Disce gaudere.
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「おいおい、いつから誘拐犯になったんだよ」
「バッカ、ちげぇよ!」
イギリスが初めて誰かと一緒に来た。
「……いぎりしゅ、らーれ?」
あたしの言葉に男はニヤニヤと笑う。その隣ではイギリスは顔を真っ赤にして、肩を震わしている。
「いやー、お嬢ちゃん。お兄さんはイギリシュさんのお友達だよ」
「バッカ、俺はお前と友達になった事は生まれから一度もねぇよ」
「おいおい、お前の為に美味しい料理を作ってやってた事を忘れたのか?」
男の発言に言い返すイギリス。その何気ない会話のやり取りが、あたしと違ってポンポンと弾む。あたしやアメリカと接する時とは全く違うイギリス。凄く新鮮な感じがして、あたしは二人の会話を静かに聞いている。そんな黙っているあたしに気付いたのか、男が近くに寄ってくる。
「まぁ、俺はフランス。よろしくな、お嬢ちゃん。」
「ふらんしゅ?」
「そうそう……いやぁ、何か可愛いな。お兄さんこんな小さな女の子の仲間は初めてだよ」
そう言ってあたしを抱っこするフランス。
「おいっ、変態野郎!パトリアに触れんじゃねぇよ!」
その様子を見て、イギリスが怒鳴る。
「子供の前でそう汚い言葉を使うなよ。ただでさえお前は品が無いんだからさ」
「うるさいっ!お前、パトリアには手を出すなよ」
フランスからあたしを取り上げ、イギリスは睨みつける。一瞬だけ、二人の雰囲気が変わったような気がした。ピリッとして、少し痛いような、よく分からない空気。初めて体験した雰囲気にあたしは呆然としてしまう。けれど一つだけ理解した事。
この雰囲気は――――楽しくない。
「バッカ、ちげぇよ!」
イギリスが初めて誰かと一緒に来た。
「……いぎりしゅ、らーれ?」
あたしの言葉に男はニヤニヤと笑う。その隣ではイギリスは顔を真っ赤にして、肩を震わしている。
「いやー、お嬢ちゃん。お兄さんはイギリシュさんのお友達だよ」
「バッカ、俺はお前と友達になった事は生まれから一度もねぇよ」
「おいおい、お前の為に美味しい料理を作ってやってた事を忘れたのか?」
男の発言に言い返すイギリス。その何気ない会話のやり取りが、あたしと違ってポンポンと弾む。あたしやアメリカと接する時とは全く違うイギリス。凄く新鮮な感じがして、あたしは二人の会話を静かに聞いている。そんな黙っているあたしに気付いたのか、男が近くに寄ってくる。
「まぁ、俺はフランス。よろしくな、お嬢ちゃん。」
「ふらんしゅ?」
「そうそう……いやぁ、何か可愛いな。お兄さんこんな小さな女の子の仲間は初めてだよ」
そう言ってあたしを抱っこするフランス。
「おいっ、変態野郎!パトリアに触れんじゃねぇよ!」
その様子を見て、イギリスが怒鳴る。
「子供の前でそう汚い言葉を使うなよ。ただでさえお前は品が無いんだからさ」
「うるさいっ!お前、パトリアには手を出すなよ」
フランスからあたしを取り上げ、イギリスは睨みつける。一瞬だけ、二人の雰囲気が変わったような気がした。ピリッとして、少し痛いような、よく分からない空気。初めて体験した雰囲気にあたしは呆然としてしまう。けれど一つだけ理解した事。
この雰囲気は――――楽しくない。