Abeunt studia in mores.
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「……いぎりしゅ!」
「おー、パトリア。久しぶりだな、良い子にしてたか?」
あたしが駆け寄るとイギリスは頭を優しく撫でてくれる。
「今日はお前の為に絵本を持ってきてやったぞ」
「ほん、しゅき。よむ!」
「おいおい、読むのは俺だろ。ほら、読んでやるから座れ。」
イギリスはソファーに腰掛け、自分の太ももをポンポンと叩く。ここに座れという意味だ。
「とりあえず、マザーグースを持ってきたけどお前はこの話知ってるか?」
あたしは知らない単語に、首を横に振った。その反応にイギリスは気分を良くしたのか、楽しそうに絵本を読んでくれる。あたしも初めて聞く物語にわくわくして耳を傾ける。あたしは文字は読めないし、言葉も満足に話せない。けれど頭の中ではしっかりと意味を理解はしているし、判断も出来る。
「――――どうだ、良かったか?」
一通り読み終わった所で、聞かれた問い。あたしは何度も頷く。
「よし、じゃぁ次も絵本を持ってきてやるからな。パトリアはどんなお話が好きなんだ?」
その言葉に少し考える。最近イギリスとの交易を始めた町の人達が片手に本を持ち議論をしていた。その話がとても白熱をし、傍で聞いていて楽しかった。
「てつがくしょ、ほーりつしょ!」
「……お前、賢いんだな……」
「おー、パトリア。久しぶりだな、良い子にしてたか?」
あたしが駆け寄るとイギリスは頭を優しく撫でてくれる。
「今日はお前の為に絵本を持ってきてやったぞ」
「ほん、しゅき。よむ!」
「おいおい、読むのは俺だろ。ほら、読んでやるから座れ。」
イギリスはソファーに腰掛け、自分の太ももをポンポンと叩く。ここに座れという意味だ。
「とりあえず、マザーグースを持ってきたけどお前はこの話知ってるか?」
あたしは知らない単語に、首を横に振った。その反応にイギリスは気分を良くしたのか、楽しそうに絵本を読んでくれる。あたしも初めて聞く物語にわくわくして耳を傾ける。あたしは文字は読めないし、言葉も満足に話せない。けれど頭の中ではしっかりと意味を理解はしているし、判断も出来る。
「――――どうだ、良かったか?」
一通り読み終わった所で、聞かれた問い。あたしは何度も頷く。
「よし、じゃぁ次も絵本を持ってきてやるからな。パトリアはどんなお話が好きなんだ?」
その言葉に少し考える。最近イギリスとの交易を始めた町の人達が片手に本を持ち議論をしていた。その話がとても白熱をし、傍で聞いていて楽しかった。
「てつがくしょ、ほーりつしょ!」
「……お前、賢いんだな……」