第3章 砂漠の向日葵

王宮の謁見が終わり、
佐吉達はアカデミー支部を建設場所に来ていた。
佐吉「ここは…!」
ルーウィス「支部を建てるにはというか…」
シェナ「とっっても広い!!」
建設場所はアクアラウス支部の倍…ちょっとしたお屋敷レベルの広さだった。
アイヴィリー「ここに調査隊の支部が…!」
アリア「でも、支部を建てるための資材…持ってきてないよ?」
フィスト「確かに…どうするんだ佐吉?」
佐吉「ああ、実は…」
リサ「マスター、例の物が届きました。」
佐吉「お、ちょうど良い時に来たな…!リサ、頼む。」
リサ「了解、皆様、お下がり下さい。」
ルーウィス「お、おお?」
リサが皆を下がらせると建設場所にレーザーを射出した。
するとレーザーから支部の建物が現れた!
ウィーサ「え、ええ!?」
ヒマリィ「な、何なの!?」
ヴィエトロ「光から建物が…?」
ルーウィス「どんなからくりなんだ、佐吉?」
佐吉「これは調査隊の7番隊が作ったアイテムだ。」
シェナ「7番隊…?」
アカデミー調査隊7番隊…アイテムや武器を開発する部隊で今回の支部建設を簡略化するためあるアイテムを作っていたという。
リサ「このアイテムはとあるPCゲームの様にレーザーで当てた所に登録した物を生成します。」
ヒマリィ「何というか…転送魔法の一種みたいな感じね。」
佐吉「確かに仕組みは似ているかもな…」
リサ「生成完了です。」
皆「おお…!」
生成が完了した建物はしっかりした頑丈な物で
内装も完備されていた。
佐吉「まさかテレポート装置まで組み込まれていたとは…」
リサ「基本的な設計はアカデミーで作られていますから。」
ルーウィス「ま、これで皆をテレポートすることができるな。」
ナイチ「7番隊隊長…涼森真菜美さんでしたね。」
イスティ「まなみんは天才発明家だよー!この前だって遺跡調査用にすんごいアイテムを…」
佐吉達は新しくできた支部に物資を運びこみを始めた。

一方その頃、オアウスギルドでは…
ギルド兵A「な、なんだあのバケモン!?」
ギルド兵B「し、死んだ人が生き返って襲い掛かって…うわあああ!!」
ギルドマスターのダグラスは魑魅魍魎の化け物に苦戦していた。
ダグラス「オアウス全域に屍鬼、死霊か…」
ギルド兵「ダメです、敵の数が多すぎます!」
魔導士A「このままだと内部に侵攻します!」
魔導士B「結界もいつまで持つか…」
ダグラス「くそっ…ただでさえあの雲で戦えるものも少ないってのに…」
???「ほう…お困りのようだな…」
ダグラス「ん?何だお前は…」
???「俺はしがない流浪の刀鍛冶…火具津真だ。」
ギルド兵「火具津真…?ってああ!!!あの、火具津真殿か!?」
ダグラス「知ってるのか?」
ギルド兵「和成之国の伝説、賢人”火具津真”ですよ!」
火具津真「あー…ここでもその肩書きか…あんまりこういうのは慣れん。」
ダグラス「なら、火具津真の旦那、この状況あんたならどうする…?」
火具津真「ああ…なら、魑魅魍魎を片っ端から俺に集めてくれ。ちょうど試し斬りをしようと思っていたからな。」
ダグラス「あ、ああ…ギルドのお前ら!俺の指示に従え!」
ダグラスはギルド兵たちに指示を出し、火具津真はオアウスの南門で仁王立ちしていた。
そして誘導された魑魅魍魎が火具津真目掛けて飛び出してくる…

火具津真「さあ…試し斬りと行こうか…!龍爪刀!」
火具津真は手にした刀を持ち、居合の構えを取る…。
そして…
―日神一刀流その一「飛竜一閃刃」
振り抜いた刀は誘われた屍鬼たちをたった一太刀で両断した。
そしてその衝撃波で周りの植物が揺れ、風が吹き荒れた。

ダグラス「うおお!たった一太刀でこんな!?ありえねえ…」
ギルド兵「これが火具津真殿の…!素晴らしい!」
火具津真「あー刃こぼれか…俺が振ると毎回こうなるな…やはり俺の愛刀は竜閃刀だな…」

流浪の刀鍛冶「火具津真」。彼の一太刀によってオアウスに現れた魑魅魍魎は消滅した。

to be continued...
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