潮江文次郎
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背中には強い衝撃。驚きに声は出ないし、身体も反応が出来なかった。右手首は相変わらず握り締められたまま、床へと押し付けられている。身体に伸し掛かる重み、そしてそこから伝わる熱い体温。何が起こったか状況は把握したが、理解は出来ない。
「……随分と大胆な事しますねぇ」
あたしを見下ろす先輩に向かって、笑いながら口を開く。けれど言葉は返ってこない。とりあえず押し退けようと左手を動かそうとした瞬間、その手も強く掴まれて頭の上へと押さえ付けられた。体格差や筋力差も考えて、この状況からは逃げられない。火照る身体と裏腹に、冷めた頭の中でそんな事を考える。
「どうしたんですか……文次郎先輩?」
あたしの言葉に何も言わない先輩。ただ、凄く辛そうな表情をしている。
――――ちょっとやり過ぎたかな。
そこで初めて、状況を理解する。
「こっちは四徹明けで抑えが利かねぇんだよ!!」
荒い呼吸と共に先輩はそう言葉を吐き捨てた。その切羽詰まった言い方が、どんな状況か物語っている。そんな先輩を見ているとぞくぞくっと身体の底から、激しい感情が湧き上がってくる。
――――あぁ、本当に堪らない。
「散々煽りやがって、全部てめぇのせいだからな」
「思った以上に煽り耐性が無さ過ぎですよ」
「煽ってきたお前が言うな、バカタレ」
「……随分と大胆な事しますねぇ」
あたしを見下ろす先輩に向かって、笑いながら口を開く。けれど言葉は返ってこない。とりあえず押し退けようと左手を動かそうとした瞬間、その手も強く掴まれて頭の上へと押さえ付けられた。体格差や筋力差も考えて、この状況からは逃げられない。火照る身体と裏腹に、冷めた頭の中でそんな事を考える。
「どうしたんですか……文次郎先輩?」
あたしの言葉に何も言わない先輩。ただ、凄く辛そうな表情をしている。
――――ちょっとやり過ぎたかな。
そこで初めて、状況を理解する。
「こっちは四徹明けで抑えが利かねぇんだよ!!」
荒い呼吸と共に先輩はそう言葉を吐き捨てた。その切羽詰まった言い方が、どんな状況か物語っている。そんな先輩を見ているとぞくぞくっと身体の底から、激しい感情が湧き上がってくる。
――――あぁ、本当に堪らない。
「散々煽りやがって、全部てめぇのせいだからな」
「思った以上に煽り耐性が無さ過ぎですよ」
「煽ってきたお前が言うな、バカタレ」