夜間合同演習
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丁度、満月が雲に隠れた頃だった。山林の中にぽっかりと開いた場所に辿り着く。
「ここでどうだ?」
「丁度いいと思います。よくこんな場所知ってましたね」
「あぁ、委員会のマラソン最中に見つけたんだ。」
そう言って七松先輩は笑った。
「でも意外だったな。誰か五年生が後を着けてくるかと思ったら、誰も着いて来ない」
「だから言ったじゃないですか、一対一で勝負だって」
その言葉に目をキラキラと輝かす七松先輩。
「お前見かけによらず凄いなぁ。後輩に喧嘩売られたなんか初めてだぞ!」
「いや、あたしも売りたくて売った訳じゃないですよ。これも作戦の一部なんで」
「ほう、どんな作戦なんだ?」
その言葉にあたしはため息を着きながら答える。
「敵に作戦を教える訳ないじゃないですか……あっ、でもやっぱり教えてあげます」
あたしは頭の中で考えた煽り文句を口にする。
「あたしの役割は一対一で六年生を一人倒す事ですよ。実行させてもらいますね、七松先輩」
そう言って腰に携えた忍刀を鞘から抜く。
「やっぱりおもしろいなぁ、望月は。体育委員会に入らないか?」
懐から苦無を二本取り出した七松先輩。
「あたしに勝てたら、いいですよ」
「いやぁ、文次郎に悪い事するな」
辺りは虫の音も聞こえない程、静まり返る。雲に隠れた満月ようやく顔を見せた瞬間、金属音が響き渡る。
「ここでどうだ?」
「丁度いいと思います。よくこんな場所知ってましたね」
「あぁ、委員会のマラソン最中に見つけたんだ。」
そう言って七松先輩は笑った。
「でも意外だったな。誰か五年生が後を着けてくるかと思ったら、誰も着いて来ない」
「だから言ったじゃないですか、一対一で勝負だって」
その言葉に目をキラキラと輝かす七松先輩。
「お前見かけによらず凄いなぁ。後輩に喧嘩売られたなんか初めてだぞ!」
「いや、あたしも売りたくて売った訳じゃないですよ。これも作戦の一部なんで」
「ほう、どんな作戦なんだ?」
その言葉にあたしはため息を着きながら答える。
「敵に作戦を教える訳ないじゃないですか……あっ、でもやっぱり教えてあげます」
あたしは頭の中で考えた煽り文句を口にする。
「あたしの役割は一対一で六年生を一人倒す事ですよ。実行させてもらいますね、七松先輩」
そう言って腰に携えた忍刀を鞘から抜く。
「やっぱりおもしろいなぁ、望月は。体育委員会に入らないか?」
懐から苦無を二本取り出した七松先輩。
「あたしに勝てたら、いいですよ」
「いやぁ、文次郎に悪い事するな」
辺りは虫の音も聞こえない程、静まり返る。雲に隠れた満月ようやく顔を見せた瞬間、金属音が響き渡る。