀬ちゃんに言葉を遮られる。
すかさず奈瀬ちゃんは私の方へ手を伸ばして、人差し指で触れた。私の左手薬指に嵌められている銀白色の輪を。
それに触れながら、優しい表情で奈瀬ちゃんは私に聞いた。
「本当にこの人が、自分の人生を共にする人でいいのかってこと。」
「本当に和谷でいいの?」
奈瀬ちゃんが、アイスカフェラテのストローをいたずらに回しながら私に聞いた。
「あ、そうか。いつまでもその呼び方じゃ変だよね。無難に義高かな?」
奈瀬ちゃんの質問に、くんや、さんを付けて呼ぶのは私のキャラじゃないしなー。なんて呑気に続けて喋っていたら、そういうことじゃなくて。と、奈瀬ちゃんに言葉を遮られる。
すかさず奈瀬ちゃんは私の方へ手を伸ばして、人差し指で触れた。私の左手薬指に嵌められている銀白色の輪を。
それに触れながら、優しい表情で奈瀬ちゃんは私に聞いた。
「本当にこの人が、自分の人生を共にする人でいいのかってこと。」