その他ヒカ碁キャラ夢短編
◇呟き【冴木光ニ】◇
みんなそれぞれ社会人、プロになっても未だに元院生仲間で飲み会を開くくらい仲が良くて。定期的に飲み会を開いていた。
「海、見に行きたいな」
その待ち合わせ場所に一番乗りで居た冴木にそう呟いた。
彼にそれに付き合って欲しいって思わせぶりで言ったわけでなく、ただそこに居たのが冴木だったってだけで。
彼じゃなくとも性別関係なく、一番乗りでそこに居た人に言っていたと思う。
「そうだな。行こうか」
やっぱり彼は昔と変わらず優しくて汲み取ってくれる。
「うん、行きたいね。海って言っても日帰りで行けるし、みんな都合が合えば」
社会人の『都合が合えば』は本当に行きたいのなら具体的な日にちを言わないといつまでもその日は来ないと新入社員研修で教わったのにも関わらず、流れで言ってしまった。
すると、冴木が俯きがちに呟く。
「……俺は2人。で、いいんだけど」
みんなそれぞれ社会人、プロになっても未だに元院生仲間で飲み会を開くくらい仲が良くて。定期的に飲み会を開いていた。
「海、見に行きたいな」
その待ち合わせ場所に一番乗りで居た冴木にそう呟いた。
彼にそれに付き合って欲しいって思わせぶりで言ったわけでなく、ただそこに居たのが冴木だったってだけで。
彼じゃなくとも性別関係なく、一番乗りでそこに居た人に言っていたと思う。
「そうだな。行こうか」
やっぱり彼は昔と変わらず優しくて汲み取ってくれる。
「うん、行きたいね。海って言っても日帰りで行けるし、みんな都合が合えば」
社会人の『都合が合えば』は本当に行きたいのなら具体的な日にちを言わないといつまでもその日は来ないと新入社員研修で教わったのにも関わらず、流れで言ってしまった。
すると、冴木が俯きがちに呟く。
「……俺は2人。で、いいんだけど」