和谷夢短編集
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◇文集◇
また年度が変わって今のクラスも最後だからということで思い出作りに文集を作ることになった。
文集だからもちろん個々の作文がメインになるんだけど、もう一つ。
文集の醍醐味といえばランキング。
おまけなのに正直こっちの方がみんな気になるところだろう。
そんなわけで、文集係になってしまった私は係りの子達といくつかランキングの項目を決めて、それを答えてもらう為の用紙を配り、期限を設けて提出を求めた。
期限は昨日までで今日の放課後残ってさてこれから集計しよう。って時に
机に解答用の紙が裏っ返しのまま置かれる。
顔を上げると
「期限過ぎてごめんな」
少し申し訳なさそうな顔してる和谷君。
「集計始める前だったからギリギリセーフだよ、ありがとう」
提出期限はどこ行った。
そんなのは和谷君に免じてどこかへ消えてしまったみたいで。
彼からもらった用紙を1番下にして集計を始める。
面白い人、早く結婚しそうな人、有名人になりそうな人、可愛い・かっこいい人……上位に出るのは大体決まっている。集計しててもその予想通り。
1番最後、和谷君の解答用紙を見て正の字を書き加えていると手が止まる。
可愛い人のところに、私の名前。
集計してきた中でこの項目でたった1人彼だけが私の名前を書いてくれていたのを知ってしまい、
1人、夕日差し掛かる教室で鼓動のスピードが速くなるのを抑えられない。
明日から、どんな顔すればいいんだろう。
また年度が変わって今のクラスも最後だからということで思い出作りに文集を作ることになった。
文集だからもちろん個々の作文がメインになるんだけど、もう一つ。
文集の醍醐味といえばランキング。
おまけなのに正直こっちの方がみんな気になるところだろう。
そんなわけで、文集係になってしまった私は係りの子達といくつかランキングの項目を決めて、それを答えてもらう為の用紙を配り、期限を設けて提出を求めた。
期限は昨日までで今日の放課後残ってさてこれから集計しよう。って時に
机に解答用の紙が裏っ返しのまま置かれる。
顔を上げると
「期限過ぎてごめんな」
少し申し訳なさそうな顔してる和谷君。
「集計始める前だったからギリギリセーフだよ、ありがとう」
提出期限はどこ行った。
そんなのは和谷君に免じてどこかへ消えてしまったみたいで。
彼からもらった用紙を1番下にして集計を始める。
面白い人、早く結婚しそうな人、有名人になりそうな人、可愛い・かっこいい人……上位に出るのは大体決まっている。集計しててもその予想通り。
1番最後、和谷君の解答用紙を見て正の字を書き加えていると手が止まる。
可愛い人のところに、私の名前。
集計してきた中でこの項目でたった1人彼だけが私の名前を書いてくれていたのを知ってしまい、
1人、夕日差し掛かる教室で鼓動のスピードが速くなるのを抑えられない。
明日から、どんな顔すればいいんだろう。