Amicitiae nostrae memoriam spero sempiternam fore.
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「イギリス――――って、その子は誰!?」
あたしより年上の男の子。けれどイギリスよりは随分と年下。
「俺とお前の妹」
「えっ、何言ってんの?」
怪訝そうな表情を浮かべた後、男の子はじっくりとあたしを観察する。まじまじと眺められたのは初めての事。初めての経験にあたしは緊張して動けない。
「ほら、お前ら自己紹介しろよ」
そんなあたし達を見兼ねたのか、イギリスが助け舟を出す。
「俺はアメリカ!ここに住んでるんだ。君は?」
「パトリア、あっち!」
あたしは自分の来た方角を指差す。
「おー、よく言えました!」
アメリカは感心したのか、あたしの頭をポンポンと撫でる。
「なぁ、イギリス。パトリアって俺の妹?」
「だから何回もそう言ってんだろ」
イギリスの言葉に目をキラキラと輝かす。
「よしっ、お兄ちゃんが遊んでやるぞ!」
グッとあたしを抱き抱えるアメリカ。次の瞬間、あたしはイギリスを遥か上から見下ろしていた。それを理解した同時に、一瞬だけ感じた重さが消えた。
「ほらっ、高いたかーい!」
あたしの世界が止まったと同時に、二人の表情が対照的な事に気付いた。次に何かを考えようとする前に、浮遊感が消え地上に引き戻される。
「パトリア、楽しい?」
「……たのしー?」
「ストォォオオップ!?」
再度あたしを空中に飛ばそうとしたアメリカ。けれどイギリスが全力で止めに入った。
「ちょっ、ちょっと、待て!お前ら別の遊びをしよう、なっ!?」
そう言いながらあたしをアメリカから取り上げる。
「えぇー…あっ、そうだ!最近俺に友達が出来たんだ。その子を紹介してあげるから待ってて!」
そう言いながらアメリカはどこかに向かって走り出す。
「……うん、そうだな、そういうのが良い。」
あたしを抱き抱えたまま安堵の声を漏らすイギリス。
「パトリア、大丈夫か?」
「だいじょーぶ。たかいたかーい、しゅき!」
「……お前、意外と度胸あるんだな……」
イギリスは少し引きつった笑みを浮かべた。
「おーい、二人とも!」
森の方から聞こえた声。あたし達は声が聞こえた方を向く。
「この子達が僕の友達だよ!」
アメリカの後ろには焦げ茶色の大きな動物が数匹。この生き物は図鑑で見た事がある。
「いぎりしゅ、ばいそん!」
あたしの言葉にイギリスは何も反応しない。ダラダラと冷や汗を流している。
「……ア、アメリカンバッファロー……」
あたしより年上の男の子。けれどイギリスよりは随分と年下。
「俺とお前の妹」
「えっ、何言ってんの?」
怪訝そうな表情を浮かべた後、男の子はじっくりとあたしを観察する。まじまじと眺められたのは初めての事。初めての経験にあたしは緊張して動けない。
「ほら、お前ら自己紹介しろよ」
そんなあたし達を見兼ねたのか、イギリスが助け舟を出す。
「俺はアメリカ!ここに住んでるんだ。君は?」
「パトリア、あっち!」
あたしは自分の来た方角を指差す。
「おー、よく言えました!」
アメリカは感心したのか、あたしの頭をポンポンと撫でる。
「なぁ、イギリス。パトリアって俺の妹?」
「だから何回もそう言ってんだろ」
イギリスの言葉に目をキラキラと輝かす。
「よしっ、お兄ちゃんが遊んでやるぞ!」
グッとあたしを抱き抱えるアメリカ。次の瞬間、あたしはイギリスを遥か上から見下ろしていた。それを理解した同時に、一瞬だけ感じた重さが消えた。
「ほらっ、高いたかーい!」
あたしの世界が止まったと同時に、二人の表情が対照的な事に気付いた。次に何かを考えようとする前に、浮遊感が消え地上に引き戻される。
「パトリア、楽しい?」
「……たのしー?」
「ストォォオオップ!?」
再度あたしを空中に飛ばそうとしたアメリカ。けれどイギリスが全力で止めに入った。
「ちょっ、ちょっと、待て!お前ら別の遊びをしよう、なっ!?」
そう言いながらあたしをアメリカから取り上げる。
「えぇー…あっ、そうだ!最近俺に友達が出来たんだ。その子を紹介してあげるから待ってて!」
そう言いながらアメリカはどこかに向かって走り出す。
「……うん、そうだな、そういうのが良い。」
あたしを抱き抱えたまま安堵の声を漏らすイギリス。
「パトリア、大丈夫か?」
「だいじょーぶ。たかいたかーい、しゅき!」
「……お前、意外と度胸あるんだな……」
イギリスは少し引きつった笑みを浮かべた。
「おーい、二人とも!」
森の方から聞こえた声。あたし達は声が聞こえた方を向く。
「この子達が僕の友達だよ!」
アメリカの後ろには焦げ茶色の大きな動物が数匹。この生き物は図鑑で見た事がある。
「いぎりしゅ、ばいそん!」
あたしの言葉にイギリスは何も反応しない。ダラダラと冷や汗を流している。
「……ア、アメリカンバッファロー……」