食満留三郎
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「おっ、結構頑張ってるじゃねぇか」
「うん、そうみたいだね。でも、文次郎達の勝ちだよ」
ずしゃぁっと地面上に投げ飛ばされたのは尾浜と不破。
「……絵巻物は渡さない」
「そもそもちゃんと作戦を立てて来い!五年が六年相手に正面から真っ向勝負仕掛けてきても、勝てる訳ないだろ」
投げ飛ばされた五年生を見下ろすよう言うのは、長次と文次郎。二人の手には得意の得物が握られていた。
「……途中で作戦を立てるのが面倒臭くなったんだろう」
「……はい、すみません」
長次の言葉に雷蔵が素直に答えた。
「忍者たるもの―――おっ!」
説教を始めようとした文次郎がこちらに気付いたようだ。ボロボロになった伊作と仙蔵を見て一瞬驚いた様子だったが、その表情から何かを察したようだ。
「……その、まぁ、災難だったな……留三郎は?」
「俺の所はまだだよ。まぁ、相手は誰か分かったけどな」
疲労困憊の尾浜と不破を見ながら答えた。周りの六年も俺の対戦相手が誰だか最早把握済み。先程から気配を感じていた屋根の上を見る。
「なぁ、とっとと始めようぜ―――竹谷、望月」
「うん、そうみたいだね。でも、文次郎達の勝ちだよ」
ずしゃぁっと地面上に投げ飛ばされたのは尾浜と不破。
「……絵巻物は渡さない」
「そもそもちゃんと作戦を立てて来い!五年が六年相手に正面から真っ向勝負仕掛けてきても、勝てる訳ないだろ」
投げ飛ばされた五年生を見下ろすよう言うのは、長次と文次郎。二人の手には得意の得物が握られていた。
「……途中で作戦を立てるのが面倒臭くなったんだろう」
「……はい、すみません」
長次の言葉に雷蔵が素直に答えた。
「忍者たるもの―――おっ!」
説教を始めようとした文次郎がこちらに気付いたようだ。ボロボロになった伊作と仙蔵を見て一瞬驚いた様子だったが、その表情から何かを察したようだ。
「……その、まぁ、災難だったな……留三郎は?」
「俺の所はまだだよ。まぁ、相手は誰か分かったけどな」
疲労困憊の尾浜と不破を見ながら答えた。周りの六年も俺の対戦相手が誰だか最早把握済み。先程から気配を感じていた屋根の上を見る。
「なぁ、とっとと始めようぜ―――竹谷、望月」