夜間合同演習
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「うーん、尾浜はいなくなったな」
「当り前だ、あと伊作もいない」
小平太の言葉に答えたのは留三郎。
「俺、あいつのうわぁっていう事聞いたんだが」
「チラリと見えたが穴に落ちて行ったぞ」
俺の言葉に当たり前のように仙蔵が口を開いた。
「今、あの場所に戻るのは危険」
「よし、伊作は諦めよう」
「お前らなぁ……」
長次と仙蔵に呆れる留三郎。少し伊作が可哀そうに思い、俺はフォローをする。
「まぁ、伊作も六年生だから、そう簡単にやられないだろ。一対一では俺らは負けねぇんだから」
「それじゃぁ、確かめてみます??」
場違いのような声が響いた。声の先に視線を向けると、尾浜の時とは違いはっきりと姿が見えた。月に照らされて、その鳶色の忍装束がよく見える。
「へぇっ、尾浜の次はお前か」
小平太が楽しそうに言う。いつもように望月はヘラヘラと笑っていた。
「それよりさっきの言葉……一対一では負けないと?」
「確かめてみたくないですか??」
「その言葉に乗るとでも?」
仙蔵と望月は質問を質問で返し合う。
「あっ、それ以上近付かないで下さいね!?それ以上近付いたら、あたし逃げきれないんで」
その言葉に歩みを進めていた俺達は足を止める。一応、こいつは自分が逃げ切れる間合いを計っていたみたいだ。
「それで、どうします??一対一で勝負しますか?」
「一対一で勝負するメリットがこちらになかろう」
「デメリットはありますよ?」
仙蔵の言葉に今度はニヤニヤと笑う望月。
「このままあたしが戻れば、六年生との勝負には不戦勝という事であたしの勝ちですよ?いやー、皆になんて報告しよっかな」
『よーし、乗った!』
「おいっ、文次郎、小平太、留三郎!?」
仙蔵が隣で喚くがそんなのは関係無い。
「おい、お前ら、よく考えろ!?」
「止めるな、仙蔵。会計委員長として説教をしてやる」
後輩にここまで舐められた口きかれて黙っとく訳にはいかねぇな。
「当り前だ、あと伊作もいない」
小平太の言葉に答えたのは留三郎。
「俺、あいつのうわぁっていう事聞いたんだが」
「チラリと見えたが穴に落ちて行ったぞ」
俺の言葉に当たり前のように仙蔵が口を開いた。
「今、あの場所に戻るのは危険」
「よし、伊作は諦めよう」
「お前らなぁ……」
長次と仙蔵に呆れる留三郎。少し伊作が可哀そうに思い、俺はフォローをする。
「まぁ、伊作も六年生だから、そう簡単にやられないだろ。一対一では俺らは負けねぇんだから」
「それじゃぁ、確かめてみます??」
場違いのような声が響いた。声の先に視線を向けると、尾浜の時とは違いはっきりと姿が見えた。月に照らされて、その鳶色の忍装束がよく見える。
「へぇっ、尾浜の次はお前か」
小平太が楽しそうに言う。いつもように望月はヘラヘラと笑っていた。
「それよりさっきの言葉……一対一では負けないと?」
「確かめてみたくないですか??」
「その言葉に乗るとでも?」
仙蔵と望月は質問を質問で返し合う。
「あっ、それ以上近付かないで下さいね!?それ以上近付いたら、あたし逃げきれないんで」
その言葉に歩みを進めていた俺達は足を止める。一応、こいつは自分が逃げ切れる間合いを計っていたみたいだ。
「それで、どうします??一対一で勝負しますか?」
「一対一で勝負するメリットがこちらになかろう」
「デメリットはありますよ?」
仙蔵の言葉に今度はニヤニヤと笑う望月。
「このままあたしが戻れば、六年生との勝負には不戦勝という事であたしの勝ちですよ?いやー、皆になんて報告しよっかな」
『よーし、乗った!』
「おいっ、文次郎、小平太、留三郎!?」
仙蔵が隣で喚くがそんなのは関係無い。
「おい、お前ら、よく考えろ!?」
「止めるな、仙蔵。会計委員長として説教をしてやる」
後輩にここまで舐められた口きかれて黙っとく訳にはいかねぇな。