夜間合同演習
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数分経った頃、留三郎が呟いた。
「……なぁ、大丈夫なのか?」
「大丈夫な訳ねぇだろぉおっ!?」
思わず留三郎の胸倉を掴む。
「どう考えても小平太の圧勝だろ!?アレでも一応女だぞ!?しかも会計委員会のメンバーだ!滅多に無いけどな、真面目に仕事をすれば計算は早いし、字は綺麗だし、ミスは少ないし重宝してんだよ!」
「……あんなにハイテンションな小平太を見たのは久しぶりだな」
「しばらくお前たちの鬼ごっこを見れないのは寂しいな」
俺の言葉の後に続き、長次と仙蔵が追い打ちをかけてくる。
「そもそも、あいつは強いのか?」
仙蔵の言葉に俺は掴んでいた留三郎の胸倉から手を放す。俺は望月をほぼ毎日のように追い掛け回している。手裏剣を打たれた事はあっても、実際に戦ったということはない。少し考えて口を開こうとした瞬間、それは遮られた。
「おーい、みんな大丈夫?」
「いや、お前こそ大丈夫か?伊作」
手を振りながらやってきた伊作に留三郎はそうツッコミを入れる。
「しかし、よく無事だったな」
あちらこちら擦り傷があるし、泥も着いているが大きな怪我は無さそうだ。
「ははっ、たまには僕も運が良いね」
運が良かったらそんな事にはならないだろ、と心の中で呟く。
「まぁ、無事で何よりだ。それで先ほどの続きだが、本人の口から聞いたのは、体術は得意では無いとの事だ」
昔、あいつとした会話を思い出しながら口を開く。
「普通に考えてみれば女だし、そうだよな」
「そうだ、武器も重たい物はしんどいから嫌だとかほざいてたな」
留三郎の相槌に俺は続きを話す。
「それ以外の武器なら全般扱える。特に打物・暗器が得意って言ってたな」
「でも、それだけでは小平太には勝てないだろう」
長次の言葉に俺達は納得をする。
「ねぇねぇ、さっきから誰の話をしているの?」
「あぁ、伊作は途中から来たもんな」
留三郎が伊作に簡単にまとめた話をする。すると、伊作の表情はみるみると固まっていく。
「えっ、ちょっ、それじゃぁ、今二人で戦ってるわけ!?早く止めに行かなくちゃ!?」
「止めとけ、伊作。小平太に巻き添えを食らうぞ。可哀そうかもしれんが、喧嘩を売ったのは望月自身だから仕方がない」
「違うよ、そうじゃない!」
仙蔵の言葉に珍しく大きな声で反論をする伊作。
「さっきも文次郎が言ってたけど、確かに打物・暗器っていった武具の扱いだって千代ちゃんは得意だよ。だけど、本当は違うんだ!千代ちゃんの一番得意な武器は―――」
「……なぁ、大丈夫なのか?」
「大丈夫な訳ねぇだろぉおっ!?」
思わず留三郎の胸倉を掴む。
「どう考えても小平太の圧勝だろ!?アレでも一応女だぞ!?しかも会計委員会のメンバーだ!滅多に無いけどな、真面目に仕事をすれば計算は早いし、字は綺麗だし、ミスは少ないし重宝してんだよ!」
「……あんなにハイテンションな小平太を見たのは久しぶりだな」
「しばらくお前たちの鬼ごっこを見れないのは寂しいな」
俺の言葉の後に続き、長次と仙蔵が追い打ちをかけてくる。
「そもそも、あいつは強いのか?」
仙蔵の言葉に俺は掴んでいた留三郎の胸倉から手を放す。俺は望月をほぼ毎日のように追い掛け回している。手裏剣を打たれた事はあっても、実際に戦ったということはない。少し考えて口を開こうとした瞬間、それは遮られた。
「おーい、みんな大丈夫?」
「いや、お前こそ大丈夫か?伊作」
手を振りながらやってきた伊作に留三郎はそうツッコミを入れる。
「しかし、よく無事だったな」
あちらこちら擦り傷があるし、泥も着いているが大きな怪我は無さそうだ。
「ははっ、たまには僕も運が良いね」
運が良かったらそんな事にはならないだろ、と心の中で呟く。
「まぁ、無事で何よりだ。それで先ほどの続きだが、本人の口から聞いたのは、体術は得意では無いとの事だ」
昔、あいつとした会話を思い出しながら口を開く。
「普通に考えてみれば女だし、そうだよな」
「そうだ、武器も重たい物はしんどいから嫌だとかほざいてたな」
留三郎の相槌に俺は続きを話す。
「それ以外の武器なら全般扱える。特に打物・暗器が得意って言ってたな」
「でも、それだけでは小平太には勝てないだろう」
長次の言葉に俺達は納得をする。
「ねぇねぇ、さっきから誰の話をしているの?」
「あぁ、伊作は途中から来たもんな」
留三郎が伊作に簡単にまとめた話をする。すると、伊作の表情はみるみると固まっていく。
「えっ、ちょっ、それじゃぁ、今二人で戦ってるわけ!?早く止めに行かなくちゃ!?」
「止めとけ、伊作。小平太に巻き添えを食らうぞ。可哀そうかもしれんが、喧嘩を売ったのは望月自身だから仕方がない」
「違うよ、そうじゃない!」
仙蔵の言葉に珍しく大きな声で反論をする伊作。
「さっきも文次郎が言ってたけど、確かに打物・暗器っていった武具の扱いだって千代ちゃんは得意だよ。だけど、本当は違うんだ!千代ちゃんの一番得意な武器は―――」