食満留三郎
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あたし達に向かって掛けられた声。心臓がキュッと引き締まるような感覚。
「えーっと、雷蔵と勘右衛門の相手が潮江先輩と中在家先輩……つまり俺達の相手は―――」
ダラダラと汗が流れる八。
「おー!私の相手はお前達か!」
八の言葉を遮るように木々の間から飛び出して来たのは七松先輩。
「いやぁ、わりぃな二人とも。小平太を探しに裏山まで行ってたら、遅くなっちまった」
笑いながら言う食満先輩にあたしと八は冷や汗がダラダラ。作戦を何通りか考えていたけど、全てぶち壊された。
「……千代、どうする?」
「お互い手の内がばれてるから一対一でやっても勝てない。二対一で行くしかない」
そんな事を言わなくても、八だって分かってる。けれど今はそんな事でも話してないと平静を保てない。
「一対一に持ち込んで、一人が相手を撒いて、二人で仕掛ける……」
「あの二人相手に出来ると思うか?」
「出来ないと負けるだけ。どっち選ぶ?」
八が何か言いたそうな表情をしたが、深くため息をついた。
「……俺が七松先輩、か」
「まぁ、順当だよね。明日の朝一品奢ってあげるから、頑張って」
「それ、明日俺が飯を食える状態だったらな」
「えーっと、雷蔵と勘右衛門の相手が潮江先輩と中在家先輩……つまり俺達の相手は―――」
ダラダラと汗が流れる八。
「おー!私の相手はお前達か!」
八の言葉を遮るように木々の間から飛び出して来たのは七松先輩。
「いやぁ、わりぃな二人とも。小平太を探しに裏山まで行ってたら、遅くなっちまった」
笑いながら言う食満先輩にあたしと八は冷や汗がダラダラ。作戦を何通りか考えていたけど、全てぶち壊された。
「……千代、どうする?」
「お互い手の内がばれてるから一対一でやっても勝てない。二対一で行くしかない」
そんな事を言わなくても、八だって分かってる。けれど今はそんな事でも話してないと平静を保てない。
「一対一に持ち込んで、一人が相手を撒いて、二人で仕掛ける……」
「あの二人相手に出来ると思うか?」
「出来ないと負けるだけ。どっち選ぶ?」
八が何か言いたそうな表情をしたが、深くため息をついた。
「……俺が七松先輩、か」
「まぁ、順当だよね。明日の朝一品奢ってあげるから、頑張って」
「それ、明日俺が飯を食える状態だったらな」