食満留三郎
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「なぁ、千代。俺達ちょっと安直過ぎたな」
「確かに。だってあたし達も組とかバラバラだもんね」
八の言葉にあたしは痛くなる頭を押さえる。 普通に考えれば、それが当たり前である。こっちだって組は関係ない。ならその条件は向こうも同じであると考えるのが普通だ。
「食満先輩は確定として立花先輩、善法寺先輩は違う」
「そうなると残るは、潮江先輩と中在家先輩と七松先輩……」
あたしと八は屋根を飛び越えながら言葉を交わす。
「俺な……七松先輩は勘弁して欲しい」
切実そうな声で言う八。
「あたしは、潮江先輩」
互いの脳裏に浮かぶ最悪な対戦相手。八の場合、七松先輩に大層気に入られているようで、よく遊びに付き合わされているようだ。
「潮江先輩の方がまだマシだよ。あの人の体力とか規格外だぞ!」
切羽詰まった様子の八。どちらかというやんちゃな方である彼を、ここまで追い詰めるとか普段どんな遊びをしてるのか気になる。
「あっ、言っておくけど七松先輩な、この前の合同演習でお前の事気に入ったとか言ってたぞ」
「えっ、ちょっ、その死刑宣告止めて、マジで!」
先日行った合同演習。七松先輩と個人対戦したあたしは、試合に勝って勝負に負けたようなもの。彼の蹴りを受けた左腕はしばらく使い物にならなかったのだから。
「お前も今日から仲間だ―――って、おいっ、アレ!?」
「確かに。だってあたし達も組とかバラバラだもんね」
八の言葉にあたしは痛くなる頭を押さえる。 普通に考えれば、それが当たり前である。こっちだって組は関係ない。ならその条件は向こうも同じであると考えるのが普通だ。
「食満先輩は確定として立花先輩、善法寺先輩は違う」
「そうなると残るは、潮江先輩と中在家先輩と七松先輩……」
あたしと八は屋根を飛び越えながら言葉を交わす。
「俺な……七松先輩は勘弁して欲しい」
切実そうな声で言う八。
「あたしは、潮江先輩」
互いの脳裏に浮かぶ最悪な対戦相手。八の場合、七松先輩に大層気に入られているようで、よく遊びに付き合わされているようだ。
「潮江先輩の方がまだマシだよ。あの人の体力とか規格外だぞ!」
切羽詰まった様子の八。どちらかというやんちゃな方である彼を、ここまで追い詰めるとか普段どんな遊びをしてるのか気になる。
「あっ、言っておくけど七松先輩な、この前の合同演習でお前の事気に入ったとか言ってたぞ」
「えっ、ちょっ、その死刑宣告止めて、マジで!」
先日行った合同演習。七松先輩と個人対戦したあたしは、試合に勝って勝負に負けたようなもの。彼の蹴りを受けた左腕はしばらく使い物にならなかったのだから。
「お前も今日から仲間だ―――って、おいっ、アレ!?」