夜間合同演習
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「兵助、大丈夫か?」
俺は下を見て、そう問いかける。
「あー、大丈夫。それよりまだ?」
俺の言葉に兵助は少し退屈そうに答えた。
「さっき遠吠えがしたから勘右衛門が千代を迎えに行ったはずだ」
「ふーん……でも七松先輩でも毒って効くんだな」
下の方からポツリと聞こえた声に俺は吹き出す。
「確かにあの人は効かなそうな感じするな」
「四十度の熱が出ても走り回ってそうなイメージ?」
「うわ、それ分かるなぁ――――っと、兵助準備しろ」
他愛の無い会話が突然終わりを迎える。 一匹の夜鷹が空へ飛び立ったからだ。俺はゆっくりと旋回する夜鷹の位置をしっかりと確認して、木の上から飛び降りる。
「距離は約一町。方角は大丈夫か?」
「こいつの視線の先だろ?」
兵助の肩に止まっているのは一羽の梟。その視線は暗闇の中、一点を見据えている。
「三郎はこっちの位置を把握しているから、大丈夫だ」
「それじゃぁ、全力で狙うね」
静かな森に、夜鷹の鳴き声が響く。
俺は下を見て、そう問いかける。
「あー、大丈夫。それよりまだ?」
俺の言葉に兵助は少し退屈そうに答えた。
「さっき遠吠えがしたから勘右衛門が千代を迎えに行ったはずだ」
「ふーん……でも七松先輩でも毒って効くんだな」
下の方からポツリと聞こえた声に俺は吹き出す。
「確かにあの人は効かなそうな感じするな」
「四十度の熱が出ても走り回ってそうなイメージ?」
「うわ、それ分かるなぁ――――っと、兵助準備しろ」
他愛の無い会話が突然終わりを迎える。 一匹の夜鷹が空へ飛び立ったからだ。俺はゆっくりと旋回する夜鷹の位置をしっかりと確認して、木の上から飛び降りる。
「距離は約一町。方角は大丈夫か?」
「こいつの視線の先だろ?」
兵助の肩に止まっているのは一羽の梟。その視線は暗闇の中、一点を見据えている。
「三郎はこっちの位置を把握しているから、大丈夫だ」
「それじゃぁ、全力で狙うね」
静かな森に、夜鷹の鳴き声が響く。