和谷夢短編集
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◇会社の後輩とサシで飲みに行くって言ったら◇
『勝手にしろっっ!!』
キーンっと漫画みたいな効果音をつけたくなるほど幼馴染の義高の怒声が左から右へと貫いた、金曜日の夜。
「先輩、大丈夫ですか?」
「うん、まぁ…大丈夫。」
そもそも義高の怒声を聞く羽目になったのは
後輩の宮田君に仕事の相談をしたいと言われて
可愛い後輩の頼みを断れるわけもなく
2人で飲みに行くことを電話で話したからだ。
怒声を浴びたからといって
私はヘコむこともなく、
義高は怒りつつもなんだかんだ最後は許してくれる。というのを知っていたから甘えることに。
結果、終電で帰宅。
玄関と、リビングの半分は電気が付けっ放しで、優しい面を感じると
やっぱりなんだかんだ許してくれてんじゃん。
と、ここでもまだ反省しない私。
湯船に入る気力はなく最低でも
メイク落としとシャワーはしておいて
濡れた髪にタオルを巻いたりせず
適当にタオルを被せ、パジャマに着替えて
やっと寝室へ
義高はダブルベットの隅っこでそっぽ向いて寝ていた。
その姿を見ると家で1人にしてしまったことに罪悪感を感じ、髪の毛を撫でる。
すると、
「っ!」
手を思いっきり掴まれて驚く。
しかもこれがまた力が強い。
「…た、ただいま。
義高クン、起きてたんだネ」
「今、何時だと思ってんだよ。」
「ごめん…。」
ムクリと起き上がりながら私の方を向く義高。
さすがに声のトーンが低くて焦る。
「…仏の顔も三度まで」
が、どうやら私の甘えが勝ったみたいで気が緩み出す。
「うん、気をつけ────るっ!?」
「なーんて、このまま平和に終わって寝れると思ってんなよ?」
その隙に
義高が私にほぼ体重をかけ
9:1ぐらいの比率で義高の顔と天井で視界を埋め尽くされた。
「仕事でヘトヘトの上に終電まで飲めるんだったら当然まだ元気有り余ってるよなァ?」
次にされることは分かってる。
だって、言いながらパジャマのボタン外してんだから。
「ま、待って…まだ髪乾かしてない。」
「待ったはなし」
そう言われてしまったら
もう、為す術はない。
『勝手にしろっっ!!』
キーンっと漫画みたいな効果音をつけたくなるほど幼馴染の義高の怒声が左から右へと貫いた、金曜日の夜。
「先輩、大丈夫ですか?」
「うん、まぁ…大丈夫。」
そもそも義高の怒声を聞く羽目になったのは
後輩の宮田君に仕事の相談をしたいと言われて
可愛い後輩の頼みを断れるわけもなく
2人で飲みに行くことを電話で話したからだ。
怒声を浴びたからといって
私はヘコむこともなく、
義高は怒りつつもなんだかんだ最後は許してくれる。というのを知っていたから甘えることに。
結果、終電で帰宅。
玄関と、リビングの半分は電気が付けっ放しで、優しい面を感じると
やっぱりなんだかんだ許してくれてんじゃん。
と、ここでもまだ反省しない私。
湯船に入る気力はなく最低でも
メイク落としとシャワーはしておいて
濡れた髪にタオルを巻いたりせず
適当にタオルを被せ、パジャマに着替えて
やっと寝室へ
義高はダブルベットの隅っこでそっぽ向いて寝ていた。
その姿を見ると家で1人にしてしまったことに罪悪感を感じ、髪の毛を撫でる。
すると、
「っ!」
手を思いっきり掴まれて驚く。
しかもこれがまた力が強い。
「…た、ただいま。
義高クン、起きてたんだネ」
「今、何時だと思ってんだよ。」
「ごめん…。」
ムクリと起き上がりながら私の方を向く義高。
さすがに声のトーンが低くて焦る。
「…仏の顔も三度まで」
が、どうやら私の甘えが勝ったみたいで気が緩み出す。
「うん、気をつけ────るっ!?」
「なーんて、このまま平和に終わって寝れると思ってんなよ?」
その隙に
義高が私にほぼ体重をかけ
9:1ぐらいの比率で義高の顔と天井で視界を埋め尽くされた。
「仕事でヘトヘトの上に終電まで飲めるんだったら当然まだ元気有り余ってるよなァ?」
次にされることは分かってる。
だって、言いながらパジャマのボタン外してんだから。
「ま、待って…まだ髪乾かしてない。」
「待ったはなし」
そう言われてしまったら
もう、為す術はない。