潮江文次郎
夢小説設定
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「……二人共ありがとう。そして質問、どうしてもっと早く止めてくれなかったのかな?」
潮江先輩が出て行った後、引き摺られたままの状態で千代先輩は左門に問い掛けた。
「もう色々と衝撃過ぎて固まってました」
「……うん、まぁ、あたしが貴方達の立場だったらそうなるね。いやぁ、本当に周りの姿が見えて無かった」
そう言いながら千代先輩は身体を起こす。
「でも!私は止めるかどうか凄く悩みました!」
「よーし、三木!!本当にありがとう!!」
左門の言葉に千代先輩は僕をしっかりと見詰めてそう言った。
「……い、いえ。僕は当然の事をしたまでです」
思わず視線を逸らして答えてしまう。だって、千代先輩ってあんな人だったか?あんな色っぽい表情して、あんな艶っぽい声で喋る人だったか?いや、それなら潮江先輩もいつもと全く以って違った。今まで見た事の無い二人の姿に、動揺を隠せない。
「あ、あの先輩方。何かあったんですか?」
「あー、別に何も無いよ」
佐吉の言葉に千代先輩はヘラヘラと笑いながら答える。あぁ、それだ、その笑顔だ。いつもの千代先輩の表情を見て、僕は胸を撫で下ろす。
「今日は皆上がっていいよ。委員会活動はお終い」
「えっ!?本当ですか!?あっ、潮江先輩は……」
「うん、本当だよ。ちゃんと潮江先輩の許可は取ってるから大丈夫」
団蔵の嬉しそうな言葉に、嘘をペラペラと並べる千代先輩。
「さぁ、とっと長屋に帰りなさい。ノロノロしてると潮江先輩の気も変わっちゃうかもよ?」
その言葉を聞き、慌てた一年生二人は早々に片づけをして長屋へと帰る。
「さて、あたしも今日はゆっくりと寝ようかなぁ。色々あって流石に疲れちゃった」
「え、あっ、あの、委員会は本当に終了ですか?」
「三木は心配性だなぁ、大丈夫だよ。あの様子じゃぁ、潮江先輩は朝まで池で頭を冷やしてるから」
確かに千代先輩の言う通りである。あの様子では十中八九そうだろう。
「まぁ、二人とも本当にありがとうね。じゃぁ、お休み」
そう言って勢いに呑まれている僕達を残し、千代先輩は去って行った。
潮江先輩が出て行った後、引き摺られたままの状態で千代先輩は左門に問い掛けた。
「もう色々と衝撃過ぎて固まってました」
「……うん、まぁ、あたしが貴方達の立場だったらそうなるね。いやぁ、本当に周りの姿が見えて無かった」
そう言いながら千代先輩は身体を起こす。
「でも!私は止めるかどうか凄く悩みました!」
「よーし、三木!!本当にありがとう!!」
左門の言葉に千代先輩は僕をしっかりと見詰めてそう言った。
「……い、いえ。僕は当然の事をしたまでです」
思わず視線を逸らして答えてしまう。だって、千代先輩ってあんな人だったか?あんな色っぽい表情して、あんな艶っぽい声で喋る人だったか?いや、それなら潮江先輩もいつもと全く以って違った。今まで見た事の無い二人の姿に、動揺を隠せない。
「あ、あの先輩方。何かあったんですか?」
「あー、別に何も無いよ」
佐吉の言葉に千代先輩はヘラヘラと笑いながら答える。あぁ、それだ、その笑顔だ。いつもの千代先輩の表情を見て、僕は胸を撫で下ろす。
「今日は皆上がっていいよ。委員会活動はお終い」
「えっ!?本当ですか!?あっ、潮江先輩は……」
「うん、本当だよ。ちゃんと潮江先輩の許可は取ってるから大丈夫」
団蔵の嬉しそうな言葉に、嘘をペラペラと並べる千代先輩。
「さぁ、とっと長屋に帰りなさい。ノロノロしてると潮江先輩の気も変わっちゃうかもよ?」
その言葉を聞き、慌てた一年生二人は早々に片づけをして長屋へと帰る。
「さて、あたしも今日はゆっくりと寝ようかなぁ。色々あって流石に疲れちゃった」
「え、あっ、あの、委員会は本当に終了ですか?」
「三木は心配性だなぁ、大丈夫だよ。あの様子じゃぁ、潮江先輩は朝まで池で頭を冷やしてるから」
確かに千代先輩の言う通りである。あの様子では十中八九そうだろう。
「まぁ、二人とも本当にありがとうね。じゃぁ、お休み」
そう言って勢いに呑まれている僕達を残し、千代先輩は去って行った。