潮江文次郎
夢小説設定
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その艶やかな唇に無理やり舌をねじ込んで。忍び装束を剥ぎ取って、その豊満な胸を揉みしだこう。あぁ、口を塞いだままだと、こいつの嬌声が聞こえない。だから、首元を舐め上げてやろう。そうすればこいつは俺の名前を呼び、そして喘ぐだろう――――
「――――うわぁぁぁああぁああ!!」
頭の中で考えた事を行動に移そうとした瞬間、耳に劈く絶叫。その絶叫と共に俺の両脇に手が掛けられた。反応するより早く、そのまま後ろに引きずられる。目の前では同様に、ポカンとした千代が床の上を引きずられて遠退いていく。呆然としながらその光景を見ていると、やっと俺は我へと返った。
――――今、俺達の引きずっているのは誰だ?その瞬間、全身の血の気が引いて行く。ここはどこだ?俺達は先程まで何をしていた?
望月の腕を引いているのは左門。俺が振り返れば、そこには泣きそうな顔をしている田村。ここにいたのは俺と望月の二人きりでは無い。室内は静まり返る。いや、二人の絶叫を聞いて飛び起きた一年生がオロオロとしていた。
「あの、すみません!!つい、うとうとしちゃって……」
「僕達、先輩方が頑張っているのに……本当に申し訳ないです!」
「……き、気にするな……」
一年生二人に答える俺の声は掠れていた。
「……頭を冷やしてくる」
それ以外、なんという言葉が適切か。
「……すまん……田村、左門……」
今の俺にはその言葉以外浮かばなかった。
「――――うわぁぁぁああぁああ!!」
頭の中で考えた事を行動に移そうとした瞬間、耳に劈く絶叫。その絶叫と共に俺の両脇に手が掛けられた。反応するより早く、そのまま後ろに引きずられる。目の前では同様に、ポカンとした千代が床の上を引きずられて遠退いていく。呆然としながらその光景を見ていると、やっと俺は我へと返った。
――――今、俺達の引きずっているのは誰だ?その瞬間、全身の血の気が引いて行く。ここはどこだ?俺達は先程まで何をしていた?
望月の腕を引いているのは左門。俺が振り返れば、そこには泣きそうな顔をしている田村。ここにいたのは俺と望月の二人きりでは無い。室内は静まり返る。いや、二人の絶叫を聞いて飛び起きた一年生がオロオロとしていた。
「あの、すみません!!つい、うとうとしちゃって……」
「僕達、先輩方が頑張っているのに……本当に申し訳ないです!」
「……き、気にするな……」
一年生二人に答える俺の声は掠れていた。
「……頭を冷やしてくる」
それ以外、なんという言葉が適切か。
「……すまん……田村、左門……」
今の俺にはその言葉以外浮かばなかった。