第3章 砂漠の向日葵

リースポーラの魔法道具によって王宮に招かれた佐吉達。
彼女の誘きで佐吉達は王の間に着く。
リースポーラ「パトラ女王!例の者たちを連れてきたぞ!」
佐吉「リースポーラさん…?」
先ほどの会話とは打って変わったリースポーラの口調に佐吉達は驚く。
驚く間も無く王の間から返答があった。
パトラ「おお!さあ、入ってきてくれ!」

―オアウス王宮 王の間
パトラ「ようこそ、オアウスへ!わらわはパトラ。この国の王をしている。」
佐吉「女王様、私達は…」
パトラ「よい、忠助殿から話は聞いておる。というより、今回はわらわから依頼させてもらったのじゃ。」
パトラ「王宮近くにアカデミーの支部を設置すると良い。今回の異変には其方たちの力が必要じゃ。」
佐吉「はっ、ありがとうございます…!」
すんなりとオアウスにアカデミー支部の設置が決まった。目的の1つを果たし、佐吉は女王に異変の状況を聞く。
佐吉「オアウスの異変…現状は?」
パトラ「今分かっているのは…異変の影響、異変の原因場所この2つじゃな。」
パトラ「異変の影響は、この国を覆う暗い雲…その雲から民や動物、植物までもが病気になってしまった…」
パトラ「現代医薬で治せず、魔法でもある程度和らげる程度…根本を叩かなければより病気になる者が増えてしまう…」
そう言うとパトラは両目に涙を浮かべていた。
その姿を察し、リースポーラが話を受け継ぐ。
リースポーラ「ここからは私が話そう。占い師...いや、星見隊隊長"ポラリス·シリウスティ"が、な。」
佐々木「リースポーラさん...?」
いつの間にか衣装を着替えたリースポーラはイタズラっぽく笑いながら説明する。
ポラリス「ああ、すまんすまん。リースポーラというのは占い師の時の名でな。本来の私は、国に起こる災厄を星詠みで探る星見隊の隊長をやっている...というわけだ。」
あまりにも唐突なポラリスの正体に呆気にとられる佐吉達。
ポラリスはそんな彼らを見つめつつ話を続ける。
ポラリス「話がそれてしまったな。異変の大元は、代々オアウス王家が眠る墓...ピラミッドだ。」
イスティ「ピ、ピラミッドですってーっ!?」
ナイチ「イスティさん、落ち着いて!」
突然イスティが叫ぶ。ナイチは興奮気味なイスティを宥める。
ポラリス「あ、ああ。この王墓には過去の家臣から罪人まで等しく眠っていてな。恐らく王家の罪人が何かしらの力で復活、今回の異変を起こした...と我々は見ている。」
家臣から罪人が眠る墓...そこが異変の大元。
ポラリス「ここからがお前達に協力してもらう事だ。ヒマリィ、ヴィエトロ、入れ。」
ポラリスがそう言うと、扉から金髪のツインテールの少女と青髪の神父の様な青年が現れた。
ポラリス「紹介しよう、金髪の少女がヒマリィ、魔法使いだ。」
ヒマリィ「どうも!うちはヒマリィ!魔法少女ヒマリィよ!」
ポラリス「そしてこっちの青髪の青年がヴィエトロ、祓魔師だ。」
ヴィエトロ「はじめまして、ヴィエトロと申します。」
佐吉「ポラリスさん、この2人は?」
ポラリス「今回の異変解決の助っ人兼案内人だ。」
ヒマリィ「この国がめちゃくちゃにされてるんだもん、こんな事する悪いやつはお仕置きしなくちゃ!」
ヴィエトロ「我々はこの砂漠の土地に詳しい。出来るだけ安全なルートでピラミッドに案内するよ。」
軽く自己紹介が済むと、女王が声を掛ける。
パトラ「調査隊、そしてヒマリィ、ヴィエトロ。どうかこの国を救って欲しい...!お主達が頼りなのじゃ!」
新たに現れた2人の助っ人、女王の切なる願い。
調査隊は異変解決のため動き出す...


to be continued...
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